井山裕太四冠、強し。王座を奪い取って、五冠達成です。
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囲碁の井山名人、再び五冠に 王座を奪還
朝日新聞 2015年11月19日18時11分
囲碁の第63期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第3局は19日、神戸市で打たれ、前王座の挑戦者・井山裕太名人(26)=棋聖、本因坊、碁聖をあわせ四冠=が村川大介王座(24)に135手までで黒番中押し勝ちし、3連勝でタイトルを奪還した。井山は11カ月ぶりに四冠から五冠へ復帰した。村川の王座初防衛はならなかった。
井山は苦戦の続いた第1局をものにして勢いに乗り、村川から王座を奪い返した。王座獲得は2期ぶり3回目となる。もっか絶好調で、今年7月下旬から負け知らず。この勝利で公式戦の連勝を23にのばした。
昨年秋まで史上最多の六冠を保持していた井山は同年12月、王座と天元を立て続けに失い、四冠に後退していた。高尾紳路天元(39)への雪辱戦となる天元戦五番勝負も進行中で、現在井山の2勝0敗。25日に第3局がある。
七大タイトル戦史上、六冠達成は井山ただ一人。五冠になったのも井山と張栩九段(35)しかいない。
囲碁、挑戦者井山が王座奪還 村川破り5冠復帰
西日本新聞 2015年11月19日18時20分 (更新 11月19日 20時09分)
囲碁の第63期王座戦5番勝負の第3局は19日、神戸市で打たれ、挑戦者の井山裕太碁聖(26)が135手で村川大介王座(24)に黒番中押し勝ちし、3連勝で2期ぶり通算3期目の王座を獲得した。
井山新王座は昨年末、王座、天元を失冠したが、これで棋聖、名人、本因坊、碁聖と合わせて5冠に復帰。現在、天元戦5番勝負で高尾紳路天元(39)に2連勝、十段戦本戦で準決勝に進出しており、来年にも全七冠独占の可能性がある。
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名人戦・王座戦・天元戦と3つのタイトル戦を無傷で勝ち抜いての五冠復帰。23連勝という数字にものすごい価値を発見してしまいます。だれが何といおうが、いま現在、ダントツの強さです。
この調子なら、天元も25日に奪還しそうに思えます。そうなると、十段戦であと準決勝・決勝と勝ちぬいて、挑戦者になり、年明けから始まる棋聖戦で山下敬吾九段を倒して防衛し、その後の十段戦で伊田篤史十段を破ると、夢の七冠達成となります。
非常に難しい偉業ですが、いまの井山五冠なら、それもできそう。日本囲碁史に新しい1ページが書き加えられそうな予感がしてなりません。
がんばれ、井山五冠!
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