凄い救難飛行艇が存在したものです。サンダーバード2号も真っ青の大活躍ぶりでした。日本の技術、いまだ世界最高峰です。
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辛坊氏を救出した海自飛行艇のスゴさ 水陸両用の「US-2」
ZAKZAK 2013.06.22
大荒れの太平洋で辛坊氏らを救出したのは、世界最高峰の性能を誇る水陸両用の国産救難飛行艇「US-2」だった。
US-2は新明和工業(兵庫県)が開発し、海上自衛隊に7機配備されている。航続距離が4500キロと広範囲におよび離陸に滑走路も不要なことから、小笠原諸島の救急患者搬送などでも活躍。最大の特徴は波高約3メートルの荒海でも低速度で離着水できることだ。
今回は波高4メートルだったが、関係者は「US-2とパイロットの技術の高さが合わさった成果」と語る。US-2をめぐっては5月の日印首脳会談でインド輸出を両国で検討することで合意。また、南西諸島の自治体などから沖縄への配備を求める声もあがっている。今回の大救出劇が輸出、配備増への追い風となるか。
中国けん制効果も “世界一”の海自飛行艇を印に輸出へ シーレーン安定も期待
ZAKZAK 2013.03.25
安倍晋三政権が、海上自衛隊の救難飛行艇「US2」をインドに輸出する手続きに着手した。同機は航続距離が長いうえ、波の高い海でも着水できる世界一の性能を持ち、各国が羨望のまなざしで見てきた。日本にとっては、輸出による生産増で製造コストを下げられるだけでなく、インドとの関係強化などで、海洋覇権を狙う中国をけん制する狙いもありそうだ。
US2は離着水が可能な水陸両用機。同種機はカナダやロシアも製造しているが、日本のUS2は約4500キロの航続距離(カナダ機は約2400キロ、ロシア機は約3300キロ)を持ち、波高3メートルの外洋でも着水(カナダ機、ロシア機とも1メートル強)できる。
海難事故や災害時の救難活動だけでなく、US2は着水後15トンの水をくみ上げて飛び立つ一連の動きを数秒間でこなすことができるため、大規模火災での消火活動にも役立つとされる。
同機については、夕刊フジの連載「ニッポンの防衛産業」で、ジャーナリストの桜林美佐氏が3回にわたって取り上げている。2009年にフィリピンでの多国間訓練に参加して絶賛されたことや、製造元の「新明和工業」による民間転用プロジェクトも報じてきた。
インド政府は、US2を救難活動に加え、海賊対策にも活用することを検討。約3年前から日本政府に対し、「US2を購入したい」との意向を伝えてきていた。
防衛省は「US2は武器ではない」との立場だが、従来は自衛隊が運用する航空機として輸出はタブー視されてきた。安倍政権はタブーを取り払い、防衛産業の発展と防衛費の効率化を図る方針。
政府高官によると、タイやインドネシア、ブルネイなどもUS2導入に関心を示しているという。US2輸出を突破口に、各国と技術交流や共同訓練を活発化できれば、中東から日本に原油を運ぶ海上交通路(シーレーン)の安定にもつながるとみられる。
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辛坊さんは恐縮しきりで謝ってばかりいるようですが、気にすることはありません。だれにでも失敗はあります。辛坊さんなら、この失敗を何倍にして社会に貢献してくれるはずです。
しかも、今回の事故により救難飛行艇US2の優秀さが世界中に広がったのは、皮肉な言い方ではなく、辛坊さんのおかげです。日本を代表するジャーナリストが日本からはるか離れた海上で遭難したのを波高4メートルという悪条件の中助けられたから、これだけ紹介されたのです。
正直、貧乏英語塾長は、US2の高性能と海自パイロットの優秀さに、鳥肌を立て目頭が熱くなりました。こういう国を守る装備と自衛官がいるからこそ、この国の安全は守られているのだと再認識させてもらったからです。US2をどんどん輸出して、日本の防衛技術の高さをさらに世界に知らしめてもらいたいものです。
辛坊さんの一日も早い現場復帰を願っています。
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