「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは30日、東京五輪・パラリンピック前の2020年3月までに国内約1350店すべてを完全禁煙にすると明らかにした。国の受動喫煙対策強化の流れを受け、家族連れを積極的に呼び込む狙いだ。

 現在、店内で喫煙できるのは分煙の約600店と、喫煙専用室のある約100店舗。順次改装を進め、喫煙専用室も設けない完全禁煙にする。客からの要望や、アルバイトら従業員の健康に配慮した。

 政府は3月上旬、チェーン店の飲食店などに禁煙を義務づける健康増進法改正案を閣議決定した。成立すれば、喫煙場所への未成年の立ち入りも禁止されるため、働き手確保の狙いもある。

 外食大手では、日本マクドナルドが14年までに全店を禁煙化。日本ケンタッキー・フライド・チキンも約1100店の大半を禁煙にした。ファミリーレストランのサイゼリヤも来年秋までに全店を禁煙にする。

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昨年秋、一緒にいた連れの人間がモスバーガーを食べたいというので、市ヶ谷にある店で完全禁煙かどうか店員に尋ねました。そうすると、分煙だというではないですか。「残念」といって、即座に店を後にしました。

当ブログで何度も書いていますが、タバコと縁を切って15年、いまではタバコの臭いを嗅いだだけでも頭痛がしてきます。それはタバコを吸い終えた後の人間の頭髪・衣服から漂うものでも同様です。貧乏英語塾長、花粉症とは縁がありませんが、タバコ・アレルギーは深刻なのです。

そのモスバーガーがやっと全面禁煙になると聞いて、非常にうれしくおもいます。ここのソースは大好物で、滅多に食べないハンバーガーですが、モスバーガーだけは例外なのです。ゆえに、年に1回か2回、ちょっと歩きますが、諏訪通りに面している完全禁煙の店に行きます。

飲食店すべてを完全禁煙にすることは、タバコ権益まみれの日本の政治家(特に、自民党の)にはできないことなので、いまはまったく期待していません。

ただ、東京に関していえば、完全禁煙店がどんどん増えていますから、個人的には外食で悩むことはずいぶん少なくなりました。しかも、そういう店は「喫煙可能」で客を呼ばない味重視の店ですから、こちらとしてはうれしくなります。

いつまでも喫煙可能の店は、いずれ経営が行き詰まってしまうとおもうのですが、どうでしょう。