いやあ、夢のようなファトスタチン。実用化が待たれます。
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メタボ特効薬?化合物発見…過食マウスの体重抑制(読売新聞) - goo ニュース
2009年8月28日(金)05:35
脂肪の合成を妨げ、過食による体重増加を抑える化合物を、京都大と東京大などの研究チームが発見した。
メタボリック症候群を改善させる薬の開発につながる成果。28日、米専門誌に発表する。
京大物質―細胞統合システム拠点の上杉 志成 ( もとなり ) 教授らは、同大学にある約3万種類の化合物の特性を調べるなかで、培養した細胞内で脂肪の蓄積を阻害する物質を発見。「ファトスタチン」と名付けた。
遺伝子操作で食欲を抑えられないようにした肥満マウスは、体重が約1か月で25グラムから36グラムに急増し高血糖や脂肪肝になったが、ファトスタチンを注射した肥満マウスは、1か月間餌を食べ続けても体重が32グラムに抑えられ、血糖値も正常だった。肝臓などの細胞内で、脂肪が合成されるのに不可欠なたんぱく質に結合し、働きを抑えているらしい。
いっぱい食べても脂肪抑える化合物発見 京大教授ら (朝日新聞)
2009年8月28日5時40分
京都大の上杉志成(もとなり)教授(ケミカルバイオロジー)らは、細胞内で脂肪の合成を抑える化合物を発見した。過食で肥満になるマウスにこの化合物を与えたところ、体重の増加や血糖値の上昇を抑え、脂肪肝になるのを防いだ。糖尿病や脂肪肝などの治療薬の開発につながる可能性がある。28日付米専門誌に発表する。
上杉教授らは、米ベイラー医科大、東京大と共同で、がんを抑える作用があるとされていた化合物の働きを詳しく調べた。この化合物を細胞にかけると、働きが落ちる遺伝子が多数あり、その多くが脂肪合成にかかわることに注目。食欲が減退せず肥満になるような遺伝子異常のあるマウスに4週間、この化合物を注射した。
その結果、えさを同じだけ食べても、注射をしなかったマウスに比べて体重は12%少なく、血糖値は70%低かった。注射をしないマウスは脂肪肝になるが、このマウスの肝臓は正常だった。
この化合物をファトスタチンと命名。細胞には糖から脂肪を合成する際に必要な多数の遺伝子のスイッチを入れる「親玉遺伝子」があり、ファトスタチンはこの親玉遺伝子の働きを阻害することがわかった。
「肥満になる過程でファトスタチンの効果をみたが、肥満になった後にも効果があるかどうか調べたい」と上杉教授は話している。(瀬川茂子)
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日々メタボリック・シンドロームと闘うゴウ先生、ファトスタチンさえあれば、怖いものはありません。でも、油断して食べ過ぎると、別の病気が発症したりして。
新薬として発売されるのは先のことでしょうし、まずは節食・運動でがんばらないといけません。
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メタボ特効薬?化合物発見…過食マウスの体重抑制(読売新聞) - goo ニュース
2009年8月28日(金)05:35
脂肪の合成を妨げ、過食による体重増加を抑える化合物を、京都大と東京大などの研究チームが発見した。
メタボリック症候群を改善させる薬の開発につながる成果。28日、米専門誌に発表する。
京大物質―細胞統合システム拠点の上杉 志成 ( もとなり ) 教授らは、同大学にある約3万種類の化合物の特性を調べるなかで、培養した細胞内で脂肪の蓄積を阻害する物質を発見。「ファトスタチン」と名付けた。
遺伝子操作で食欲を抑えられないようにした肥満マウスは、体重が約1か月で25グラムから36グラムに急増し高血糖や脂肪肝になったが、ファトスタチンを注射した肥満マウスは、1か月間餌を食べ続けても体重が32グラムに抑えられ、血糖値も正常だった。肝臓などの細胞内で、脂肪が合成されるのに不可欠なたんぱく質に結合し、働きを抑えているらしい。
いっぱい食べても脂肪抑える化合物発見 京大教授ら (朝日新聞)
2009年8月28日5時40分
京都大の上杉志成(もとなり)教授(ケミカルバイオロジー)らは、細胞内で脂肪の合成を抑える化合物を発見した。過食で肥満になるマウスにこの化合物を与えたところ、体重の増加や血糖値の上昇を抑え、脂肪肝になるのを防いだ。糖尿病や脂肪肝などの治療薬の開発につながる可能性がある。28日付米専門誌に発表する。
上杉教授らは、米ベイラー医科大、東京大と共同で、がんを抑える作用があるとされていた化合物の働きを詳しく調べた。この化合物を細胞にかけると、働きが落ちる遺伝子が多数あり、その多くが脂肪合成にかかわることに注目。食欲が減退せず肥満になるような遺伝子異常のあるマウスに4週間、この化合物を注射した。
その結果、えさを同じだけ食べても、注射をしなかったマウスに比べて体重は12%少なく、血糖値は70%低かった。注射をしないマウスは脂肪肝になるが、このマウスの肝臓は正常だった。
この化合物をファトスタチンと命名。細胞には糖から脂肪を合成する際に必要な多数の遺伝子のスイッチを入れる「親玉遺伝子」があり、ファトスタチンはこの親玉遺伝子の働きを阻害することがわかった。
「肥満になる過程でファトスタチンの効果をみたが、肥満になった後にも効果があるかどうか調べたい」と上杉教授は話している。(瀬川茂子)
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日々メタボリック・シンドロームと闘うゴウ先生、ファトスタチンさえあれば、怖いものはありません。でも、油断して食べ過ぎると、別の病気が発症したりして。
新薬として発売されるのは先のことでしょうし、まずは節食・運動でがんばらないといけません。
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