中国で発生したPM2.5で、日本や韓国では3万人以上死んでいるのですと。許せない話です。
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PM2.5関連死、年117万人推計 貿易・越境汚染で
朝日新聞 2017年4月10日13時08分
微小粒子状物質PM2・5による健康被害のうち年約117万人が、貿易や越境汚染などの国際的な影響を受けて死亡していると、中国や米国などの研究チームが推計し、英科学誌ネイチャーに発表した。
PM2・5は大気中を浮遊する微小な汚染物質。大きさは髪の毛の太さの20分の1から30分の1ほどで、肺の奥深くまで入り込みやすい。肺がんや循環器系疾患などのリスクを高めるとされ、大気汚染による死亡者の90%以上を占めるとみられている。
発生源は自動車や工場、火山など様々だが、世界的な影響はよくわかっていなかった。研究チームは今回、228カ国・地域の2007年のデータを分析、計約345万人がPM2・5に関連した健康被害で死亡していると推計した。
このうち22%にあたる約76万人は国外で使われる製品やサービスのために排出されるPM2・5によって死亡したと推計。大気汚染が海外移転された格好で、欧米向けの輸出製品のために死亡した人は中国で約11万人に上るという。
一方、12%にあたる約41万人はPM2・5が発生地域以外へ風で運ばれる越境汚染によると分析。中国で生じたPM2・5で、中国以外で約6万5千人が死亡、うち日本や韓国など東アジアで約3万1千人を占めるとした。(小堀龍之)
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タバコを含め、日本人は大気汚染の問題にのんきにおもえます。しかし、実際にこれだけ被害が出ているのですから、もっと神経質になって然るべきです。
外出時にマスク着用。インフルエンザ流行期がすぎたいまでも、重要なことかもしれません。
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