日本中央競馬会(JRA)の藤田菜七子騎手(21)は30日、スウェーデンのブローパーク競馬場で行われた「ウィメン・ジョッキーズ・ワールドカップ」で5レースに騎乗し、総合優勝を果たした。
同大会は世界各国から招待された女性騎手10人が参加し、各レースの順位に応じたポイントで争われた。藤田騎手は第1戦は6着だったが、第2戦で1着となり海外で初勝利を飾ると、第3戦は5着、第4戦は2着と上位につけ、第5戦でこの日2勝目を挙げて総合48点で逆転優勝した。
藤田騎手はJRA7人目の女性ジョッキーで、昨年8月にはJRA女性騎手最多勝利記録を更新した。(共同)
第1戦は6着に敗れたが、続く第2戦はフランシスクスで直線外から差し切って海外初勝利。第3戦5着、第4戦2着と着実にポイントを稼いで迎えた最終第5戦。チルターンズで直線半ばで抜け出すと、後続を突き放して楽勝。2勝目を挙げ合計ポイント48点で総合Vを飾った。
藤田菜七子騎手(21)=美浦・根本康広厩舎=は6月30日、スウェーデンのブローパーク競馬場で開催された国際女性騎手招待競走「ウィメンジョッキーズワールドカップ」に出場。フランシスクスに騎乗した第2戦(芝1400メートル=10頭立て)で海外初勝利を挙げると、総合3位で迎えた最終の第5戦(芝2100メートル=10頭立て)でチルターンズに騎乗して2番手から直線で抜け出して勝利。5戦合計48ポイントとして、総合優勝の快挙を果たした。
菜七子にとっては、世界各国の女性騎手が招待された17年6月に同国のストックホルムで開催された国際競走以来、4度目の海外遠征だった。
同ワールドカップは今年から新たに始まった新シリーズで、世界各国から招待された10人の女性騎手が条件の異なる5レースに騎乗し、着順に応じた獲得ポイントで順位を競う。
菜七子はオベヤに騎乗した第1戦は6着に終わったが、第2戦で見事な差し切りで白星を挙げ、第3戦はヤマトに騎乗して5着。そして第4戦、Aランクに位置付けられたフィラデルフィアを2着に導くと、総合Vが懸かった第5戦を鮮やかに勝ち切った。
藤田菜七子騎手(フランシスクス=1着)「とてもうれしいです。道中は後ろからでしたけど、直線に向いて馬群も気にしませんでしたし、外に出してからもよく伸びてくれました」
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スウェーデンまで出かけて、この快挙。大したものです。いまの若い女性たちは、本当にたくましくて、頼りになります。この調子で、男性騎手を蹴散らしてもらいたいものです。
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