【シドニー時事】オーストラリア政府は、2020年までに全国で野良猫200万匹を殺処分する方針を打ち出した。フクロアリクイなど絶滅の恐れがある固有動物を保護するのが狙いだが、中止を求める声も上がっている。

 豪州では猫は外来種で、欧州人の入植が18世紀末に始まって以降、持ち込まれた。ハント環境相は16日、野良猫を駆除する方針を表明し、「少なくとも哺乳類27種の絶滅に野良猫が関わった。これ以上、絶滅させてはいけない」と理解を求めた。入植開始後、固有の哺乳類の1割以上が絶滅したとの報告がある。 

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豪政府の方針に異を唱えるつもりはありません。それよりも、野良猫を増やした人間の責任を問いたいところです。一度飼ったなら、最後まで世話をしないといけないのではないでしょうか。

インターネット上で可愛らしい猫の姿を見ては癒され、猫を飼いたいとずっと思っています。ですが、万が一飼いきれない状態になることを考えると踏み切れないでいます。そんな人間としては、安易に猫を捨てる人が理解できませんし、許せません。猫も絶滅危惧種も、どちらも大切なのですから。