トランプ相場の勢いが止まりません。
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25日のニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均が終値でも2万ドルの大台を突破した。終値は前日比155・80ドル(0・78%)高い2万0068・51ドル。
トランプ米大統領による経済政策に対する期待感が相場を押し上げた。(ニューヨーク=畑中徹)
25日午前のニューヨーク株式市場は上昇して取引が始まり、大企業で構成するダウ工業株平均が一時、史上初めて2万ドルの大台を突破した。トランプ米大統領が掲げる経済政策への期待感で株価が上がる「トランプ相場」が続いている。午前11時20分(日本時間26日午前1時20分)時点は、前日の終値に比べて157・85ドル(0・79%)高い2万0070・56ドル。
ダウ平均は、取引が始まった直後に2万ドルを突破。トランプ氏はすぐさま「すばらしい! ダウが2万ドル到達だ」とツイッターに投稿し、新政権の成果を強調した。
トランプ氏が掲げるインフラ投資や規制緩和、大型減税などの経済政策が実際に動き出すと、米国の経済成長が加速するという期待感が広がり、投資家が積極的に株を買っている。新興国に向けて投じられていた投資資金も米国に流入し、米株式市場の活況につながっている。
トランプ氏は大統領選の勝利後に経済政策の詳細を語らず、最近は失望売りも出て、2万ドルを目前にして足踏みしていた。しかし、24日にオバマ前政権が環境保護などの理由から建設を却下していた大規模なパイプライン計画を認める大統領令に署名。公約通りに景気刺激に本腰を入れるとの観測から、再び投資マネーを呼び込んだ。
ただ、経済政策には不透明な要素も多い。市場では「期待先行の株高」(日系証券会社)との指摘がある。また、「米国第一主義を強調し、保護主義的な通商政策がさらに強まると、警戒感から投資家は売りに走る」(米投資会社のクリス・ザッカレリ氏)との見方もある。当面は、トランプ政権の動きに一喜一憂する値動きとなりそうだ。
ダウ平均は2014年12月に1万8000ドル台に到達し、16年11月下旬に1万9000ドルを超えた。トランプ氏の大統領選の勝利が11月9日に判明してからの上げ幅は1700ドルに達した。
発表が本格的に始まった米主要企業の四半期決算は堅調な内容が続いており、それも株式市場を下支えしている。ダウ平均は、アップルやゴールドマン・サックス、エクソンモービルなどの米国を代表する大企業30社の株価をもとに算出されている。(ニューヨーク=畑中徹)
<NY株>トランプ氏「すごい!」 初の2万ドル突破報道に
01:41毎日新聞
【ワシントン清水憲司】トランプ大統領就任から4営業日目の25日。ニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均が史上初めて2万ドルの大台を突破した。株式市場では、トランプ政権が掲げる大型減税と規制緩和への期待が膨らんでいる。ただ、期待先行の側面は否めず、今後の政策運営次第では株高にブレーキがかかる恐れもある。
トランプ氏は25日、2万ドル突破の報道を引用して「すごい!」とツイッターに投稿した。トランプ政権は大型のインフラ投資や法人・所得減税を約束しており、消費拡大や企業業績改善を見込んだ資金が株式市場に流入している。
ただ、トランプ氏は日米12カ国による環太平洋パートナーシップ協定(TPP)からの離脱を決定したほか、「バイ・アメリカン(米国製品を購入せよ)」を掲げるなど自国優先の保護主義的政策を推進する構えだ。選挙公約通りメキシコ国境に壁を建設する方針も正式表明する見通しで、貿易相手国と衝突する結果になれば、世界経済を混乱させ、かえって米経済も悪影響を受ける。
株高を支える財政拡大や規制緩和にしてもまだ具体策に乏しく、期待外れに終われば、市場の失望を招くのは必至だ。昨年末以降、ダウが何度も2万ドルに迫りながら、その壁を突破できなかったのは、トランプ政権の実行力に対する疑問もある。
また、世界の資金が米国に集まれば、トランプ氏が嫌うドル高につながるジレンマもある。外国為替相場への口先介入を強めれば、金融市場は混乱しかねない。
ダウは2008年のリーマン・ショックを受けた金融危機で急落し、09年3月には6500ドル台まで下落した。連邦準備制度理事会(FRB)による大規模な金融緩和やオバマ政権の財政出動で徐々に持ち直し、13年5月に1万5000ドル台に到達。その後は中国経済の減速懸念や英国の欧州連合(EU)離脱決定など世界的な金融市場の混乱を受け、一時的に大きく値下がりしたものの、米経済の底堅さを背景に上昇基調が続き、トランプ氏当選決定で値上がりペースが加速した。
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2か月で1700ドルの上昇。トランプ政権への期待感の表れです。
このまま右肩上がりを続けるというのは考えにくく、調整局面にも入ることでしょう。しかし、投資家がトランプ政権に期待しているのは、オバマ前政権以上であることは間違いありません。
大きな変化をやりぬきそうなトランプ政権。いまのアメリカは、本当に面白い限りです。
ほんとにそうですね。
その言動が世界中から注目のトランプ大統領。
これからも何が起こるかわからない。
日本でも評価がいまだに別れるトランプ氏だが、
トランプ氏と同じドイツ系アメリカ人のマックス・フォン・シュラー氏は著書(『アメリカ白人の闇)』の中で語っています。
ヒラリーでなくて良かったんだ、日本のためにはトランプで良かったんだと、ヒラリーが当選したら大変なことになっていたと。
マックス氏は、本の中で日本人が知らないアメリカの裏側を解説しています。
お薦めします!