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小林幸子さんを背負える男は、まずいない

2012年04月15日 06時45分56秒 | 時事放談: 国内編

これは、面白い。というか、大賛成。小林幸子ファンではありませんが、気になっていた事件に、この一刀両断。スッキリしました。記録しておきましょう。

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遙なるコンシェルジュ「男の悩み 女の嘆き」 小林幸子泥沼劇から見る、キャリアウーマンの正しい結婚 「背負う」と言って背負える男性は非常に少ない(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

    2012年4月13日 金曜日
    遙 洋子

 ご相談

 バリキャリの私です。仕事もうまくいき、そろそろ結婚をと考えています。しかし、得体の知れない不安を払しょくできず、踏み切れずにいます。ご助言お願いします。(30代女性)

 遙から

 「幸子さんの人生を僕にしょわせて(背負わせて)ください」というプロポーズの言葉をテレビで聞いたときに、私は今の小林幸子をとりまく社長解任トラブルなどの暗雲は想像できていた。

 以前、オセロの中島知子のことでもコラムで書いたが、働くことと不安とはセットで、これはもうどうしようもなく、自立の表裏としてある。その不安という弱みにスポッとはまるプロポーズがこの言葉だ。私には、占い師に引っかかる中島も、結婚を決断した小林幸子も同枠に映る。

マジに信じてしまってどうするのか

 そもそも、私ならこの“僕にしょわせて”的言葉に嫌悪こそ覚え、喜びの感情は一滴も出ない。男性側がこれら発言をする背景に好意と愛情があるのは理解できる。だが、3つの子が「僕がママを守ってあげる」という背景もこれと同じで、それを気持ちとして喜び、実際には3つの子を頼らないのと同様、マジに信じてしまってどうするのか。小林幸子ともあろうキャリアウーマンが。

 海千山千の芸能界で、まして魑魅魍魎といわれる演歌の世界で女王としてのし上がりその地位を確保した女性は、年商3億だろうがそこらへんの社長とはしてきた苦労が違う。日本社会に社長はゴロゴロいるが、小林幸子というブランドはひとりしかいないことを考えてもわかる。艱難辛苦、人気、信用、収益、人脈、配慮、どれをとっても、一企業の社長と、小林幸子とでは比較にならない。

 小林の歩んだ苦難の歴史や今の立場に想像を巡らすと、そこには他人が不用意に背負えようもない夢と闇がある。おそらくその苦労を「理解できます」とも畏れ多くて言えない。

 その畏怖心をスポッと通り越して「しょわせて」と言ってしまえるタイプは、その男性の純粋さでもあり、不遜さ鈍さでもある。過信と幼さも見える。

 私がそう断言するのも、私が感じた彼女の苦労がある。

 昔、関西で「ノックは無用」という番組があり、私はすでに認知症(当時、この言葉はなかった)の進んだ父と最後の機会かと出演したことがあった。

 父はその場にいる女優やタレントたちを躊躇なく「ブスだ」とか「老けた」とか発言した。

 認知症の理解がなかった当時、共演者たち皆が嫌悪を露わに父を無視する中、小林幸子だけが父に近づいた。そして言った。

 「お父さん、お元気でね

 演歌歌手にありそうな観客を前にしたステージ上のパフォーマンスではない、スタッフしかいない局内でボケた年寄りに自ら近づき励ます姿を見たとき、私は深く感じ入った。

 とんでもなく壊れてしまった人間に不快さではなく、慈愛を感じられるその感性は、幸せに恵まれて生きてきた人間にはつちかいにくい。

 「あなたはいったいどんな経験をしてきて、その言葉が言えるのか…」

 彼女の苦労の計り知れなさに想いを巡らせたことがある。


揺るぎない“愛”が社長解任劇という現実に

 「しょわせて」というピュアな好意に「有難う」と受け流すのではなく、また、本気で「しょわせて」に対し、「あなたに私の何がわかっているというのか」と突き放すこともなく、「そう?では…」と結婚になった事実が、私を不安に陥れていた。

 そういうピュアなタイプはまず相手の職業を侮っている。自分に背負える程度のモノだと。

 だから本当に介入に着手する。女性側は本気で自分の領域に向き合ってくれる他人がいてくれることが嬉しいはずだ。なんせ基本、“不安”なのだから。

 が、しょせん素人が複雑怪奇な芸能界のまた演歌界に着手するのだから、企業経営のようなわけにはいかない。数字や白黒決着がつくものばかりではなく、数字で推し量りきれない集大成が芸能界といっていい。

 「僕ならもっと安く衣装を作れる」といった物差しではないところも含み、“人気”という見えないもので動く巨大な組織が、ピュアな男性にはそもそも理解できないだろう。

 相手を信じて結婚し、相手も本気で着手する、という揺るぎない“愛”が、私をたまらなく不安にさせていたのだ。

 それが社長解任劇という現実となった。

 小林は騒動の渦中、「今度、真実を話しますから」と記者に言う。

 真実などない。こちらから見た現実、向こう側から見た現実が、永遠に一致することなく存在するのがトラブルというものだ。正当性を主張するほどに泥沼になる。そこから降りることでしか決着はつかない。トラブルから降りる言葉はこれだ。

 「すべて私が悪いです」

 はらわたが煮えくりかえっていても、だ。喧嘩に勝利者はない。公の人間が損するのみだ。

 歌手と、社長と、どちらの力量のおかげで今があるかの評価はあまり意味がないし算出しようもない。

 社長側の反論コメントを見るとわかるが、「悲しい」「正直に」「一生懸命」といった情緒的言葉が並ぶ。極めて感情的なモチベーションが仕事にあったことがうかがえる。そこを企業経営の数字で推し量ろうとすれば亀裂を生む。

 職業は、異なる職業の物差しでは測りきれない、ということも、ピュアな感性では見えていないということだ。

 そのピュアさに感じ入る限り、そのパートナーもまた見えない、ということだ。

 しかし現実は、ピュアな愛情ごっこをそのまま放置してくれるほどたやすくはない。

 経験豊かな読者はすでにご存じかと思うが、「僕が背負う」と言って、実際背負える男性は非常に少ない。背負おうとしてみるができず、相手のせいにして放り投げるか、背負っているように錯覚させる演出を女性側がし続けるか。

 いずれにせよ小林幸子にとって、結婚したところで仕事の負担は変わらないということだ。あるいは、負担が楽になったように相手に錯覚させる新たな“負担”を自ら背負うか。

 少なくとも、「僕が背負う」以降の小林幸子のまわりはすでにグチャグチャだ。夫の言葉と現実との乖離に彼女は整合性を見いだせるだろうか。今回の社長解任は、夫フィルターも加味しての決断だろうが、やがて、その夫を小林自身で決断すべき時がやってくる。間違いなくやってくる。
何も期待せず結婚をやってみる

 毎回書くが、独身で働く女は不安とセットで仕事している。 成功していても自己評価が低いことが多い。

 小林幸子ほどの成功者でも、こういうトラブルに自ら巻き込まれる。

 やる気のある男性と愛のある結婚をしたからこうなった。せめて、「時々うまい汁を吸おうっと」くらいの軟弱男で、女性も「まあ飼っておくか」くらいの気のない結婚であれば万事うまくいった気がしてならない。

 何を信じて結婚を決めるか、より、何も期待せず結婚をやってみる、ダメならやめる、くらいのほうを私はお勧めする。

(文中敬称略)

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今回初めて知ったプロポーズの言葉ですが、男から見ても気持ち悪い。天下の小林幸子を背負える男などいるのかと思ってしまいます。日本一の大富豪であるユニクロの柳井正社長くらいならいざ知らず。

しかも、引き起こしたこのスキャンダル。全然背負ってないじゃないのと野次馬ですら思ってしまいます。

とはいえ、小林さんのこれからも心配。この夫君には細君を背負わなくてもよいので、じっと細君を支える黒衣に徹してもらいたいものです。


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1 コメント

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Unknown (sachikofans)
2012-07-01 23:49:14
見終わって、涙は流れ出ます...
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