日本の囲碁界、若手棋士が強くなって、将来が楽しみです。
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第72期本因坊戦リーグ(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催)は6日、最終7回戦が東京の日本棋院、大阪の関西棋院で一斉に打たれ、本木克弥七段(21)が勝ち、本因坊文裕(27)=井山裕太九段=への挑戦を決めた。本木は本因坊戦初挑戦で、7日付で八段に昇段する。21歳8カ月での挑戦決定は69期の伊田篤史八段(23)=20歳0カ月、56期の張栩九段(37)=21歳2カ月=に次ぐ年少記録だ。
単独首位に立っていた本木はこの日、黄翊祖八段(29)に146手で白番中押し勝ちし、6勝1敗と星を伸ばした。本木は群馬県出身、藤沢一就八段門下、日本棋院東京本院所属。2011年、プロ入りした。深い読みに裏打ちされた手厚い棋風で、リーグ戦初参加だった前期も挑戦争いに絡み、活躍が期待された若手の一人だ。
本木は「できるだけ早くタイトル戦に出たいと思っていた。力を出しきれるよう頑張りたい」と語った。
リーグ残留を果たしたのは羽根直樹九段(40)、山下敬吾九段(38)、黄。陥落は高尾紳路名人(40)、張、結城聡九段(45)、三谷哲也七段(31)となった。【最上聡】
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27歳の井山裕太六冠が年寄りに見えるほど、若手が次々と井山六冠の挑戦者になっていきます。昨年本因坊戦の挑戦者となり、井山七冠から名人を奪取した40歳の高尾紳路名人がリーグ陥落したのと好対照です。
とはいえ、若手ばかりでなく、中堅・ベテランが活躍してこそ、ファンは喜ぶもの。挑戦を逃した棋士と陥落した棋士の捲土重来を期待します。
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