【ロンドン共同】来年公開予定の人気スパイ映画「007」最新作で、これまで主人公のスパイ、ジェームズ・ボンドのコードネームだった「007」を、英黒人女優のラシャーナ・リンチさん(31)が演じる女性が引き継ぐと、英大衆紙サンなどが16日までに報じた。「007」を女性が演じるのは初めてとなる。
最新作は、ダニエル・クレイグさん演じるボンドは英秘密情報局(MI6)のエージェントを引退し、女性が「007」を引き継ぐという設定。映画の冒頭、MI6局長が「007、入れ」と言うと、女性が歩いて登場する場面があるという。
【ロンドン時事】2020年公開予定の英人気スパイ映画「007」シリーズ最新作で、黒人女優のラシャーナ・リンチさんがコードネーム「007」のスパイを演じることが明らかになった。英メディアが15日までに一斉に報じた。主人公ジェームズ・ボンドはこれまで通り男性俳優ダニエル・クレイグさんが演じるが、最新作ではボンドがスパイを退任し、「007」が黒人女性に引き継がれる設定になるという。
「007」を白人男性以外が演じるのは25作目にして初となる。報道を受け、英国では「ポップコーンを落とす瞬間だ」(デーリー・メール紙)などと衝撃が広がっている。
メール紙によると、最新作ではボンドが英情報機関・対外情報部(MI6)を去り、ジャマイカで余生を過ごしているところから物語が始まる。情報機関の責任者が「007、入れ」と呼ぶと、リンチさんが演じる黒人女性が登場するシーンがあるという。
英紙「デイリー・メール」(電子版)は15日(日本時間16日)、2020年公開予定の英人気映画「007」シリーズの25作目となる最新作で、英国出身の黒人女優のラシャーナ・リンチ(31)が新たな「007」役を演じることになったと伝えた。
同紙は「(主人公のジェームズ・ボンド役を務める男性俳優の)ダニエル・クレイグがジャームズ・ボンド役を退くと発表してから、次の007役は女性にすべきか、黒人俳優にすべきかなどで議論は荒れた。それが今、その両方になることが明らかになった」と報じた。
さらに「しかし伝統主義者は慌てる必要はない。彼女が新たなボンドになるわけではなく、新たな役柄としてボンドが英秘密情報部(MI6)を去った後、秘密のエージェントナンバーを引き継ぐことになる」とした。
ストーリーはボンドがジャマイカで生活を送ってるところから始まるという。映画に詳しい関係者は、「映画の冒頭に極めて重要なシーンがあり、(MI6の局長である)Mが『007、入って』と呼び込むと、リンチがそこに登場する」と明かし、「ボンドはボンドのままだが、007としてこの美しい女性が彼の後任となる」とした。
また今作から「ボンドガール」という呼ぶことは禁じられ、今後は「ボンドウーマン」という呼び名に改められるという。
リンチは今年初めに公開された「キャプテン・マーベル」で、戦闘機パイロットのマリア・ランボー役を演じて注目を浴びた。ロンドン西部地方出身で、11年に「ファースト・ガールズ」で銀幕デビューを飾った。
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MeToo運動の影響もあってのことでしょうが、吉と出るか邪と出るか、こればかりは映画を観ないとわかりません。ともあれ、古い「007」シリーズが終わり、新しい「007」シリーズの幕開けのようです。
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