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もはやマラソンは短距離種目

2008年09月30日 07時36分06秒 | 時事放談: 海外編
ゲブレシラシエの2時間3分59秒という記録にはたまげました。

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ゲブレシラシエ3連覇 「皇帝」異次元 高速化、太刀打ちできない日本(産経新聞) - goo ニュース

2008年9月29日(月)08:15

 「皇帝」ゲブレシラシエがついに2時間3分台に突入した。しかし、日本陸連の長沼祥吾マラソン副部長は「一万メートルとの相関から言えば、驚きはない。今後は2時間1、2分台も可能性はある」と見る。もはやマラソンは“耐久”の種目ではなく、トラックの一万メートルの延長線上にある。世界と日本の差は広がるばかりだ。

 夏マラソンとあって、勝負重視のはずだった北京五輪でもワンジル(ケニア)が2時間6分32秒の好タイムで優勝。河野匡マラソン部長は「(日本は)もうメダルとかを目標にできない。入賞を目標にせざるを得ない」と語ったが、それがこの日のレースで改めて実証された。

 トラックからマラソンへの流れにあって、日本勢は厳しい立場にある。五千、一万メートルで若手の台頭が見られないからだ。マラソンという距離をこなす練習には世界に先んじている部分はあるものの、競技特性自体にスピードが不可欠になれば、太刀打ちできない。長沼副部長は「千五百、五千メートルの強化をしなければ、マラソンの将来はない」と打ち明ける。

 男子のみならず、これまでは優位にあった女子にとっても安閑としてはいられない。「女子は男子に比べて5年ほど遅れて(世界の)状況が出てくるが、男子と同じくトラック種目のトップ選手がマラソンに転向してくれば、男子と同じ状況になる」と長沼副部長は危機感を募らせる。

 箱根駅伝など20キロをイーブンペースで走る駅伝ばかりが注目される現状では、トラックの中長距離の日本記録は伸びない。世界に挑むなら、強化方針などを抜本的に考え直さない限り、世界からますます置いていかれる。(金子昌世)

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日本人は、人生をよくマラソンにたとえます。長い道のりを我慢しながら走って行こうと。しかし、そんなたとえがまったく無意味に思えるような、いまのマラソン界。普通の男性が一所懸命100mを走るペースよりも速い状態で42.195kmを走りぬくのですから、「長い」だとか「我慢に次ぐ我慢」というイメージがもてません。

世界の潮流に遅れる日本。能力面もさることながら、マラソン=人生という考え方そのものを変えて、マラソン=短距離種目くらいに思わうようにしないといけないのでしょう。まったくのパラダイム・シフト。さて、これからどうなりますやら。

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