恐るべき24歳。あっさりと「大三冠」を達成してしまいました。
**********
井山棋聖、名人位を獲得…史上2人目「大三冠」(読売新聞) - goo ニュース
2013年10月18日(金)01:11
囲碁の第38期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)、山下敬吾名人(35)と挑戦者、井山裕太棋聖(24)の第5局は16、17日、甲府市で行われ、258手までで井山棋聖が先番4目半勝ちし、シリーズ4勝1敗で名人位を獲得した。
これで本因坊、天元、王座、碁聖とあわせて六冠に復帰。さらに棋聖、名人、本因坊の3大タイトルを独占する「大三冠」となった。大三冠は趙治勲二十五世本因坊(57)に続き、史上2人目。
7大タイトルで残すのは、今年4月、結城聡十段に奪われた十段のみ。十段戦は挑戦者決定トーナメントが進行中で、井山新名人はベスト8に進出して いる。防衛戦を戦いながら、史上初の七冠制覇をめざすことになる。井山新名人は「気の遠くなるような目標。目の前のことに集中していきたい」と語った。
井山が再び6冠に―囲碁=名人位奪取で大三冠も達成(時事通信) - goo ニュース
2013年10月17日(木)21:16
囲碁の井山裕太5冠(24)=本因坊、天元、王座、碁聖、棋聖=が山下敬吾名人(35)に挑む第38期名人戦7番勝負の第5局が16日から甲府市 の常磐ホテルで打たれ、17日午後8時3分、黒番の井山が258手で4目半勝ちし、4勝1敗で3期ぶりの名人位を獲得、今年4月以来の6冠に返り咲いた。
7番勝負の棋聖、名人、本因坊の3タイトルを同時に保持する「大三冠」に。大三冠には趙治勲・二十五世本因坊が1983年と、97年から99年にかけて2度なっているが、日本生まれでは井山が初。史上最年少での達成となった。
井山五冠、囲碁名人位を奪還 史上2人目の大三冠
朝日新聞 2013年10月17日20時49分
第38期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第5局は17日、甲府市の常磐ホテルで2日目が打ち継がれ、午後8時3分、挑戦者の井山裕太棋聖(24)=本因坊、天元、王座、碁聖をあわせ五冠=が山下敬吾名人(35)に258手までで黒番4目半勝ちし、名人位を奪取した。名人位獲得は3期ぶり3回目。
井山は棋聖、本因坊をあわせ三大タイトルを独占。趙治勲二十五世本因坊(57)=初の達成は26歳=以来、史上2人目の「大三冠」となった。また史上最年少の24歳4カ月で「名人本因坊」=8人目=となった。およそ半年ぶりに六冠にも復帰。残るは十段だけとなった。これで七大タイトルの全てを関西の棋士が独占したことになる。
力戦派対決となったシリーズ。井山は読み比べに勝った第2局以降4連勝。第3局を大逆転で制し勢いに乗った。井山は2年前に名人位を奪われた雪辱を果たした。
井山・新名人は大阪府東大阪市出身で、師匠は石井邦生九段。2002年、12歳で日本棋院関西総本部所属のプロ棋士に。05年、16歳4カ月の史上最年少で公式戦優勝を飾り、09年、七大タイトル戦史上最年少となる20歳4カ月で名人となった。今年3月、棋聖位を奪取し、史上初の六冠とともに、3人目となる通算七冠制覇(グランドスラム)を達成した。(伊藤衆生)
**********
大三冠など、とんでもないこと。それをあっさりとやってのけるのですから、この人は凄いです。囲碁界の常識を軽々と飛び越えています。
この結果、休む間もなくタイトル防衛戦を続けなければならなくなるということになってしまいました。そのうえ、十段戦や早碁、そして世界戦があるのですから、肉体的・精神的疲労は、半端でないはず。心配になります。
それでも、井山名人には期待したくなる強さがあります。素人でもわかる仕掛けの早さと読みの正確さ。豪胆にして繊細。世界戦で韓国・中国勢に勝てるとすれば、このひとしかいないと思ってしまうのです。
身体を大切にして、ぜひとも囲碁王国日本の復活の狼煙を盛大にあげてください。応援しています!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます