行政がここまでやるべきなのか、疑問も覚えますが……。
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子どもの受動喫煙、尿検査で可視化へ 千葉市若葉区で
朝日新聞 2019年9月3日03時00分
他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙の問題で千葉市は2日、若葉区の小学4年生を対象に尿に含まれるニコチン代謝物や親が家庭で喫煙する場所を調べるモデル事業を実施すると、発表した。受動喫煙の状況を可視化することによって、子どもをたばこの煙の被害から守ろうという取り組みで「将来的には全市域へ拡大したい」と話す。
市健康支援課によると、若葉区の小学4年生1104人を対象に、保護者の同意を得て尿を採取し、ニコチンが分解されてできる代謝物「コチニン」が含まれる量を調べる。保護者には、喫煙するかどうか、家庭で喫煙する場所、例えば居間、ベランダ、乗用車内などをアンケートする。
子どもの検査結果は保護者に知らせ、特にコチニンの濃度が高い場合は、禁煙や子どもの前では吸わないなど、喫煙習慣を改めてもらうよう促す狙いがある。
子どもの4カ月健診で訪れた両親を対象に毎年実施している喫煙アンケートでは、2017年度の喫煙率は市全体で父親26・2%、母親2・4%だった。だが、若葉区は父親36・6%、母親4・6%で共に市内6区で最も高く、父親で最低の中央区(19・1%)、母親で最低の美浜区(1・1%)の約2~4倍あった。
市はモデル事業に必要な尿検査代など1千万円を含む補正予算案を6日開会の市議会定例会に提案。可決されれば10月にも保護者へアンケートし、尿検査への同意も得る。11月に尿検査を実施し、来年2月に保護者に結果を知らせ、子どもたちにもたばこの煙の害から身を守る学習の機会を設ける予定だ。(寺崎省子)
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受動喫煙被害は、絶対に最小にすべきです。しかし、離煙派の貧乏英語塾長でも、ここまでやるのはやりすぎという気もします。
とはいえ、千葉市の試みがどのような結果を生み出すかは、興味津々。来年2月以降、若葉区がどうなっているか見ものです。
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