【AFP=時事】フランスの反喫煙団体「国民反喫煙委員会」は、たばこのフィルターに微細な穴を空けることによって製品に含まれる有害物質の濃度を実際よりも低く申告していたとして、日本たばこ産業子会社のJTインターナショナルを含む世界たばこ大手3社を告発した。

 CNCTは、フィルターの側面に空いた小さな穴によって、たばこの煙に含まれるタールとニコチンの濃度が法定基準に適合しているかどうか、当局が正確に判定できなくなっていると主張。生命を危険にさらしているとして、JTI、米フィリップ・モリス、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコの3社を告発した。

 フィルターに微細な穴を空けたたばこの構造は1950年代から採用され始め、この穴から新鮮な空気が入ることで、吸った煙がより軽く、より健康的になると宣伝されていた。

 しかしCNCTは、機械を使った製品検査では穴によってタールとニコチンの濃度が大幅に低下するが、人がたばこを吸う時には指と唇で穴がふさがれるために空気が入りにくく、その分、煙を希釈する効果が薄れるとしている。

 同団体は1998年から2006年にかけて行われた学術研究を引用し、「喫煙者が実際に吸い込むニコチンの量は2〜10倍、タールの量は5倍に上る」と説明。また、フィルターの穴が指でふさがれる問題をめぐっては1982年にフィリップ・モリスとBATの間で訴訟があったとし、大手たばこ企業はかなり前から事態を把握していたと指摘している。

 同団体の弁護士がAFPに語ったところによると、告発は1月18日、パリの検察当局に対して行われた。オランダとスイスでも反喫煙活動家が同様の法的措置に出ているという。【翻訳編集】AFPBB News

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身体によいタバコなど世の中には存在しないとおもっていたので、タバコを吸っていたときには、ニコチン・タール量など気にせず、好きなタバコを吸っていました。セブンスターとホープをいちばん愛して、たまにマルボロ、そのうえ葉巻・パイプを吸っていました。

ゆえに、フィルターに穴が開いているのは気づいていても、それが何のためのものなのか、考えようともしませんでした。ですが、恐るべきタバコ会社のデータ改竄のために編み出されたものだったんですね。いやあ、悪賢い奴らです、タバコ会社は。

こんな悪徳タバコ会社を儲けさせるために、不健康になる必要はありません。タバコと縁を切りたい方は、さっさと切るべきです。タバコと縁を切った離煙生活は、本当にすばらしいものですから。