夢と希望と笑いと涙の英語塾

INDECという名の東京高田馬場にある英語塾で繰り広げられる笑いと涙の物語
新入会員募集中!

日本将棋連盟よ、どうして現役棋士を会長にするのか

2017年02月07日 06時21分44秒 | 時事放談: 国内編

どうして現役棋士に、こんな仕事をさせるのでしょう。

**********

将棋連盟新会長に佐藤九段、谷川前会長から直々に後継指名「やらないといけないと思いました」

将棋連盟新会長に佐藤九段、谷川前会長から直々に後継指名「やらないといけないと思いました」

会見で抱負を語った佐藤康光新会長 【報知新聞社】

(スポーツ報知)

 日本将棋連盟は6日、佐藤康光九段(47)を新会長に選任した。三浦弘行九段(42)の不正疑惑をめぐる騒動の引責と体調不良のため辞任した谷川浩司前会長(54)の後任で、任期は今年6月まで。佐藤九段は東西の将棋会館で開催された臨時棋士総会で井上慶太九段(53)とともに新理事に選ばれた後、理事会の互選によって新会長に選任された。

 永世棋聖資格保持者で名人2期など通算獲得タイトル13期を誇り、現在もA級に在籍するトップ棋士。会見では、谷川前会長から直々に後継指名を受けたと明かし「将棋の良さは不変。時代に即して変えるべきところは変え、残すべきところは残す」と決意表明。「正直、40代で役員をやるとは考えていなかったですが、やらないといけないと思いました」。既に三浦九段には謝罪したとし、名誉回復に努めるとした。

 また、臨時総会では棋士28人が谷川前会長らを除く理事5人の解任を求めたため、再度の臨時総会が27日に開催されることも決まった。

新会長に佐藤康光九段=谷川氏の後任―日本将棋連盟

 日本将棋連盟(東京都渋谷区)は6日、棋士の将棋ソフト使用疑惑をめぐる騒動の責任を取って辞任した谷川浩司会長(54)の後任に佐藤康光九段(47)を選出した。

 同日、記者会見した佐藤会長は「1月に谷川会長と会い、心身ともに限界を超えていると感じた。自分がやらなければいけないという気持ちになった」と話した。1月まで棋士会会長を務めており、疑惑を掛けられた三浦弘行九段(42)について、「何一つ役に立てなかったことをおわびする。今後、対局に集中できる環境づくりなど名誉回復に努めたい」と述べた。

 佐藤会長は京都府八幡市出身。田中魁秀九段(69)門下で1987年にプロ入りし、竜王、名人など5タイトルを計13期獲得。棋聖を2003年から連続6期獲得し、永世棋聖の資格を得た。

 一方、同日の臨時総会では、この日新たに理事に就任した佐藤会長ら2人を除く専務、常務理事5人の責任を問う動議が出され、今月27日に再び臨時総会が開かれることが決まった。 

【将棋】新体制、多難な船出 将棋連盟、5理事の解任請求も

【将棋】新体制、多難な船出 将棋連盟、5理事の解任請求も

会見する(左から)青野照市専務理事、佐藤康光会長、片上大輔常務理事=6日、東京都渋谷区の日本将棋連盟(原田史郎撮影)

(産経新聞)

 コンピューターソフト不正使用疑惑をめぐる混乱の責任をとって辞任した谷川浩司前会長(54)の後任として新会長に就任した佐藤康光九段(47)。6日の会見で、疑惑を指摘された三浦弘行九段(42)の名誉回復や将棋界の信頼回復などを重ねて強調した。しかし、棋士からは連盟執行部への批判も強く、“佐藤新体制”は難しいかじ取りを迫られそうだ。

 この日午後、東京・千駄ケ谷の将棋会館で開かれた臨時総会には、関西本部のテレビ会議での参加も含め、正会員235人のうち、棋士・女流棋士186人(委任状40を含む)が出席した。

 臨時総会では冒頭、体調不良で欠席した谷川浩司会長(54)に代わり、青野照市専務理事(64)があいさつ。コンピューターソフト不正使用疑惑に触れ、「社会的に大きな影響を与え、第三者委員会の動きを待っていたことなどで報告が遅れたことをおわびします」などと述べ、一連の経緯について説明した。

 その後の会見で佐藤新会長らは、昨年10月に三浦九段の出場停止を決めた常務会が本人に謝罪していないことを明らかにした。青野専務理事は「最終的に三浦九段におわびしなければいけない。早くその機会をつくりたい」などとした。

 こうした執行部の対応のまずさなどに不満を抱く棋士は少なくない。臨時総会前には、今回辞任しなかった青野専務理事ら5人の理事について、棋士28人からの解任請求が出され、この日の理事会で今月27日に再び臨時総会を開くことを決めた。

 一方、三浦九段は13日の羽生善治棋聖との対戦で復帰。今後は出場停止処分中の補償など、協議が難航することが予想される。

 将棋界の将来を託された佐藤新会長。どうリーダーシップを取り、立て直していくのか注目される。

【将棋】視点 求められる意識改革と運営改革 佐藤新会長「改善すべきは改善」

【将棋】視点 求められる意識改革と運営改革 佐藤新会長「改善すべきは改善」

会見する、左から青野照市専務理事、佐藤康光会長、片上大輔常務理事=6日、日本将棋連盟(撮影・原田史郎)

(産経新聞)

 日本将棋連盟の後任会長に佐藤康光九段(47)が就任した。佐藤新会長は「組織を含め、改善すべきところがあるなら少しずつでも改善していきたい」と、組織の意識改革に柔軟な姿勢を示した。

 現役棋士が激務の会長を兼務することに懸念する声があった。今回のソフト不正疑惑の要因の一つに、時代の推移を的確に判断する力が足りなかったことがあるのも確かだ。棋士としてはもちろん、連盟会長としての運営能力もアップさせる必要があった。今回の一件は棋士と会長という激務の中で生まれた悲劇だったのかもしれない。

 連盟の運営に外部からの人材を招請することは長年の課題となっていた。佐藤新会長は「現理事会にも外部理事はいるし、ご意見はうかがいながら進めている」とし、「ただ、今回の件で見直すこともある。時代が変わっていることもあり、連盟にとってベストなのは何かを議論していきたい」と含みを持たせた。

 20代から通算12年も理事を続けている青野照市専務理事は「確かに棋士は運営・経営面で素人。かといって、全く知らない財界人などを連れてきてもパッとお金が入るかというと、そんな時代ではない。地方でも『棋士が来てくれるからみんな動いてくれる』という面もある」と指摘。その上で、「会長と外部理事長という2本立てのような形で運営できないか考えていきたい」との考えを示した。

 日本将棋連盟の意識改革と運営改革が求められている。(藤田昌俊)

**********

日本将棋連盟会長といえば、プロ野球でいえば、コミッショナー。それを現役野球選手がやるといったら、だれもが反対するはですず。どうして将棋連盟はこんな簡単なことがわからないのか。経営面でプラスになるといっても、今回のような不祥事が起きたら、元も子もないでしょうに。

実際、囲碁の場合、日本棋院のトップである理事長には元日本郵政公社副総裁の團宏明氏が就いており、代々ほとんどがプロ棋士ではない人間を理事長に招請しています。

将棋連盟も、将棋のことがわかり経営に明るいリーダーシップをもった人材に依頼すればよいのです。それができないとすれば、営利団体としてお粗末としかいいようがありません。

佐藤九段の任期は、今年6月まで。それまでに外部の人間から次期会長を決めるべきです。さもないと、三浦九段のような事件の再発もありえますし、第一、佐藤九段のキャリアが終わってしまいます。

日本将棋連盟の再生は、とても現役棋士には務まらないと連盟は強く認識すべきです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タバコ報道を自己規制する日... | トップ | 嗚呼、受動喫煙対策法案が、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事放談: 国内編」カテゴリの最新記事