すでにAIは人間を超えているようです。
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トップ棋士の一力七段も囲碁AIに連敗 「本当に強い」
朝日新聞 2017年3月26日20時50分
囲碁AI(人工知能)が日本の若手筆頭格の一力遼七段(19)と対戦する「第5回電聖戦」が26日、東京都内であり、2局ともAIが完勝した。昨年の公式戦で最多勝を挙げたトップ棋士の一力の相手は、各国のAI同士が競う大会で優勝した中国の「絶芸」と、準優勝の日本最強AI「DeepZenGo」。Zenは、大阪で23日にあった世界戦で井山裕太六冠(27)を破っており、改めて底力を見せつけた。
Zenは持ち時間30分、絶芸は同1時間で対局。一力が秒読みに追われるなか、両AIはほとんど時間を使わずに押し切った。対局後、一力は「本当に強い。いずれもトッププロと同じ力量がある」と認めた。
年末年始に世界のトッププロらを相手に非公式のネット対局ながら60連勝したAI「マスター」は、今回出場しなかった。一力はマスターについても言及。「Zenや絶芸のさらに上をいく」といい、最強AIはすでに人間を超えているとの見解を示した。
囲碁AIは昨年来、「ディープラーニング(深層学習)」の導入により急激に強くなっている。プロ棋士とコンピューターが対局する電聖戦は昨年まで、あらかじめコンピューターが盤上に石を数個置くハンディ戦の「置き碁」で戦われたが、今回初めて互角の「互先(たがいせん)」で打たれた。(大出公二)
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ショックですが、仕方ありません。その中で、どれだけ感動的な碁を打つのが、プロ棋士たちの務めです。一力遼七段にも、腐ることなく、すばらしい碁をうってもらいたいと願います。
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