最初から「韓流」ブームなるものに冷ややかな視線を送っていたゴウ先生、面白ければ人は見るし、面白くないとソッポを向くと思っていました。その意味で、ある意味当然の結果が出たようです。
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「韓流」ブーム今や「寒流」 昨年の韓国映画輸出額 日本向け82%激減(西日本新聞) - goo ニュース
2007年1月23日(火)17:10
【ソウル23日原田正隆】昨年の韓国映画の輸出額が前年比で68%も減少したことが、韓国映画振興委員会の調べで分かった。特に日本向けは82%の激減ぶりで、韓国メディアは「『韓流』ならぬ『寒流』だ」と、海外での韓国映画ブームの衰退を嘆いている。
同委員会によると、2006年の韓国映画の輸出額は約2451万ドル(約29億円)で、05年実績約7599万ドルの3分の1にも及ばなかった。このうち、全体の8割前後を占め続けてきた最大の輸出先・日本向けは05年に約6032万ドルだったのが、06年は約1039万ドルへ激減。日本のシェアは79・4%から42・4%へ大幅ダウンした。
輸出額の減少は、単価の急落が原因。06年の輸出本数は208本と、05年の202本に対し微増だが、単価は1作品当たり37万6000ドルから11万7000ドルへと、3分の1以下に落ち込んだ。
輸出相手先で前年比増となったのは、日本や台湾、香港から遅れて「韓流」ブームが起きたタイだけ。韓国映画制作会社の関係者は、特に日本向け輸出額が激減したことについて「ファンに飽きられてきたのは間違いない。日本に昨年輸出された23本は興行的にすべて失敗した」と語る。
中でも、韓国で昨年夏から秋にかけて1300万人以上の歴代最多観客動員を記録した怪物映画「グエムル」と、同2位の歴史ドラマ「王の男」は欧米各国で好評だったものの、日本ではヒットしなかった。「この2作が空振りに終わったことに、韓国映画界は大きなショックを受けている」(同委員会)という。
=2007/01/23付 西日本新聞夕刊=
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安易な純愛ドラマなど見たくもありません。考えてみれば、ゴウ先生、『力道山』(レビューは、こちら!)を最後に韓国映画を見ていないのでした。『グエムル』は、大好きなソン・ガンホが出るので見ようかと思いましたが、DVDを待つことにした次第です。
とはいえ、多くの映画館に面白くなさそうな韓国映画がいまも上映され続けているのも事実。映画配給会社は、もう少し対策を練るべきでしょう。
その意味で面白い試みだと思ったのが、次のような日韓共同プロジェクトです。
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韓国“彼女シリーズ”最終章に綾瀬はるか(日刊スポーツ) - goo ニュース
2007年1月23日(火)09:46
日本でも大ヒットした韓国映画「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」に続く“彼女シリーズ”最終章が、日本を舞台に、日本人キャストで製作されることが22日、分かった。映画「僕の彼女はサイボーグ」で、主演のサイボーグを綾瀬はるか(21)が演じる。相手役の“僕”は小出恵介(22)。前2作に続き、韓国のクァク・ジェヨン監督(47)がメガホンを取る。08年春公開予定。
「猟奇-」「僕の彼女-」は、いずれも“大胆な彼女”と“控えめな僕”の切ないラブコメディー。日本で「ボクカノ」と呼ばれた「僕の彼女-」は、興行収入27億円を記録。日本公開された韓国映画NO・1ヒットの金字塔を打ち立てた。
クァク監督は第3弾の脚本が出来上がった後、「このままだと、新鮮味がなくなってしまう」と悩んでいたという。そんな時に日本の映画会社からの熱心な映画化オファーを受け快諾。すぐに脚本を手直しした。もっとも“大胆な彼女”と“控えめな僕”の切ないラブコメディーという基本線は変わらない。「-サイボーグ」は、時空を超えたヒロインの活躍と恋を描き、前2作よりもSFファンタジーとアクション要素が濃くなるという。
メガホンを取るクァク監督は、女優チョン・ジヒョン(25)を両作品に起用し国際的スターに押し上げた手腕を持つ。今回はヒロインに綾瀬を抜てき。「健康的でスポーティー。そして清潔感が、ヒロインのイメージにぴったり」との監督の強い希望で決定した。
初の本格アクションとあって、綾瀬は週1、2回アクションの特訓中。また「ロボットっぽい動きを参考にしようと思って」と映画「ターミネーター」のDVDを見るなど、準備に余念がない。
前2作では、男を振り回すもののキュートなジヒョン演じるヒロインに、男女問わずくぎ付けになった。新ヒロインに抜てきされた綾瀬は「今回演じるのは強いサイボーグだけど、小悪魔っぽく、かわいらしく、素直なところを出せたら」と意気込んでいる。
キャストはもちろん、監督ら一部スタッフ以外はすべて日本人という異例の韓国映画は、17日から神戸で撮影を開始。約3カ月間、日本で撮影が行われる予定。
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『猟奇的な彼女』は、傑作でした。しかし、『僕の彼女を紹介します』は前作を越えることはない亜流作品でした。チェ・ジヒョンの魅力は大きかったものの、それだけでは評価できません。
その点今回の企画には、少なくとも、出来上がりを期待してみようという新味があります。
とにかく、面白い映画を作る。それに越したことはないのです。日本も韓国も映画制作者はがんばってもらわないと。ファンとして願うのはそれだけでした。
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「韓流」ブーム今や「寒流」 昨年の韓国映画輸出額 日本向け82%激減(西日本新聞) - goo ニュース
2007年1月23日(火)17:10
【ソウル23日原田正隆】昨年の韓国映画の輸出額が前年比で68%も減少したことが、韓国映画振興委員会の調べで分かった。特に日本向けは82%の激減ぶりで、韓国メディアは「『韓流』ならぬ『寒流』だ」と、海外での韓国映画ブームの衰退を嘆いている。
同委員会によると、2006年の韓国映画の輸出額は約2451万ドル(約29億円)で、05年実績約7599万ドルの3分の1にも及ばなかった。このうち、全体の8割前後を占め続けてきた最大の輸出先・日本向けは05年に約6032万ドルだったのが、06年は約1039万ドルへ激減。日本のシェアは79・4%から42・4%へ大幅ダウンした。
輸出額の減少は、単価の急落が原因。06年の輸出本数は208本と、05年の202本に対し微増だが、単価は1作品当たり37万6000ドルから11万7000ドルへと、3分の1以下に落ち込んだ。
輸出相手先で前年比増となったのは、日本や台湾、香港から遅れて「韓流」ブームが起きたタイだけ。韓国映画制作会社の関係者は、特に日本向け輸出額が激減したことについて「ファンに飽きられてきたのは間違いない。日本に昨年輸出された23本は興行的にすべて失敗した」と語る。
中でも、韓国で昨年夏から秋にかけて1300万人以上の歴代最多観客動員を記録した怪物映画「グエムル」と、同2位の歴史ドラマ「王の男」は欧米各国で好評だったものの、日本ではヒットしなかった。「この2作が空振りに終わったことに、韓国映画界は大きなショックを受けている」(同委員会)という。
=2007/01/23付 西日本新聞夕刊=
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安易な純愛ドラマなど見たくもありません。考えてみれば、ゴウ先生、『力道山』(レビューは、こちら!)を最後に韓国映画を見ていないのでした。『グエムル』は、大好きなソン・ガンホが出るので見ようかと思いましたが、DVDを待つことにした次第です。
とはいえ、多くの映画館に面白くなさそうな韓国映画がいまも上映され続けているのも事実。映画配給会社は、もう少し対策を練るべきでしょう。
その意味で面白い試みだと思ったのが、次のような日韓共同プロジェクトです。
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韓国“彼女シリーズ”最終章に綾瀬はるか(日刊スポーツ) - goo ニュース
2007年1月23日(火)09:46
日本でも大ヒットした韓国映画「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」に続く“彼女シリーズ”最終章が、日本を舞台に、日本人キャストで製作されることが22日、分かった。映画「僕の彼女はサイボーグ」で、主演のサイボーグを綾瀬はるか(21)が演じる。相手役の“僕”は小出恵介(22)。前2作に続き、韓国のクァク・ジェヨン監督(47)がメガホンを取る。08年春公開予定。
「猟奇-」「僕の彼女-」は、いずれも“大胆な彼女”と“控えめな僕”の切ないラブコメディー。日本で「ボクカノ」と呼ばれた「僕の彼女-」は、興行収入27億円を記録。日本公開された韓国映画NO・1ヒットの金字塔を打ち立てた。
クァク監督は第3弾の脚本が出来上がった後、「このままだと、新鮮味がなくなってしまう」と悩んでいたという。そんな時に日本の映画会社からの熱心な映画化オファーを受け快諾。すぐに脚本を手直しした。もっとも“大胆な彼女”と“控えめな僕”の切ないラブコメディーという基本線は変わらない。「-サイボーグ」は、時空を超えたヒロインの活躍と恋を描き、前2作よりもSFファンタジーとアクション要素が濃くなるという。
メガホンを取るクァク監督は、女優チョン・ジヒョン(25)を両作品に起用し国際的スターに押し上げた手腕を持つ。今回はヒロインに綾瀬を抜てき。「健康的でスポーティー。そして清潔感が、ヒロインのイメージにぴったり」との監督の強い希望で決定した。
初の本格アクションとあって、綾瀬は週1、2回アクションの特訓中。また「ロボットっぽい動きを参考にしようと思って」と映画「ターミネーター」のDVDを見るなど、準備に余念がない。
前2作では、男を振り回すもののキュートなジヒョン演じるヒロインに、男女問わずくぎ付けになった。新ヒロインに抜てきされた綾瀬は「今回演じるのは強いサイボーグだけど、小悪魔っぽく、かわいらしく、素直なところを出せたら」と意気込んでいる。
キャストはもちろん、監督ら一部スタッフ以外はすべて日本人という異例の韓国映画は、17日から神戸で撮影を開始。約3カ月間、日本で撮影が行われる予定。
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『猟奇的な彼女』は、傑作でした。しかし、『僕の彼女を紹介します』は前作を越えることはない亜流作品でした。チェ・ジヒョンの魅力は大きかったものの、それだけでは評価できません。
その点今回の企画には、少なくとも、出来上がりを期待してみようという新味があります。
とにかく、面白い映画を作る。それに越したことはないのです。日本も韓国も映画制作者はがんばってもらわないと。ファンとして願うのはそれだけでした。
騒いでたのは在日韓国人のばばあどもが騒いでただけですわwww
日本映画っていっても、北野武と山田洋次じゃ、全然違いますもんね。
韓流って括りで言われると正直よくわかりませんが、ブログ主さん同様に、“彼女シリーズ”にはちょっと期待しています。
映画は映画。どこの国かにこだわらず楽しめるものは楽しみたいです。