すごい!2連敗のあとの3連勝。さすが里見女流五冠です。
**********
里見香奈・女流王座が逆転防衛、女流五冠守る
朝日新聞 2017年12月22日21時42分
2連敗からの3連勝で初防衛を決めた里見香奈女流王座=22日午後5時5分、東京都渋谷区の将棋会館、村上耕司撮影
将棋の第7期女流王座戦五番勝負(リコー主催)の第5局は22日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、里見香奈女流王座(25)が挑戦者の加藤桃子女王(22)に勝ち、シリーズ2連敗からの3連勝でタイトルを防衛した。2期連続通算3期目。これで六つある女流タイトルのうち、女流名人、女流王位、女流王将、倉敷藤花(とうか)とあわせて五冠を堅持した。
加藤は通算5期獲得で得られる「クイーン王座」の資格を逃した。
里見は局後、「3局目からは一局一局力を出し切ろうという気持ちでやりました。お互いに研究して挑んだ五番勝負は充実感がありました」と話した。
残る「女王」のタイトルがかかるマイナビ女子オープンでは、挑戦者を決める本戦でベスト4まで勝ち上がっている。挑戦権を得てタイトルを奪取すれば、将棋界初の女流六冠同時制覇となる。(村上耕司)
将棋の第7期リコー杯女流王座戦5番勝負の第5局が22日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、里見香奈女流王座(25)=女流名人、女流王位、女流王将、倉敷藤花=が挑戦者の加藤桃子女王(22)に先手番の105手で勝ち、2連敗からの3連勝で逆転防衛を果たした。
珍しく笑みがこぼれた。終盤、全く遊び駒のない美しい寄せを披露した里見の表情には、激闘をものにした充実感が漂っていた。「1、2局は内容も一方的に負けてしまって、客観的に見ると苦しい状況でしたけど、自分の力を出して負けたらしょうがないと思って、一局一局、力を出し切ろうと思いました」。追いつめられることで開き直り、自分らしさを取り戻した。
「毎回、加藤さんとはお互いに(対策を)研究して番勝負を戦うので、充実感があります」。初防衛で3期目の女流王座を獲得し、女流5冠を堅持。9連覇を目指して、年明けからスタートさせる第44期岡田美術館杯女流名人戦(報知新聞社など主催)5番勝負に弾みをつけた。同棋戦を防衛し、現在本戦トーナメントのベスト4まで進出しているマイナビ女子オープンで挑戦権を得て、加藤から女王を奪取すると、史上初の女流6冠制覇を成すことになる。
悔しい敗戦となった加藤は「3局目以降、自分らしさを欠き、甘い部分が出てしまいました」と振り返っていた。
将棋の第7期女流王座戦五番勝負(リコー主催)の第5局は22日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、里見香奈女流王座(25)が挑戦者の加藤桃子女王(22)に105手で勝ち、2連敗後の3連勝で防衛を決めた。里見の女流王座獲得は2年連続で、通算3期目。女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花との5冠を守った。加藤の2期ぶりの女流王座獲得はならなかった。里見は奨励会三段、加藤は同初段で、棋士を目指している。【山村英樹】
将棋の第7期女流王座戦五番勝負(リコー主催)の第5局が22日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で行われ、先手の里見香奈女流王座(25)=女流五冠=が105手で挑戦者の加藤桃子女王(22)に勝ち、対戦成績3勝2敗で2連覇を果たした。タイトル獲得は通算30期となった。
**********
かくなるうえは、史上初の女流六冠制覇、そして四段昇進を決めてもらいたいと願います。いまの里見女流五冠ならできそうな気がしてなりません。
2018年が、里見女流五冠にとって最高の年になりますように。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます