これは、頭の片隅に置いておくべき世界の現実です。
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使用人、世界に5200万人=3割は労働法の保護なし―ILO報告(時事通信) - goo ニュース
2013年1月12日(土)15:20
【ニューヨーク時事】国際労働機関(ILO) は、個人宅に雇われて調理や洗濯などをこなす使用人の就労状況に関する報告書をまとめ、このほど公表した。2010年現在、全世界で女性を中心に推計約 5260万人の使用人がおり、そのうち3割近い約1570万人は労働関連法の枠外に置かれ、極端な低賃金や長時間労働を強いられているという。
推計値は118カ国・地域の公式統計などを基にした。使用人の数は1995年時点と比べて約58%増と大幅に増えた。全体の83%は女性で、全世 界の女性の雇用の3.5%に相当する。使用人が特に多いのはアジア・太平洋、中南米の両地域で、それぞれ全体の41%と37%を占めている。
一方、使用人の過半数は週の勤務時間に労働関連法による制限がなく、約45%は週休を取る権利も認められていない。雇用主から性暴力を含む肉体的、精神的虐待を受けることもある。
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「ばあや」とか「お手伝いさん」とか「執事」とか呼ばれながらも、大変な仕事です。バットマンことブルース・ウェインの執事アルフレッドのように大切にしてもらえることはめったにないのです。
しかも、女性の場合、開発途上国の場合職業の選択がかなわずに使用人になっているケースもいまだ多そうです。状況が急に変わることは難しいかもしれませんが、少なくともこれだけの数の使用人が苦しい思いをしているということを知っておくべきです。
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