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地球の周りを60万個の宇宙ゴミが回っている

2013年01月14日 08時10分00秒 | 時事放談: 海外編

今日いちばん面白いと思った記事。地球上だけでなく、宇宙もゴミだらけという笑えない話です。

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宇宙ごみ増加の一途、国際宇宙ステーションに衝突の恐れ (産経新聞) - goo ニュース

2013年1月13日(日)20:11

 地球の周りを飛び回る「宇宙ごみ」が国際宇宙ステーション(ISS)に衝突する恐れのある事態が相次いでいる。人類が生んだ厄介者は増加の一途 で、宇宙開発のリスクを高めている。今年は日本人初のISS船長を務める若田光一さん(49)が出発するが、ごみ問題の解決策は見つかっていない。(草下 健夫)

 ■60万個

 米航空宇宙局(NASA)は昨年9月、ロシアの人工衛星とインドのロケットの破片がISSに衝突する恐れが高まったと発表。1カ月後には、軌道投入に失敗したロシアの衛星が衝突する恐れが指摘された。

 ISSには当時、星出(ほしで)彰彦さん(44)が滞在中だった。いずれも危険は低いと分かったが、ごみが大きな脅威となっている現実を突き付けた。

 宇宙ごみは故障や寿命などで不用になった人工衛星の残骸や破片。高度約800キロ付近を中心に周回し、1センチ以上のごみは約60万個に及ぶ。弾 丸よりはるかに速い毎秒約8キロで飛び、小さな破片でも衛星などに衝突すると破壊力は大きい。ISSでは最悪の場合、飛行士の命が脅かされる。

 宇宙ごみは1996年にフランスの衛星が被害を受けてから問題化。2007年に中国の衛星破壊実験で約3千個のごみが発生し、09年には米露の衛星が衝突して約2千個が散乱、深刻度が一気に増した。

 人類が半世紀前に衛星を打ち上げてから増え続ける宇宙ごみ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の柳沢俊史主任研究員は「ロケットの残骸が衝突して 爆発し、さらに数百から数千個のごみを生む事態が起きつつあるともいわれる」。衝突が新たな衝突を招く悪循環に陥る危惧もある。

 ■緊急帰還も

 衝突回避策の基本は地上からの観測だ。米軍は10センチより大きいごみをレーダーなどで監視。ISSはこのデータを活用し、72時間以内にごみが 数キロ以内に接近する場合は警報が出る。さらに24時間以内に衝突する確率が高い場合は補給船のエンジンを使って軌道を変更し、衝突を回避する。

 軌道変更が間に合わない場合、飛行士は係留中のソユーズ宇宙船に移り緊急帰還に備える。一昨年6月には、古川聡さん(48)らが実際にソユーズに退避し緊迫する場面があった。

 JAXAきぼう利用推進室の金子豊副室長は「ISSは半年から1年に1回、回避の軌道変更をしてきたが、衝突で損傷したケースはないようだ」と話す。

 ただ、米軍の監視網は10センチ以下のごみは観測できない。ISSは1センチより小さいごみなら衝突しても耐える強度があるが、問題は観測で事前に回避できず、衝突すると損傷の恐れがある1~10センチの中間サイズだ。

 衝突でISSに穴があき空気漏れが起きた場合、飛行士は安全な棟に避難するが、最悪の場合、ISSから緊急帰還する。中間サイズのごみは推定50万個以上ありリスクは小さくない。

 今年の年末から4度目の宇宙へ出発し、ISS船長の重責を担う若田さんにとって、宇宙ごみへの対応は気を抜けない。船長は安全管理の責任者のため、ごみの衝突などで緊急事態が発生した場合、適切な指揮をとらなくてはならない。

 ■掃除役の衛星も

 ごみを減らすことはできるのか。JAXAが対策の目玉として研究するのは“お掃除衛星”ともいえる宇宙ごみ除去衛星だ。

 ごみに近づき針金を取り付け、針金に電気を流すと、地球の磁場で減速させる力が生まれ、ごみは大気圏に突入し燃え尽きる。低コストの手法として国 際的に注目されているという。ただ、運用中の衛星も除去可能なため「宇宙兵器にもなる」との指摘もあり、実用化には国際的な合意が求められそうだ。

  宇宙ごみを発生させた責任を問う国際的な取り決めはない。国連宇宙空間平和利用委員会は2007年、宇宙ごみの低減に関するガイドラインを採択したが、発生を抑えるよう各国に努力を促す内容にとどまっており、対策強化に向けた検討が進んでいる。

 宇宙政策に詳しい北海道大の鈴木一人(かずと)教授によると、衛星などに宇宙ごみが衝突し、ごみの発生者に損害賠償請求した訴訟は前例がない。訴訟そのものは可能だが、観測精度の点から原因を立証できるか議論の余地があるという。

 鈴木教授は「宇宙ごみによる損害を避けるには、各国の観測強化と情報共有が不可欠。軍事衛星など公表できない機微な情報に配慮しながら連携する態勢づくりがカギになる」と話している。

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夢があるような、ないような。でも、これから先、この「宇宙ゴミ」はどんどん増えていくのでしょうから、早急な対策が絶対に必要です。

ですが、ネックとなりそうなのが、これまた中国の台頭。あの国がどんどん宇宙ゴミを作り出していくはず。鬱陶しい話ですが、中国国内がゴミだらけで公害だらけでも構いませんが、他国や宇宙を汚されてはかなわない。どうにかしないといけません。


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