平昌五輪に出場していた日本の女子ジャンプチームが14日に帰国し、選手村の厳しいお風呂事情が取材の中で話題にのぼった。

 羽田空港で大勢の出迎えを受けた日本代表の4選手。その後の取材で「今、一番何がしたいか」と聞かれた伊藤有希(土屋ホーム)が、「温泉に入りたいです」と即答した。

 選手村の宿舎は、ジャンプの4人に、クロスカントリーとモーグルの選手を加えた6人部屋だったという。部屋にバスタブはあったが、肝心のお湯の出が問題だった。「(体が)温まる温度の水が出なかった。だから、まずは温泉に入りたいです」と伊藤。冬は零下30度にもなる北海道下川町育ち。寒さには慣れていても、試合で冷えきった体を温められない環境はこたえたようだ。

 岩渕香里(北野建設)も「シャワーのお湯が長続きしなくて、すぐに水になっちゃうので冷たかった」と振り返った。日本スポーツ振興センター(JSC)が設置する選手支援施設「ハイパフォーマンス・サポートセンター」の浴槽につかってしのいでいたことを明かし、「みんながお湯を使う時間は、足りなくなっちゃうのかな」と苦笑いしていた。(波戸健一)

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6人部屋というだけでも「いまどき?」と唖然とするのに、暖かいお風呂もシャワーも浴びれないような選手村だとは、まったくもって選手ファーストの施設ではありません。

JOCは、こういうひどい施設であることを事前に察知していなかったのでしょうか。あきれます。

このあたり、韓国側のお粗末さもありますが、JOCの対応のまずさも指摘されてよいでしょう。いまからでも、まともな宿泊施設を見つけて、選手をそこに移し、快適な生活の中で試合準備をさせるべきです。