すばらしい発想です。
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大阪城の堀を泳げ、トライアスロン 「水飲んでも平気」
朝日新聞 2016年12月7日18時06分
大阪のシンボル・大阪城(大阪市中央区)の「東外濠(ひがしそとぼり)」を泳ぐコースを設けたトライアスロンの国際大会が来年6月に開かれる。日本トライアスロン連合によると、同連合が主催や共催する大会で、城の堀で水泳をするのは国内初。堀の水は、水質基準を満たしているという。
トライアスロンはスイム(水泳)、バイク(自転車)、ランを組み合わせた競技。大阪市では2012年から毎夏、人工島の舞洲(同市此花区)でアジアカップが開催されてきた。大阪府トライアスロン協会によると、ワールドカップに次ぐ格付けの大会で、欧州などから毎年約700人が参加している。
協会や市は、この大会を「より多くの観衆に見てもらいたい」と、市中心部で開けないか検討。大阪城に目を付けた。1997年に復元された東外濠が水泳に使えそうで、自転車やランのコースも設定できる。堀は長さ約500メートル、深さも最深部で約3メートルあり、水泳をするには十分という。
課題は水質。野鳥が泳いでおり、市によると、水面のゴミを取り除くため定期的に清掃しているが、水泳大会に使われたことはなく、水質検査もしてこなかった。協会理事の内田宗一・大会組織委員会事務局長は「堀の水は汚いイメージがあったが、意外に透明。案外いけるのではと思った」と振り返る。
協会が4月に検査したところ、環境省が定める油膜、透明度、大腸菌の数などの「水浴場水質判定」で、泳げる基準を満たす4区分のうち下から2番目だったものの、基準内だった。9月には協会関係者らが試し泳ぎをした。内田さんも泳ぎ、「水を飲んでも問題なかった。波もないので人気のコースになると思う」。長い水草は業者に刈り取ってもらうという。
大会は市、連合、協会などの大会組織委が主催し、来年6月25日に開かれる。約700人の一般参加も含め、来年2月までに募集受け付けを始めるという。4コースのうちスタンダードのコースは、堀を2周(約1・5キロ)泳ぎ、大阪城公園や高層ビル群周辺を自転車で40キロ、ランニングで公園内を10キロ走る。吉村洋文市長は「世界に強烈なインパクトを発信したい」と期待する。(山中由睦)
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「大阪城の堀なんか、泳げるわけがない」という思い込みをぶち破るしなやかな発想に脱帽です。あのお堀で泳げると考えるだけで、トライアスロンに一度も出たことがない貧乏英語塾長ですら、「出てみたい」と思いますもの。
記念すべき第1回大会に出られる人をうらやましく思うとともに、大会のご成功をお祈りします。
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