1981年に東京・中野の風呂なし3畳のアパートで一人暮らしを始めて以来、いまでも銭湯にはお世話になっています。月に5、6回は行くでしょうか。ゴウ先生、趣味というほどではありませんが、銭湯めぐりを時々おこなうからです。
脂肪燃焼のための有酸素運動としてジョギングやウォーキングをした後、その近辺にある銭湯で汗を流します。平日の夕方営業開始したばかりのきれいなお風呂に入るのは、最高の気分です。
その銭湯が減っている現状には、実に寂しいものを感じます。どうにかならんものかと思うのです。
そして、今回東京の入湯料の値上げが決まりました。仕方ないかもしれませんが、ちょっと待てとも思います。
内風呂をもたず、銭湯に依存している人が現在もいるのは、紛れもない事実。たまに入るために払う430円はそれほど高いとは思いませんが、毎日入るとすると、月に1万円以上になるのです。そう考えると、決して安くはありません。
銭湯には潰れてほしくないし、入湯料も安くあってほしい。難しい話です。
**********
都内の銭湯1000軒割る…客離れに原油高追い打ち
かつては「庶民の社交場」だった東京都内の銭湯が今月、1000軒を割り込んだ。客離れと後継者不足に加え、このところの急激な原油高騰で廃業に追い込まれたところもあり、ピーク時と比べると3分の1ほどに減った。
都の公衆浴場対策協議会は10日、6年ぶりに入浴料を引き上げて大人430円にすることを決めたが、経営環境の厳しさは変わらない。
都内の銭湯は昨年末の時点で1025軒あったが、今月8日に杉並区成田東の「吉の湯」が廃業届を出し、999軒になった。
「都公衆浴場商業協同組合」によると、今月中にさらに江戸川区内の銭湯も廃業する予定といい、減少に歯止めがかかる気配はない。
都内の銭湯は、1968年の2687軒が最も多かった。住宅街の銭湯は学生や若い夫婦らで深夜までにぎわい、フォークソング「神田川」の舞台にもなった。
しかし、平成に入ってからは露天風呂や薬草風呂などを備えた「スーパー銭湯」が次々出店するのを尻目に、昔ながらの銭湯は姿を消してきた。
「一人暮らしの高齢者が集う場を守ろう」と渋谷区が経営難に陥った銭湯を買い取ったり、文京区が年額18万円を上限に燃料費の補助を始めたりするなど、自治体が手を差し伸べる動きも出ている。
こうした中、追い打ちをかけたのが、大半の銭湯で湯を沸かすために使っている重油の高騰だ。
3年前は1キロ・リットル当たり3万5000円~4万1000円だった重油価格は現在約7万円で、毎月の燃料費が約15万円から30万円以上に上がったところもあるという。
入浴料の値上げは2000年5月以来で、大人は400円から430円になる。
都知事の決定を受け、近く新料金が実施される見通しだが、現在でも神奈川県と並び日本一高かっただけに、経営者からは「値上げで一息つければいいが、逆に客離れが加速するのではないか」と心配する声も出ている。
少しでも銭湯ファンのすそ野を広げたいという思惑もあり、今回は中学生以下の料金は据え置かれた。
また、来月1日からは都内すべての銭湯で全面禁煙に踏み切る。同組合は「利用者からも要望も多かったし、健康増進をPRもできる」と話している。
(2006年5月11日3時3分 読売新聞)
**********
昔の銭湯と比べれば、いまの銭湯の設備はだいぶよくなりました。430円でもよいかなと思うところもあります。しかし、これで430円は高いだろうというところもあるのです。
せめて「いらっしゃいませ」と「ありがとうございます」くらい笑顔でほしいと願う場合もままあります。
30円分のちょっとしたサービス向上を目指してほしいなあと願います。
ただし、来月からの完全禁煙の実施は、遅すぎた感はありますが、嬉しい限りです。一度自宅の近所の銭湯に子供たちを連れて行ったら、待合室は煙モクモク。風呂を上がったら一目散に逃げ出した記憶があります。
ちょっとした心配りで、客足が戻ったり逃げたりするのが、客商売。銭湯経営者の皆さん、よろしくお願いします。
そして、ぜひ銭湯を利用して潰さないようにしていきましょう。だって、大きなお風呂に入るのは楽しいのですから。
脂肪燃焼のための有酸素運動としてジョギングやウォーキングをした後、その近辺にある銭湯で汗を流します。平日の夕方営業開始したばかりのきれいなお風呂に入るのは、最高の気分です。
その銭湯が減っている現状には、実に寂しいものを感じます。どうにかならんものかと思うのです。
そして、今回東京の入湯料の値上げが決まりました。仕方ないかもしれませんが、ちょっと待てとも思います。
内風呂をもたず、銭湯に依存している人が現在もいるのは、紛れもない事実。たまに入るために払う430円はそれほど高いとは思いませんが、毎日入るとすると、月に1万円以上になるのです。そう考えると、決して安くはありません。
銭湯には潰れてほしくないし、入湯料も安くあってほしい。難しい話です。
**********
都内の銭湯1000軒割る…客離れに原油高追い打ち
かつては「庶民の社交場」だった東京都内の銭湯が今月、1000軒を割り込んだ。客離れと後継者不足に加え、このところの急激な原油高騰で廃業に追い込まれたところもあり、ピーク時と比べると3分の1ほどに減った。
都の公衆浴場対策協議会は10日、6年ぶりに入浴料を引き上げて大人430円にすることを決めたが、経営環境の厳しさは変わらない。
都内の銭湯は昨年末の時点で1025軒あったが、今月8日に杉並区成田東の「吉の湯」が廃業届を出し、999軒になった。
「都公衆浴場商業協同組合」によると、今月中にさらに江戸川区内の銭湯も廃業する予定といい、減少に歯止めがかかる気配はない。
都内の銭湯は、1968年の2687軒が最も多かった。住宅街の銭湯は学生や若い夫婦らで深夜までにぎわい、フォークソング「神田川」の舞台にもなった。
しかし、平成に入ってからは露天風呂や薬草風呂などを備えた「スーパー銭湯」が次々出店するのを尻目に、昔ながらの銭湯は姿を消してきた。
「一人暮らしの高齢者が集う場を守ろう」と渋谷区が経営難に陥った銭湯を買い取ったり、文京区が年額18万円を上限に燃料費の補助を始めたりするなど、自治体が手を差し伸べる動きも出ている。
こうした中、追い打ちをかけたのが、大半の銭湯で湯を沸かすために使っている重油の高騰だ。
3年前は1キロ・リットル当たり3万5000円~4万1000円だった重油価格は現在約7万円で、毎月の燃料費が約15万円から30万円以上に上がったところもあるという。
入浴料の値上げは2000年5月以来で、大人は400円から430円になる。
都知事の決定を受け、近く新料金が実施される見通しだが、現在でも神奈川県と並び日本一高かっただけに、経営者からは「値上げで一息つければいいが、逆に客離れが加速するのではないか」と心配する声も出ている。
少しでも銭湯ファンのすそ野を広げたいという思惑もあり、今回は中学生以下の料金は据え置かれた。
また、来月1日からは都内すべての銭湯で全面禁煙に踏み切る。同組合は「利用者からも要望も多かったし、健康増進をPRもできる」と話している。
(2006年5月11日3時3分 読売新聞)
**********
昔の銭湯と比べれば、いまの銭湯の設備はだいぶよくなりました。430円でもよいかなと思うところもあります。しかし、これで430円は高いだろうというところもあるのです。
せめて「いらっしゃいませ」と「ありがとうございます」くらい笑顔でほしいと願う場合もままあります。
30円分のちょっとしたサービス向上を目指してほしいなあと願います。
ただし、来月からの完全禁煙の実施は、遅すぎた感はありますが、嬉しい限りです。一度自宅の近所の銭湯に子供たちを連れて行ったら、待合室は煙モクモク。風呂を上がったら一目散に逃げ出した記憶があります。
ちょっとした心配りで、客足が戻ったり逃げたりするのが、客商売。銭湯経営者の皆さん、よろしくお願いします。
そして、ぜひ銭湯を利用して潰さないようにしていきましょう。だって、大きなお風呂に入るのは楽しいのですから。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます