カメラマンの執念が伝わる写真です。
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米カリフォルニア州モントレーベイで、ザトウクジラの口にくわえられたアシカ。チェース・デッカーさん提供(2019年7月30日提供)。(c)AFP PHOTO / CHASE DEKKER
【AFP=時事】ザトウクジラの口にくわえられるアシカを捉えた驚くべき写真が22日、 野生動物カメラマンのチェース・デッカーさんによって撮影された。
海洋生物学者でもあるデッカーさんは、「一生に一度」の瞬間を捉えたのは、カリフォルニア州モントレーベイでのホエールウオッチングクルーズ中だった。
インタビューとインスタグラムへの投稿での回想によると、デッカーさんは、ザトウクジラの群れが餌の奪い合いをしているのに気付いた。クジラたちはアンチョビ(カタクチイワシ)をむさぼる中、不運なアシカ1頭が逃げ遅れ、とうとうクジラにくわえられてしまった。
デッカーさんはすぐさま愛用のカメラを取り出し、信じられない瞬間を写真に収め始めたという。
「二度とお目にかかれないかもしれない瞬間を撮影できたことで、有頂天だった」とデッカーさん。
クジラが口を閉じることはなかったので安心してほしい、とデッカーさんは言う。アシカは大きく動揺していただろうが、どうにか泳いで逃げることに成功した。
デッカーさんはインスタグラムで、大魚にのみ込まれた後に吐き出された旧約聖書のヨナを引き合いに出し、「あのアシカはまさに『ヨナの体験』をした」と語っている。 【翻訳編集】AFPBB News
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ほしい映像を求めて、何時間も何日も何か月も何年も粘っていると、こういう僥倖が訪れるのでしょう。見習わないといけません。粘り強いカメラマン精神に拍手です。
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