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シベリア抑留という国家犯罪を忘れるな

2006年09月08日 08時41分05秒 | 時事放談: 海外編
「戦後」は終わったと言いたいところですが、解決していない問題が山とある国があります。その国とは、ロシアです。

1945年8月9日に日ソ不可侵条約を一方的に破り参戦し、漁夫の利を得て、不当に樺太・北方四島を占領し、60万人以上の日本兵を国際法を無視してシベリアに抑留し強制労働させたのが、ソ連です。

そして、ソ連からロシアに名前は変わっても、領土返還はおろか、抑留に対する謝罪・賠償も一切行いません。国際法上非道の国です、ロシアは。

ところが、そういう史実が風化してきているのも事実。しかし、その無念さを後世に残すために、がんばっていらっしゃる先達もおられます。

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戦後問題にけじめを 日本人強制抑留シンポ (産経新聞)

 【モスクワ=内藤泰朗】第二次世界大戦後、旧ソ連が約60万もの旧日本軍将兵らを違法に強制労働に従事させたシベリア抑留問題を考えるシンポジウムが6日、モスクワで開かれた。日本側はもうそろそろけじめをつけるべきだと主張し、終戦から60年以上がたつにもかかわらず解決されていない同問題の早期決着に向け、日露両国に常設の委員会設置を求めた。

 同シンポは、全国強制抑留者協会、ロシアの相互理解協会の共催で開かれ、相沢英之・全国強制抑留者教会会長が「あと10年したらわれわれ元抑留者は死んでしまう。とにかく早くけじめをつけてほしい」と述べ、ロシア側の謝罪と金額にこだわらず強制労働に対する補償を実現させ、同問題に終止符を打つことが重要だと強調した。

(09/07 20:24)

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相沢さんがこういうところで活躍していらっしゃるとは思いませんでした。素晴らしいことです。政治家として最期の花道をこの問題で飾ってもらいたいものです。

ともあれ、外交とは主張し続けることです。ロシアや中国や韓国を見れば分かるとおり、間違ったことでも主張し続けるとそれが外交になるのです。相手の言い分ばかりを聞いていてはダメなのです。主張することで、初めて話し合いが可能になります。

ロシアでも日本でも抑留問題に対する関心が薄れる中、こういう行動を取り続けることでこの問題が外交問題になりえます。

それにしても、「戦後問題にけじめを 日本人強制抑留シンポ」というこの見出し、いただけません。何のことやら分からず、見過ごすところでした。ゴウ先生は、「抑留」という二文字に注目してクリックしてみたら、上の記事でした。いまの若い人がこの見出しで関心をもってくれるでしょうか。

歴史を伝える努力。こういう些細なところを配慮してもらいたいものです。

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