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インドの禁煙法がガンジー誕生日にスタート

2008年10月07日 08時15分47秒 | 離煙ニュース: 海外編
こういうインドのやり方を見ていると、どこぞの国のように「禁煙ファシズム」なる言葉を許しているのが実に愚かに見えます。

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【インド万華鏡】世界最大の禁煙国に? (産経新聞)
2008.10.6 20:34

 インドで今月2日から公共の建物内での喫煙を全土で禁止する法律が施行された。空港やホテルやレストラン、オフィス、学校に加え、バス停なども禁煙となり、違反すると200ルピー(約445円)の罰金が科せられる。4年前にも同様に法律は導入されたが、罰則が弱く、違反者が絶えなかった。インドのたばこ人口は、約2億5000万人といわれるだけに、禁煙法が成功すればその効果も大きい。インド政府はいずれ罰金を、平均月収の1割に相当する1000ルピー(約2200円)に引き上げ、禁止を徹底する計画だ。

 インドは世界第2の葉タバコ生産国でもあることから、年間1020億本ものたばこが売られている。さらに経済成長に伴い、外国ブランドのたばこも増えており、たばこ消費量は年5~6%増の勢いで伸び続けてきた。

 しかも、インドでは紙たばこより、ビディという細い葉巻の方が人気がある。ただ、ビディは紙たばこに比べ一酸化炭素とニコチンが3倍、タールが5倍と多く、その分、健康被害も深刻とされる。インドのたばこ規制基金の関係者は、英BBC放送で「毎年90万人がたばこで死亡している。1日なら2500人、1時間ごとに102人が亡くなる計算だ」と指摘、同法施行に期待を寄せる。

 レストランなどは許可を得れば、一定の範囲で四方を高い壁で囲い、空調を整備した喫煙席を設けることができるが、それよりも厳しいのはオフィスだ。従業員が喫煙した場合、雇用主も罰せられる。さらに1人しかいないオフィスでも禁煙だ。このため「建築家や芸術家など1人で仕事をしている人には評判が悪い」という。

 摘発専門の捜査員は設けず、それぞれの場所の責任者などが主に対応する。もっとも、今回は政府も成果をあげるため、施行日の2日からは、特別チームがニューデリー市内の公共交通機関や施設などを巡回している。その結果、5日に政府系病院で喫煙していた医師1人のほか、病院関係者や患者の家族ら8人を摘発し、「違反切符」を切ったという。

 今回の禁煙法の目的は、学校での喫煙や受動喫煙の被害を減らすことにある。ある調査ではインドでは13~16歳の子供の13%が喫煙しているという。外で吸えずに家で吸う人が増えれば、家族の受動喫煙被害がさらに増えることも懸念されている。

 さらに、インドでは「噛みたばこ」の愛好者がビディに次いで多く、約6000万人といわれる。禁煙法の対象ではないため、オフィスでは巻きたばこから「噛みたばこ」に替える人が増えそうだ。受動喫煙の被害は少ないが、口腔(こうくう)ガンなどの原因とされており、医師らはたばこ生産と販売そのものの禁止が必要だとしている。

 ちなみに2日は、インド建国の父、マハトマ・ガンジーの生誕日。ガンジー自身、酒もたばこもやらなかったことから、それにならって施行日を2日にしたという。(シンガポール 宮野弘之)

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色々矛盾はあるでしょう。ですが、大切な人的資源である国民の健康を守るために、一定のルールを作るというのはあってもよいことです。

もしインドは民度が低いからルールが必要で、日本は民度が高いからルールが必要ではないという人がいるとすれば、それは思い上がった発想。

ことタバコに関する限り、日本の民度は決して高いとは思えません。他人に迷惑のかからないようなタバコの吸い方ひとつできないのですから。

インドを見習う。そうする時に来ています。

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