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コーヒー生産が激減するという「2050年問題」をぜひとも解決してほしい

2018年09月29日 02時29分17秒 | 時事放談: 海外編

コーヒー大好き人間には、つらい2050年問題です。

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コーヒーに試練 産地が激減する「2050年問題」とは
朝日新聞 2018年9月28日16時11分

 世界的にコーヒー人気が高まるなか、気候変動の影響でコーヒー豆の生産に適した土地が2050年ごろまでに激減するという問題が注目されている。業界で「2050年問題」といわれ、国内外のコーヒーチェーンや食品大手は、生産の維持を念頭に品種改良などの対策に乗り出している。

 コーヒーの生産地は、赤道を挟んで北緯25度~南緯25度の「コーヒーベルト」と呼ばれる地域に集中している。温暖で、雨期と乾期がはっきりしている気候が栽培に適しているためだ。昼夜の寒暖差が大きいほどおいしく育つとされ、農園は標高が高い場所に多い

 国際コーヒー機関の統計によると、17年度の生産量は世界で約900万トン20年前と比べて1・5倍に増えた。最大産地はブラジルで、2位はベトナム、3位はコロンビアだった。

 商業的に扱われるコーヒーは、主に酸味と香りが強いアラビカ種と、苦みが強いロブスタ種の2種類で、アラビカ種が総生産量の約6割を占める。豊かな風味を持つ一方、気温の変動や病害虫に弱い特徴がある。

 国際研究機関「ワールド・コーヒー・リサーチ」は、このアラビカ種について「現在は生産に適した土地の半分以上が、50年までに生産に不適切な土地になる」と警告している。例えば最大産地のブラジルでは、生産に適した土地の約60%が失われると予測している。

 生産地の激減予測の原因は、気候変動だ。異常な暑さになったり、雨期と乾期のバランスが崩れて長期の干ばつに襲われたりする生産地が増え、栽培が困難になるという。また、環境が変われば、コーヒー栽培に深刻な打撃を及ぼす病害「さび病」が増えるという見方もある。

 気候変動のリスクに備え、各社はすでに対策を進めている。

 米大手コーヒーチェーンのスターバックスコーヒー13年、初めての自社農園をコスタリカに購入。研究拠点として利用し、気候変動に対応できる品種改良に取り組んでいる。研究成果は、取引の有無に関わらず生産者に公開するという。また、25年までに1億本の新しい苗木を各地の農家に提供する計画だ。古くなった木は、さび病になりやすいとされるため、植え替えてもらう。

 食品大手のネスレ(スイス)も、さび病に強い苗木の提供を進めている。16年までに約1億3千万本を配っており、20年までに2億2千万本をめざす。

 国内企業も動く。コーヒー製造販売大手のキーコーヒーは、インドネシアにある自社農園で、原産地が異なる42種類の苗木を育てる。原産地とは異なる環境で栽培し、気候変動への耐性を持った品種を見つけることが狙いだ。広報担当者は「乾期に大雨が降るなど、農園ではすでに異変が起きている。しっかりと気候変動に向き合い、おいしいコーヒーを守りたい」と話す。(筒井竜平)

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2050年には生きている可能性が低い貧乏英語塾長ですが、そこに至るまででコーヒーの生産量が減り、その結果コーヒーが大幅に値上がりし、貧乏英語塾長の口に入らなくなりそうな気がします。

気候変動には、私企業の努力だけでは太刀打ちできません。全世界の各国政府が協力し、事に当たるべきです。特に、アメリカ、中国、インドの3か国の指導者たちの努力を求めます。でも、ドナルド・トランプと習近平じゃ、無理ですか……。嗚呼。


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