知りませんでした。買わねば。
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若者文化に影響を与えた「ポパイ」が創刊40周年
朝日新聞 2016年6月17日
雑誌「ポパイ」(マガジンハウス)が創刊40周年を迎えた。6月10日発売の最新号には、付録として1976年の創刊号の復刻版がつく。米国西海岸のライフスタイルなどを紹介し、日本の若者文化に大きな影響を与えた「ポパイ」。一時の低迷期を経て原点に返り、近年は部数も復調してきたという。
創刊号では米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)を特集した。学生らのファッションや飲食店の情報、写真が満載。明るい「西海岸」のイメージを打ち出した。
77年に27万部だった部数は、84年には75万部まで伸びた。80年代を席巻し、「渋カジ」の特集は反響を呼んだ。木下孝浩・現編集長(48)自身、「大きな襟の白シャツにドクターマーチンのブーツとか、とにかく影響されました」と振り返る。
ただ2000年以降は勢いを失い、部数も5万部ほどに落ち込んだ。ファッション誌全体が売れず、打開策はブランドのトートバッグなどを付録にするぐらいだった。
木下編集長は「雑誌が流行を生み出すより、流行を追うものになっていた。ネットにない情報はたくさんあるのに、雑誌が中身で勝負できていなかった」。
「ポパイ」は原則的にグッズの付録をやめた。商品をカタログ的に並べず、物の歴史や知識を掘り下げる編集方針にし、部数は10万部以上に回復した。
13日にあった記念のトークイベントでは、創刊スタッフで三代目編集長の石川次郎さん(74)がネットがない時代の海外取材の面白さを披露。木下編集長は当時にならい、事前の下調べよりも現地での出会いを大切にしたと最新号の制作秘話を語った。「10代、20代が見てどう思うかが気になって仕方ない。とにかく若い人に見てもらいたい」(高津祐典、松沢奈々子)
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この手の雑誌をまったく追っかけていなかったので、『ポパイ』がいまでも存続していることに驚いてしまいました。
1976年の創刊号は、センセーションでした。自分で買ったのか、それとも友達から借りて読んだのか。ともあれ、九州の片田舎の中学3年生には憧れの世界がその雑誌にはあったのです。いまの若い人たちにはわかってもらえないでしょうが。
アマゾンに注文することにしました。 40年経って、どんな思いを持つのか。ちょっとタイムマシンに乗る気分です。
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POPEYE(ポパイ) 2016年 7月号 [創刊40周年特大号 別冊付録:創刊号復刻版] |
マガジンハウス |
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