気象庁は、今年の夏も猛暑になるといってたんじゃなかったんですかね。
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8月の東京は連日雨…40年ぶり、歴代2位の長さ
朝日新聞 2017年8月16日20時11分
関東地方は16日、朝から各地で雨雲が広がった。東京都心では1日から連日雨を観測しており、8月としては1977年に記録した22日(6~27日)に次ぐ長さになっている。今後も1週間程度は雨が降りやすい状況が続くとみられる。
気象庁によると、北海道の北にあるオホーツク海高気圧が発達している一方、南の海上にある太平洋高気圧の張り出しが弱くなっている。このため、東日本の太平洋側に湿った空気が流れ込み、天候を崩しているとみられる。
都心では日照時間も平均で2時間あまりと短く、10~15日の平均気温も25度を下回っている。
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雨雲に覆われ、肌寒く感じる神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場は人影まばら。海の家の前で、浮輪やボートが出番を待っていた。オーナーの男性(52)は「8年やっているけど、人出も売り上げもこの夏が一番悪い」と肩を落とす。サークル仲間8人で訪れた大学生(20)は「寒すぎるけど、人が少ない分、ゆっくりできた」と話していた。
野菜高騰・海やプールは閑散… 関東などで記録的長雨
朝日新聞 2017年8月16日23時26分
関東や東北地方で、夏らしくない天気が続いている。連日の曇天、降雨で、海水浴場やレジャー施設、農作物への影響は大きい。今後も1週間ほどはどんよりとした天気が続く見通しだ。
気象庁によると、東京都心の降雨は8月に入ってから16日まで16日間連続。40年前の22日間に次ぐ、過去2番目の長さとなった。仙台市でも16日で26日間連続の雨となった。
長雨による日照不足で、夏野菜の価格に影響が出ている。東京都中央卸売市場によると、4~10日のキュウリの入荷量は前年同期より12%少なかった。代表的な産地である福島産の平均卸売価格は1キロあたり259円で46%上昇した。栃木産のナスの価格も33%上昇。トマトは入荷が28%減った。JA全農福島の担当者は「天気が崩れて露地もののキュウリの出荷量が落ち、相場が上がった。お盆あけの出足も鈍く、東日本の産地は来週ごろまではこの状態が続くだろう」。
海やプールへの人出にも影響が出ている。
神奈川県鎌倉市によると、由比ガ浜海水浴場など市内3カ所の人出は、前年同時期より約4割少ないという。由比ガ浜海岸の海の家でつくる「由比ガ浜茶亭組合」の増田元秀組合長(56)によると、売り上げは平均して3割ほど落ちた。「ここ10年で一番寒い。由比ガ浜の客層は若い会社員なので、お盆の時期を外してしまうと、もう取り返すことはできない」
テーマパーク「東京サマーランド」(東京都あきる野市)でも、1~15日のプール入場者数が前年比3割減だった。広報担当者は「ここまで長く続くのは想定外。大きな打撃だ」と話す。9月まで夏休みが続く大学生向けに、新たな集客キャンペーンを検討する。神奈川県大磯町のプール「大磯ロングビーチ」も8月の入場者が約1割減ったという。
東京都新宿区の神宮外苑にある「森のビアガーデン」。都内最大規模の1千席で、屋根やテントがある席もあり、雨でも利用できる。ただ運営会社によると、雨を理由にキャンセルが入り、売上高は前年比1割ほど減ったという。広報担当者は「早く天候がよくなることを願うだけです」と話した。
一方、屋内施設は好調だ。ボーネルンド社が運営する親子向けの室内遊び場「キドキド」の首都圏の12店舗では、ここ数日、入場者が例年より5~8割ほど多いという。目立つのは親子連れのほか、3世代での来店。「子どもの夏休みの思い出に、思い切り体を動かし、発散させてあげたいと来られる方が多いようです」と広報担当者は話す。
気象庁は先月下旬、8月の天候について、「東日本の太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い」としていたが、例年に比べて太平洋高気圧の張り出しが弱いなど状況が変化し、予測が外れたという。
今後1週間ほどは湿った空気が流れ込みやすい状況が続く見通しだが、月末には強い日差しと暑さが戻り、8月末~9月上旬は平年より気温が高めになると同庁はみている。
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なぜにこれほどまでに予報を間違うのか。気象庁は、もう一度予報体制を考え直すべきです。
月末からは晴れ間と暑さが戻るといわれても、これだけ雨が降れば、そのころには晴れるだろうと素人でもおもいます。プロらしく、きちんとした仕事をしてもらいたいものです。
まあ、個人的には涼しいのは大いに助かりはするのですが。
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