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LG杯、井山七冠、世界制覇ならず

2018年02月09日 05時59分47秒 | 囲碁

ああ、悔しい!

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井山名人、世界メジャー制覇逃す 囲碁LG杯・1勝2敗

井山名人、世界メジャー制覇逃す 囲碁LG杯・1勝2敗

対局を振り返る井山裕太名人(中央)と中国の謝爾豪(しゃじごう)五段(左)=8日午後3時11分、東京都千代田区の日本棋院、村上耕司撮影

(朝日新聞)

 囲碁の世界メジャー棋戦「第22回LG杯棋王戦」の決勝三番勝負の最終第3局が8日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、井山裕太名人・七冠(28)中国の謝爾豪(しゃじごう)五段(19)に226手までで黒番中押し負けし、優勝を逃した。井山はシリーズ1勝2敗となり、日本勢13年ぶりの世界メジャー制覇はならなかった。

 かつて世界の頂点に君臨していた日本囲碁界は、1990年代半ばから韓国、中国に圧倒され、日本勢のメジャー制覇は2005年の張栩(ちょうう)九段(38)のLG杯優勝を最後に途切れている。

 一昨年に史上初の国内七大タイトル独占を遂げた井山は、昨年から世界に本格参戦。昨年11月にLG杯準決勝で世界最強とされる中国の柯潔(かけつ)九段(20)を破り、今回の決勝三番勝負を「今年最大の目標」と位置づけていた。(大出公二、村上耕司)

【囲碁】井山裕太七冠、国際棋戦Vおあずけ 「負けた経験は次にいかす」

 囲碁の国内七大タイトルを独占する井山裕太十段(28)が挑む国際棋戦「第22回LG杯朝鮮日報棋王戦」の決勝三番勝負第3局が8日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、中国の新鋭、謝爾豪(しゃ・じごう)五段(19)が226手までで白番中押し勝ちし、対戦成績2勝1敗で初優勝した。井山十段は第1局(5日)は逆転負け、第2局(7日)は最も差の小さい半目差で逆転勝ちして、第3局に臨んでいた。持ち時間が長く本戦16人以上で戦う主要な国際棋戦での初優勝はならなかった

 この日の対局は序盤で黒番の井山十段が主導権を握ったが、先の展開を読むのが早い謝五段が安定的な打ち回しで優位に立つと、そのまま大きなミスをおかすことなく逃げ切った。

 謝五段は「勝つことができてうれしい。(自分が)勝てると思ってから、井山さんには粘られた」と、表情を変えることなく話した。

 一方の井山十段は「謝さんの読みは早いし正確。謝さんも才能があるが、これくらいのレベルの棋士はたくさんいるのだろう。この(国際棋戦決勝)舞台に立つことが子供の頃からの目標だった。結果は残念だったが財産になった。この経験をいかし、世界レベルを意識した戦いを続けていきたい。少しでも上にいけるように」と気持ちを切り替えていた。

 かつて日本は囲碁先進国だったが、近年は中国、韓国勢の後塵(こうじん)を拝していた。日本勢にとって主要な国際棋戦は、2005年の第9回LG杯を張栩(ちょうう)九段(38)=台湾出身=が制したのを最後に遠ざかっていたため、優勝は囲碁界の悲願だったが、お預けになった。

 この日、日本棋院でファン向けの大盤解説を務めた張九段は「3局通して、いつもの強い井山さんらしさは出せていなかったかな。早打ちする相手に調子が狂ったことに加え、これまで経験したことのないプレッシャーを感じたのかもしれない。国内タイトル戦の高いレベルで戦っているが、世界はもっと高いレベルで動いていることを実感できたはず。一番悔しいのは井山さん。これをバネに、次にいかしてほしい」とエールを送った。

 「昨年あたりから、国際棋戦にコンスタントに出場できるようになり、決勝に出られたのが今回のLG杯一つ。(上位に進出できる)大会を増やしていければ、優勝も狙えるのでは」と前向きに語った井山十段。今月末には、日中韓による5人の勝ち抜き団体戦に出場し、雪辱を期す。

 その後、3月6日に開幕する「森ビル杯 第56期十段戦五番勝負」で3連覇をかけ、村川大介八段(27)の挑戦を受ける。

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井山マジック、炸裂ならず!
 
昨日も、貧乏英語塾長、スケジュールの都合をつけて日本棋院へ行ってきました。最終局ですから、気合を入れて、大盤解説会が始まる前の11時45分に日本棋院に着きました。好きな空席は見つかったのですが、すでに7割の席が埋まっています。囲碁ファンの「井山七冠、世界一になってくれ」の熱いおもいの結果です。
 
それから4時間。トイレに行くこともなく、張栩九段と万波奈穂三段の実に面白い解説を聴きながら、七冠を応援していました。しかし、序盤は七冠がよかったのですが、七冠のちょっとしたミスにつけこまれて、謝五段の優位が確立し、そのまま前日のような七冠の逆転にはならず、寄り切られてしまったのです。
 
力を入れて盤上を見つめていたので、七冠が投了したときには、どっと疲れが出ました。その場で眠り込んでしまいたいくらいに。
 
それでも、表彰式まで見ました。井山七冠もすぐ目の前で見ましたが、負けても堂々としたもの。すでに気分転換ができている様子でした。これなら、棋聖戦への悪影響は最小でしょう。大したものです。
 
それにしても、謝五段の早打ちには驚かされました。あのスピードがなければ、いまや世界では勝てないのだと実感しました。
 
日本の棋戦も、8時間だの5時間だのの持ち時間ではなく、国際棋戦と同じ3時間や1時間の持ち時間にすべきです。そうしないと、国際棋戦で活躍することは無理です。
 
棋聖・名人・本因坊のタイトル戦はこれまで通りでよしとしても、その他のタイトル戦は持ち時間を短くし、秒読みも今回のように40秒と短くすれば、少なくともルール自体で戸惑うこともないはず。日本棋院ならびに関係各位には、一考願いたいところです。

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