国内最大級の市民マラソンの祭典「東京マラソン2019」。今年で13回を数える大会のこれまでの完走率は、平均で約96%超。なんと参加したランナーのほとんどが完走しているんです。しかし、体調不良や突然のアクシデント、関門タイムオーバーで失格となってしまったなどなど、約4%のリタイア者がいることも事実。
 
 そんなリタイアとなったランナーをフィニッシュエリアまで輸送するのが「収容バス」。「収容」の大きな垂れ幕を付けた黄色いバスが、各関門で待機する姿や最後尾ランナーの後ろにジワジワと迫る様子をTV中継などで目にしたことがある方も多いことでしょう。あの収容バスの正体は、そう、東京観光で親しまれている「はとバス」なんです。
 
 そこで、2007年の第1回大会から収容バスを運行し、リタイアしたランナーを収容し続けるはとバスさんに、収容バスについてお話を聞いてきました。(後略)