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宮型霊柩車が、減っている

2009年04月11日 08時04分02秒 | 時事放談: 国内編
確かに、見かける回数が減ったような。

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姿消す宮型霊柩車 火葬場周辺住民反発 「派手葬」敬遠で衰退(産経新聞) - goo ニュース

2009年4月10日(金)08:05

 霊柩(れいきゅう)車といえば、黒塗りの車に、金色の彫刻。寺院が走っているような「宮型霊柩車」が思い浮かぶ。ところが近年、そうした「宮型」が姿を消しつつあるという。全国の台数はこの5年間で約3割減少した。背景にあるのは、火葬場周辺の住民の反対と、地味な葬儀を希望する人の増加だ。日本人の死に対する意識の変化を示しているといえそうだ。(森浩)

 ▼「死」連想

 宇都宮市で3月15日から稼働が始まった葬祭場「悠久の丘」は、宮型霊柩車の乗り入れを禁止した。理由は地元住民の要望だ。「宮型はちょっと控えてほしい、という声があった」(宇都宮市斎場整備推進室)

 「宮型お断り」の動きは全国的に広がっており、福井県坂井市や宮崎県都城市などでも、条例で乗り入れを禁止している。

 理由は何か。「いかにも葬式という雰囲気がある宮型は、住民の方が気にされる」と解説するのは、霊柩車を保有している事業者の業界団体・全国霊柩自動車協会(東京)の岩渕篤常務理事だ。

 たとえば「悠久の丘」は、最大で1日42件の火葬ができる能力を持ち、宮型を許可すると「いかにも火葬場に向かう」という自動車が道路を相当数、通過することになる。関係者によると、周辺住民は火葬場の存在があからさまに分かる宮型霊柩車が往復することを嫌がるのだという。

 同協会によると、乗り入れを禁止する火葬場は現在、推計で24都府県150カ所に上る。岩渕常務理事は「火葬場新設の際、周辺住民の反対を受けることが増えた。15年ほど前から条件として宮型を禁止することが多くなった」と、“時代の変化”を口にする。

 ▼新車は洋型

 そうした流れにともなって、宮型の台数は減少。同協会の加盟社が平成15年に所持していた宮型の台数は約2000台だったが、昨年は約1450台となった。

 現在、主流となっているのは、装飾がシンプルな「洋型」や「バン型」だ。

 光岡自動車(富山市)が2月25日に発売した霊柩車「ミツオカリムジン type2-04」も洋型。シンプルな外見のほか、全長は約5メートルと一般的な霊柩車より約2メートル短くし、道幅が狭い市街地でも走行しやすくした。同社の従来車種より4割安い。今年中に約100台の販売を目指しているが、すでに予想を上回る問い合わせが寄せられているという。

 同社は14年から洋型の霊柩車を販売しているが、宮型は手がけていない。同社は「『故人の意向でひっそりと』といった葬儀が増える中、宮型を求める声が少なくなっている」と説明している。

 ▼地味葬が多数

 日本消費者協会の「葬儀についてのアンケート」(19年、1125人対象)によると、自身の葬儀について「人生の最後にふさわしく、立派にしてほしい」と望んでいるのは、わずか2・3%。上位は「費用をかけず」(64・1%)、「家族だけで」(44・0%)との回答が占め、派手な葬儀が敬遠されている傾向がうかがえる。

 「宮型は、かつて『亡くなった人を豪華に立派にあの世に送りたい』という意味があった」。雑誌「SOGI」の碑文谷創(はじめ)編集長は、そう分析する。

 碑文谷編集長は、宮型衰退の背景に日本人の葬儀への意識の変化があると指摘し、「故人の死を悼むことと、葬列や祭壇を大きくすることはかつて同義だった。しかし、近所付き合いが少なくなったことや価値観が多様化したことで、そうした意識が薄れてきたのだろう。輿(こし)から発展した宮型霊柩車は、日本の葬送文化そのもの。衰退は寂しくもある」と話している。

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宮型霊柩車を見るとその日一日よいことがあると思い込んでいた時期がありました。確か、有名なプロ野球選手がそういう験を担いでいると何かで読んだことが原因だったと記憶しています。いまから四半世紀ほど前のことです。

そのころは都心では週に1回くらい宮型霊柩車を見た気がします。そのたびに、不届きではありますが、「ラッキー」と思ったものです。

それがいま明治通りと新目白通りという交通量の多いところに住んでいても、宮型霊柩車を見るのは、1ヶ月に1度あればよいほど。なるほど、理由はこういうことでしたか。

ちょっとさびしい気もするのですが、自分としてもたぶん死んでも(!)乗らないだろうし、仕方ない流れなのでしょうか。

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