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芝野虎丸七段、中国の世界最強棋士「大帝」を破る

2018年05月05日 04時44分23秒 | 囲碁

いくら「大帝」柯潔九段が不調とはいえ、井山裕太七冠ですら勝てない「大帝」に勝てたのは、快挙そのものです。

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囲碁
日中竜星戦 中国・柯潔九段を芝野七段が破る

毎日新聞 2018年4月30日 東京朝刊

 囲碁の第4回日中竜星戦(囲碁・将棋チャンネルなど主催)が29日、中国・北京で打たれ、芝野虎丸七段(18)が中国の柯潔(かけつ)九段(20)に白番中押し勝ちした。世界最強棋士の一人を内容でも圧倒、同棋戦の日本勢初勝利をもたらした。

 日本と中国、それぞれで開催された「竜星戦」の優勝者同士が対決する早碁のテレビ棋戦で、過去3回は中国の世界トップ級棋士に、日本勢が苦杯をなめていた。

 芝野は昨年7月、プロ入りからの史上最速記録、2年11カ月で竜星戦を優勝本因坊戦や名人戦で最年少リーグ入り記録も更新し、昨年、年間最多勝を挙げている。【最上聡】

芝野虎丸七段が日中竜星戦初優勝! 【第4回日中竜星戦】
日本棋院 2018年04月30日

日本と中国の竜星戦優勝者が対戦する第4回日中竜星戦が29日に中国・北京で行われた。結果は日本竜星の芝野虎丸七段が中国竜星の柯潔(か・けつ)九段に白番中押し勝ちで優勝を決めた。

第1回から第3回は中国代表選手が優勝しており、日本代表選手の優勝は初。

芝野竜星は平成11年11月9日生。神奈川県出身。平成26年夏季入段(平成27年度採用)。平成29年の第26期竜星戦で優勝し、入段から2年11ヶ月で七段昇段。同29年は53勝13敗の成績で最多勝利賞・最多対局賞・連勝賞(16連勝)を受賞

囲碁界が騒然!圧倒的に強かった中国の棋士、日本の若手にも敗れる―中国メディア
Record china配信日時:2018年5月2日(水) 13時50分

2018年4月30日、中国メディアの澎湃新聞は、中国囲碁界で「大帝」の異名を持つ柯潔(カー・ジエ)九段が、人工知能(AI)囲碁ソフト「星陣」に敗北したのに続き、日本の若手棋士にも敗北したことを伝えた。

記事は、中国棋院で29日に行われた囲碁の「第4回日中竜星戦」で、柯九段は日本の芝野虎丸七段と対局し、結果は芝野七段の白番中押し勝ちとなったと伝えた。日中竜星戦はこれまでの3回とも中国の棋士が圧勝し、今回が日本にとっては初の勝利となる。

記事は、「芝野七段は今年19歳で世界ランキング79位。20歳の柯九段とは年齢こそ大差ないが、ランキングではまだまだ差がある格下の棋士で、柯九段の敗北に中国囲碁界やネット上は騒然とした」と伝えた。

記事によると、柯九段は今年に入ってから不調が続いており、プロ棋士との対局は10勝10敗にとどまり、ライバルの韓国の朴廷桓(パク・ジョンファン)九段とのランキング差は開く一方となっている。

不調の原因としては「ネット対局での疲労」が挙げられているという。中国の聶衛平(ニエ・ウェイピン)九段は、「ネットでの安易な対局が以前のような自信や覇気にあふれた手をそいでいるのではないか」と話す。また、AI囲碁ソフトとの対局でメディアに露出することが増えたのも疲労の一因とみられるという。

記事は、「かつて連勝を重ね、世界ランキング1位に1200日にわたって君臨した『大帝』は、いつこの不調から抜け出し、再び王者として戻ってこられるのだろうか」と伝えている。(翻訳・編集/岡田)

張九段が5連勝、七番勝負進出へ前進 囲碁名人戦リーグ
朝日新聞 2018年5月3日22時28分

 井山裕太名人への挑戦権を争う第43期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は3日、ここまで開幕4連勝の張栩九段と3勝1敗で追う芝野虎丸七段との上位対決があり、張が黒番中押し勝ちを収め5戦全勝とし、9年ぶりの名人戦七番勝負進出へ大きく前進した。芝野の敗退により、1敗は羽根直樹九段(3勝1敗)のみとなった。羽根は今月24日、黄翊祖八段(1勝3敗)と打つ。

 この日はもう1局打たれ、河野臨九段が余正麒七段に黒番中押し勝ちして3勝2敗とし、挑戦権獲得に希望をつないだ。余は2勝4敗となり、残るは2局。余はリーグの残留争いに臨む。リーグ9人中、成績下位の3人はリーグ落ちする。

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いいですねえ、芝野七段。名人戦リーグで張栩九段に負けたのが残念ですが、早晩、日本の七大タイトル戦にも登場してくることでしょう。

井山裕太七冠の一強時代を崩すのは、もはや芝野七段や一力遼八段のような若手なのでありましょうか。

それに刺激されたのか、今回本因坊戦で挑戦者になった山下敬吾九段や名人戦挑戦者最有力の張栩九段といったベテランが意地を見せてくれています。これに加えて、井山七冠がさらに強くなってくれれば、日本囲碁界の未来は明るい限りです。

一日も早く、日本から「大帝」と呼ばれる最強棋士が現れてほしいものです。


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