なぜそこまで外国人におもねった発想をするのでしょう。わけがわかりません。
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外国人が誤解しそうな「温泉マーク」、一転存続で調整 業者からの反対受け経産省
経済産業省は6日、2020年東京五輪・パラリンピックで増加する外国人旅行者にも分かりやすい案内図記号を検討する委員会を開いた。変更が検討されていた「温泉マーク」について、国際規格などとの併記で活用を続ける方向で調整することとなった。群馬、大分の温泉関係者などが「現行マークは日本の文化の一部になっている」と存続を要望し、委員から異論は出なかった。
経産省の案では、日本でなじみのある3本の湯気が出ている温泉マークは、温かい食事を提供する施設と混同されることがあるとされ、人影がある国際規格への変更が検討されていた。
温泉関係者からは「町中にあるマークを変更するにはコストがかかりすぎる」などの意見が出され、群馬県安中市の磯部温泉旅館組合の桜井丘子(たかこ)組合長は「若者も温泉マークを生かして町おこしを頑張っている。意味を説明するのも、おもてなしの1つ」と訴えた。一方、委員会が国内外で実施したアンケートでは、外国人の71.0%は国際規格の方が理解できると答えた。
委員からは「アンケート結果だけでなく、文化的な視点も踏まえて決めるべき」と、現行マークの存続や国際規格と併記する案などが出された。
経産省は約140種類ある記号のうち国際規格と異なる90種の変更を検討している。温泉マークのほか、レンタカーや救護施設などが対象となっている。本年度中に議論をまとめ、来夏の改正を目指す。
温泉を示すマークのうち、湯気が3本立つ現在の分と人の姿を加えた国の新しい案について、別府市が温泉のある自治体に聞いたところ、回答した57自治体のうち「現在の方が良い」は36自治体、「新しい方が良い」は16自治体と反応が割れる結果に。県内の温泉関係者らは現在のマークの存続を国に求める予定だ。
別府市が11月に地元で開いた温泉に関するシンポジウムに際し、温泉のある全国110自治体に9〜10月にアンケートしていた。
どちらが好ましいか尋ねた。現在のマークを選んだ36自治体は、理由に「すでに浸透しており、認知度も高い」「愛着がある」を挙げるなどした。別府市も現在のマークを支持した。
新しい案を選んだ16自治体は、「より外国人にわかりやすいようになれば」などと回答した。残る5自治体は「その他」だった。
経済産業省は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、案内用の図記号を外国人にも分かりやすくすることを検討。現在の温泉マークは外国人に「温かい料理」などに見えるとして、人の姿を入れたものに変える方針。
こうした図記号は、日本工業規格(JIS)に定められ、多くの施設がこれに沿って表示してきた。経産省は来年3月までに、温泉マークを含む規格改正案を正式にまとめる。
現在の方を支持する自治体が倍以上だった今回のアンケート結果について、経産省の担当者は取材に「新しいマークが案外多い印象」と感想を話していた。
一方、由布院温泉観光協会の桑野和泉会長らは6日に経産省に行き、存続を要望する予定だ。(加藤勝利)
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「日本に来て、温泉に行きたいなら、湯気3本のみの温泉マークぐらい覚えてやってこい」というスタンスではいかんのですかね。間違ってやってきた外国人には、「温かいご飯も出すぞ、この温泉は」といえばよいではないですか。
日本人すべてになじんだ温泉マークを外国人のために変更するという発想そのものに違和感を覚えます。
湯気3本のみの温泉マークは、すでに日本の文化。経産省の余計なお節介は不要です。
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