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知的障害者のホームレスを救えないものか

2010年03月03日 08時14分21秒 | 時事放談: 国内編
朝鮮学校に通う生徒の授業料を負担するよりも、こちらの方が優先順位は高いのではないですか、鳩山さん。

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路上生活者3割に知的障害の疑い 都心、精神科医ら調査(共同通信) - goo ニュース

2010年3月2日(火)02:02

 東京都心の駅周辺で生活する路上生活者のうち34%が知的機能障害が疑われるとの調査結果を1日までに、精神科医らがまとめた。自力で障害者としての保護などを申請するのが難しいとみられ、行政の支援が求められる。精神科医や臨床心理士らでつくる研究グループ=代表・久里浜アルコール症センター・森川すいめい医師=が昨年12月、都心にある一つの駅周辺にいる約170人の男性を調査した。

路上生活者:34%に知的障害の疑い 東京・池袋で調査 (毎日新聞)
2010年3月2日 2時30分 更新:3月2日 12時39分

 東京・池袋で臨床心理士らが実施した調査で、路上生活者の34%が知能指数(IQ)70未満だったことが分かった。調査グループによると、70未満は知的機能障害の疑いがあるとされるレベル。路上生活者への別の調査では、約6割がうつ病など精神疾患を抱えている疑いも判明している。調査グループは「どうしたらいいのか分からないまま路上生活を続けている人が大勢いるはず。障害者福祉の観点からの支援が求められる」と訴えている。

 調査したのは、千葉県市川市職員で路上生活者支援を担当する奥田浩二さん(53)ら臨床心理士、精神科医、大学研究者ら約20人。池袋駅周辺で路上生活者を支援する市民団体と協力し、本格的な研究の先行調査として昨年12月29、30日に実施。普段炊き出しに集まる20~72歳の男性168人に知能検査を受けてもらい、164人から有効回答を得た。

 それによると、IQ40~49=10人▽IQ50~69=46人▽IQ70~79=31人だった。調査グループは「IQ70未満は統計上人口の2%台とみられることからすると、10倍以上の高率」としている。先天的な障害か、精神疾患などによる知能低下なのかは、今回の調査では分からないという。

 調査グループは、IQ40~49は「家族や支援者と同居しなければ生活が難しい」▽50~69は「金銭管理が難しく、行政や市民団体による社会的サポートが必要」▽70~79は「日常生活のトラブルを1人で解決するのが困難」と分類している。

 調査結果は3日、国立精神・神経センター精神保健研究所(東京都小平市)の主催で開かれる専門家のシンポジウムで発表される。【桐野耕一】

 ◇「助けなければ今も路上」

 長年路上生活を続けた知的障害の男性(42)がさいたま市にいる。2年前、NPOの勧めで市に申請し、療育手帳を交付された。男性は時系列に説明することが苦手で、生活費の管理もままならない。「助けがなければずっと路上にいたと思う」と話す。生育歴を聞き取ったNPO法人「ほっとポット」のメンバー同席で取材した。

 男性やNPOによると、男性は中学卒業後、親類の飲食店で働いたが、仕事を覚えられず半年間で辞めた。両親の住む県営住宅に戻り28歳で結婚。両親の死後、33歳の時に家賃滞納で退去させられ、夫婦で路上生活を始めた。幼い子供3人は児童養護施設に引き取られた。

 さいたま市内の公園や橋の下で寝泊まり。住み込みで働いたこともあったというが、同僚からなぜしかられるのか理解できず、1年程度で辞めた。妻は路上生活のストレスから何度も倒れ、病院に運ばれた。その際、知的障害が分かり、今は福祉施設で暮らす。男性は1人で路上生活していた3年前、地域のボランティアの紹介でNPOの支援を受けるようになり、今は生活保護を受給しながらNPOが運営するグループホームで暮らす。NPOメンバーが生活相談に乗ったり、仕事探しをサポートしている。ほっとポットの藤田孝典代表(27)は「行政やNPOを含めた総合的な支援が必要だ」と訴えている。【桐野耕一】

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なりたくてホームレスになっているひとなどいないはず。社会のひずみの中でいつのまにか置きざられてしまったというのが大部分。ならば、そういうひとたちを救う社会のセーフティ・ネットがあってもよいはずです。特に、こうした知的障害者に対しては、なおさらです。

民主党政府には、くれぐれも福祉の優先順位をまちがえないようにしてもらわないと。

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2 コメント

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弱者という存在の扱い方について (高木F)
2010-03-08 03:25:09
椅子取りゲームに例えて貧困が蔓延している原罪の日本の状況を、「そもそも椅子がたりないからだ」と糾弾する人がいる。ふむ、椅子が足りないか、そんな彼らに尋ねてみたことがある。「椅子が足りないならなぜ自分の分の椅子の作り方を教えてあげないのか?」とね。材料の調達から組み立て方まで、おしえてあげればいいものを。.....はっきりいってできんわけがない。しかし...できないという人間の言い訳を聞いて見ると本当にヘドがでる理由、「え!?そんな理由で?」と思えてくるようなものばかり。ほんとにできない人間というのはみればわかるし話を聞けば分かる。その場合は助けてあげるべきだが、弱者のふりをした怠け者は徹底的に排除する施策を講じるべきだ。職業訓練もせず、ただ毎日を食事して排泄してパチンコいって寝ての繰り返しで過ごす。そういうゴミは自然の摂理に任せて淘汰させておけばいい。

物事には優先順位がある。ホームレスに支援が必要と言うのなら自分で大富豪にでもなって、彼らを救ってやればいい。社会にはこんな連中より優先すべき課題がやまほどあるがな、、、だが完全に見捨てろといってるわけじゃない。
「弱者を切り捨てる社会」
人間の価値を相対化して「これができないならお前の価値はない」というのは賛成しないが僕個人としては弱者の存在を全肯定し、許容するような社会にも未来はありえないと考える。ようは、程度の問題さ。 どのレベルの弱者にどの程度の支援をするべきか、今一度国民レベルで議論すべきだ。

現状をみるに、本当に支援が必要なとこに支援が行き渡っておらず、実は支援がなくてもなんとかやっていけるとこに支援が充実していってる妙な現象が起こってる。これを是正していくほうが先じゃないか?

諸君。
念仏を唱えてるだけで世界が変えられると思ったら大間違いだぞ
我々はスーパーマンではないし
奇跡を起こすこともできない。
ただ ただ、愚直に。自分でやれることをやろう それしか道はない。
理念を実現したのならまず自分が率先してやれ。出ないと誰もついてこないし決してそれは実現したりしない。
返信する
その通りだと思います (とし)
2010-03-07 23:48:53
私は路上生活者の支援に携わっているものです。
この記事はショッキングな事実を伝えている半面、活動家にとっては、「そうだろうね」といった感想も持てるものです。
実際に、地域によっては路上生活者に障害者手帳を持たせながら支援している団体もあります。
重要なことは、知的に障害があることを知ることではなく、生活支援だけでは路上生活者で救われない人もいるということ。継続的な支援が大切だということ。
そして、支援のあり方が、路上生活者に適切な形になることだと思います。
今回の調査グループと森川医師の試み、一歩踏み出すための決断にエールを送りたいと思います。
弱者を排除する社会に光はありません。
社会が、こういう時代だからこそ、弱者を意識し、支援を変えていくことが大切なのではないでしょうか。
路上生活者を「自己責任」という言葉で非難しないで、国民全体が幸せになれる社会が来ることを願っています。

 とし
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