多くのアメリカ人にとっては、米中関係なんかどうでもよいのですよ。何せローマ教皇が訪米しているのですから。
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米中首脳会談:関心はローマ法王 かすむ習近平主席
毎日新聞 2015年09月26日 10時03分(最終更新 09月26日 10時34分)
【ワシントン及川正也】米メディアは、習近平中国国家主席の国賓訪米よりも、同時に訪米しているフランシスコ・ローマ法王の動向を詳細に報道し、習主席の存在はかすんでいる。米中首脳会談があった25日はベイナー下院議長辞任表明のニュースも飛び込み、多くのメディアがローマ法王とベイナー議長の報道を優先させた。
国賓訪問した習主席は25日朝からホワイトハウスでの歓迎式典、首脳会談、共同記者会見など公式行事が続いた。しかし、CNNは同時刻に行われたローマ法王のニューヨークでの国連総会演説や米同時多発テロ記念館での宗教行事を生中継。記者会見を生中継したFOXも途中からベイナー議長の辞任会見に切り替えた。
一方、ホワイトハウス前の広場では、習主席訪米に反対する大規模デモが開かれ、チベット人らが中国の人権状況への抗議を訴えた。これに対抗して習主席を歓迎する中国人らも集まり、にらみあう展開になった。抗議の声は広場とは反対側の両首脳が記者会見したホワイトハウス南庭にも響き、テレビ映像を通じても騒々しさが伝わった。
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上の写真はニューヨーク・シティ(NYC)のセントラルパークの風景ですが、すごい人出です。キリスト教信者が多いNYCならではの光景です。習近平氏ではこうはいきますまい。いくら現在の中国皇帝とはいえ。
それにしても、アメリカのマスコミの扱いが小さかったことは、習氏には不愉快だったことでしょう。それを狙って、ローマ教皇があえて習氏の訪米に合わせて訪米したとしたならば、すばらしい戦略家というしかありません。人権無視の中国を真正面から批判するフランシスコ教皇だったら、可能性はあります。
ともあれ、もはやレイムダック状態に陥っているオバマ氏では、独裁国家である中国を国賓大群で迎える愚挙を行うし、首脳会談でもいまの習氏を抑えつけることはできなかった模様です。強いアメリカをよみがえらせる大統領の登場を期待します。
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