色々議論はある問題ですが、やはり凶悪犯罪にはそれに適した量刑を与えるべきです。ゆえに、この数字にも納得です。
**********
死刑宣告、最多の45人 厳罰化 世論が後押し(産経新聞) - goo ニュース
2006年12月30日(土)03:07
今年は全国の地裁、高裁と最高裁で計45人に死刑が言い渡され、裁判所別の統計資料がある昭和54年以降で最も多かったことが29日、分かった。新たに死刑が確定した被告も約40年ぶりに20人に到達。確定死刑囚の総数は同日現在で戦後最高水準の94人に達している。司法関係者からは「凶悪犯罪に厳罰を求める世論の影響が大きい」と指摘する声が上がっている。
最高裁などによると、今年の死刑判決は全国の地裁で13人、高裁が15人、最高裁が16人。最高裁は54年以降で最多だった。中には公判前整理手続きが適用されたため初公判からわずか2カ月で死刑が言い渡され、その2週間後には被告自身が控訴を取り下げて確定したケースも。一方で、富山県高岡市で暴力団組長夫婦が射殺された事件では、死刑求刑事件で戦後6件目(再審での無罪を除く)となる無罪判決もあった。
また死刑判決を受けた44人以外に、オウム真理教の麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚は期限内に控訴趣意書を提出しなかったことを理由に、判決ではなく決定で東京高裁が控訴を棄却し、最高裁で死刑が確定。麻原死刑囚を含め、今年は計45人に死刑が言い渡されたことになる。
このうち麻原死刑囚や幼女連続誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚ら17人が最高裁で死刑が確定。1審の死刑判決後に控訴を取り下げた奈良市の小1女児誘拐殺人事件の小林薫死刑囚らを加えると、今年1年間で新たに計20人の死刑が確定した。
死刑が確定した被告の数は46年以降、63年を除いて1ケタで推移してきたが、平成16年以降は3年連続で2ケタ。20人に達したのは昭和39年以来となった。
死刑確定が増える一方で、死刑執行は毎年1ケタにとどまっている。その結果、確定死刑囚の数は61年末の24人から約4倍に急増。今月21日には98人に達したが、25日に4人に刑が執行され、94人になった。
死刑判決が増加している背景について、今年死刑を宣告された被告の弁護人を務めた弁護士は「凶悪事件が増えたというより、従来の量刑基準なら無期懲役だった事件でも、死刑が言い渡されるようになっている。厳罰化を求める世論の影響ではないか」と分析。
ある現役の判事も「平成12年の改正刑事訴訟法施行により、法廷で遺族の意見陳述が認められたことが大きいと思う。これまでも遺族感情に配慮しなかったわけではないが、やはり肉声での訴えは受ける印象がまったく違う」と話している。
**********
刑法の量刑にはまだ問題が多いと思いますが、こういう形になれば、少しは抑止力として機能するはず。
前法相は死刑執行のゴー・サインをなかなか出しませんでしたが、今回の法相はかなりドライ。この結果、日本から凶悪犯罪が少しでも減ればありがたい限りです。
来年は、殺人事件の話を聞かないですむ一年でありたいものです。
**********
死刑宣告、最多の45人 厳罰化 世論が後押し(産経新聞) - goo ニュース
2006年12月30日(土)03:07
今年は全国の地裁、高裁と最高裁で計45人に死刑が言い渡され、裁判所別の統計資料がある昭和54年以降で最も多かったことが29日、分かった。新たに死刑が確定した被告も約40年ぶりに20人に到達。確定死刑囚の総数は同日現在で戦後最高水準の94人に達している。司法関係者からは「凶悪犯罪に厳罰を求める世論の影響が大きい」と指摘する声が上がっている。
最高裁などによると、今年の死刑判決は全国の地裁で13人、高裁が15人、最高裁が16人。最高裁は54年以降で最多だった。中には公判前整理手続きが適用されたため初公判からわずか2カ月で死刑が言い渡され、その2週間後には被告自身が控訴を取り下げて確定したケースも。一方で、富山県高岡市で暴力団組長夫婦が射殺された事件では、死刑求刑事件で戦後6件目(再審での無罪を除く)となる無罪判決もあった。
また死刑判決を受けた44人以外に、オウム真理教の麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚は期限内に控訴趣意書を提出しなかったことを理由に、判決ではなく決定で東京高裁が控訴を棄却し、最高裁で死刑が確定。麻原死刑囚を含め、今年は計45人に死刑が言い渡されたことになる。
このうち麻原死刑囚や幼女連続誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚ら17人が最高裁で死刑が確定。1審の死刑判決後に控訴を取り下げた奈良市の小1女児誘拐殺人事件の小林薫死刑囚らを加えると、今年1年間で新たに計20人の死刑が確定した。
死刑が確定した被告の数は46年以降、63年を除いて1ケタで推移してきたが、平成16年以降は3年連続で2ケタ。20人に達したのは昭和39年以来となった。
死刑確定が増える一方で、死刑執行は毎年1ケタにとどまっている。その結果、確定死刑囚の数は61年末の24人から約4倍に急増。今月21日には98人に達したが、25日に4人に刑が執行され、94人になった。
死刑判決が増加している背景について、今年死刑を宣告された被告の弁護人を務めた弁護士は「凶悪事件が増えたというより、従来の量刑基準なら無期懲役だった事件でも、死刑が言い渡されるようになっている。厳罰化を求める世論の影響ではないか」と分析。
ある現役の判事も「平成12年の改正刑事訴訟法施行により、法廷で遺族の意見陳述が認められたことが大きいと思う。これまでも遺族感情に配慮しなかったわけではないが、やはり肉声での訴えは受ける印象がまったく違う」と話している。
**********
刑法の量刑にはまだ問題が多いと思いますが、こういう形になれば、少しは抑止力として機能するはず。
前法相は死刑執行のゴー・サインをなかなか出しませんでしたが、今回の法相はかなりドライ。この結果、日本から凶悪犯罪が少しでも減ればありがたい限りです。
来年は、殺人事件の話を聞かないですむ一年でありたいものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます