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靖国神社のみたままつり、心ある人の参拝を請う

2015年07月15日 02時27分18秒 | 時事放談: 国内編

昨日の午後3時に、毎年出かけている靖国神社のみたままつりに行ってきました。今年は露店の出店が禁止され、閑散としています。おかげで非常に清々しい参拝ができたのは事実ですが、あまりに寂しすぎます。

露店出店を禁止した理由を、朝日が書いています。

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靖国みたままつり、露店が消えた 若者らトラブル急増
朝日新聞 2015年7月14日11時41分

 夏祭りを彩る露店を取りやめる動きが、靖国神社など首都圏の神社で出ている。原因の一つが、若者が起こすけんかや騒動。神社側は「参拝して楽しむ本来の祭りに」と理解を求めるが、若者からは「露店がなければ行かない」との声も上がる。

 「境内での酒宴を禁止します」。東京・九段の靖国神社で13日に始まった「みたままつり」では、こんなポスターが掲示された。露店がなくなり、神社の入り口まで隙間がないほどだったという昨年までの人出とは様変わりだ。

 みたままつりは、1947年から戦没者の慰霊を目的に始まった3万を超すちょうちんが掲げられ、外苑(がいえん)参道には例年、飲食店のほか射的など約200店の露店が出店。東京の夏を代表する祭りの一つだ。

 神社が露店の出店中止を公表したのは6月。もちろん、初めてのことだ。例年、祭りの期間中は約30万人が訪れるが、ここ5年ほどは若者が急増した。祭り後も近くの公園で騒いだり、道端にごみを捨てたりする人も現れ、近隣からの苦情が増えたという。

 麴町署によると、昨年はちょうちんを壊すなどの器物損壊やけんかなどのトラブルが11件。16歳の少年が飲酒後に倒れ、救急搬送された例もあった。一昨年には少年(15)が駐車場で消火器2本を噴射するトラブルで出動したという。神社の広報担当者は「終了を30分早めたり警備員を増やしたりしたが、状況が改善しないため非常に残念だが露店をやめた」と説明する。

 若者の動向を調査している博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平さん(38)によると、若者が増えたのは他の大きな祭りより時期が早く、夏の先取り感がある、といった理由があるという。「同窓会のような場所と捉えられている」と分析する。

 一般の参拝者たちはどう考えているのか。

 神社を訪れた70代の男性は「みたままつりは慰霊のための特別なもの。大騒ぎをするような場ではないはず」。昨年まで来ていたという女子中学生(15)は「露店がないなら今年は行かない。私は騒いだり迷惑をかけたりしていないので悲しい」と話す。

 露店の取りまとめ役をしていた男性(44)は「ここ5年で売り上げは大きく伸びており、影響は大きい」とする一方、「マナーが向上すれば、来年は出店できるのでは」と期待した。(遠藤雄司)

■ストリートファイト、見物人も

 横浜市戸塚区の八坂神社の夏祭りでも、250の露店がほぼ姿を消した

 例年、祭礼は7日から始まり、おしろいに紅をひき、島田まげや姉さんかぶりの女装で決めた男衆が歌い踊り、護符をまく14日の奇祭「お札まき」で最高潮を迎える。JR戸塚駅から約1キロにわたって続く沿道や路地裏に露店が並び、2万人の人出があった。

 しかし今年は地元の商店街が模擬店など、約30店を用意しただけだという。

 戸塚署によると、2008年ごろから毎年、7月14日深夜に酒に酔った若者が暴れるようになり、10年ごろにはけんか目的で集まった若者らによる「ストリートファイト」が近くの空き地で繰り広げられた。機動隊まで出動したが、騒ぎは収まらなかった。「戸塚祭りはけんか祭り」。若者の間で、そう呼ばれるようになった。

 騒ぎ見たさに100人以上の「ギャラリー」まで集まり、昨年14~15日の署への通報や苦情は20件近くあった。狭い路地裏に客が流れ込み、身動きが取れない状態にもなった。戸塚署は今年5月末、事故の恐れもあるとして、露店の出店場所を分散させる案を出し、店の数の削減も求めた。

 しかし、露天商らでつくる「横浜イベント商業協同組合」は強く反発。宮内清治理事長は「生活がかかっている。直前の大幅な変更で組合内での調整がつかなかった」と、出店を見送った理由を話した。

 インターネット上では露店が出ないという情報が広がり、「歴史があるから普段通りやってほしかった」「屋台が出ないと夏が始まらない」といった声が上がっている。(永田大)

■排除で解決しない

 《露店商いについての著書がある厚(あつ)香苗・立教大講師(民俗学)の話》都市部の祭りには、氏子ではない人も多く集まる。儀礼ではなく、露店を楽しみに集まり、その結果、祝祭的な空間が形成されている。露店は祭りの重要な一要素だ。若者が祭りで暴れて問題になることは、露店の有無にかかわらず昔からよくあり、露店を排除すれば解決するとは思えない。ただ、花火大会に見物客が殺到して多数の死傷者が出た兵庫県明石市の歩道橋事故などもあった。露天商も配置を考えるなど、関係者が歩み寄ることが必要だろう。

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祖国のために犠牲になった英霊の方々を慰霊するのが、みたままつりです。お祭り気分ではなく、英霊の方々に感謝する人たちに行ってもらいたいと思います。その意味で、露店が出なくなると、これだけ人出が少なくなる現状に、大衝撃を受けた貧乏英語塾長でした。ぜひとも、この国の現状を憂う有意の人に参拝してもらいたいものです。

みたままつりは、16日までやっています。

公式サイト:http://www.yasukuni.or.jp/schedule/mitama.html

合掌。


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