Sector10の文化をテーマにした施設の内の2つ目の紹介です。
Chandigarh Architecture Museum(チャンディーガル建築物博物館)
政府博物館&アート・ギャラリーとほぼ同じ敷地内で、少し離れた端に建っています。
1997年建築。
ユニークな外観に目を引かれました。
この博物館のデザインは、コルビュジェの死後、コルビュジェ自身のスイスでのデザインを基に彼の弟子がデザインしたそうです。政府博物館&アートギャラリーのデザインでコルビュジェらの元で働いたインド人有名建築家、S.D. Sharmaです。
彼は現在80代。彼の会社が現在、チャンディーガル東方にあるハリヤーナ州・パンチクラにあります。
この建物はコルビュジェのデザインで有名な訳ではないのでわりと素通りされやすいかと思います。
が、海外でのコルビュジェの建築物にこれとよく似た建築があります。
コルビュジェが生前にスイスでデザインしたものが基なので当然なんですね!
チャンディーガルがどのように計画され作られたかの経緯、発展の記録や模型、コルビュジェの直筆スケッチ、写真、資料、家具が展示されています。
期待せずに入ったのですが思わぬ収穫でした!
チャンディーガルの平面図が。
この街の住人にとってはとても興味深い内容なので、一度は行ってみると良い場所です。
小さくて目立たない博物館なので住民以外は面白くないと思われるかもしれませんが、入ってびっくりしました!
一番感激したのは、コルビュジェの直筆のスケッチや彼がデザインした建築物ができる課程などが資料で見られ、特に直筆の物やピカソからの直筆の葉書の展示を見た時は驚きました!
この街の植樹に関してのスケッチと街のイメージ図。
普段見ていた景色がこんな細かなスケッチから始まり出来上がったのかと思うと、一住民として感慨深いものがありました。
この中の資料で、この街がイギリスやアメリカの西海岸の街をモデルにして造られたというのを知り、改めて広い道路や緑の多さに納得しました。
Sector1にあるコルビュジェのモニュメントオープン・ハンドのスケッチが!
このモニュメントを含む彼の建築群が世界遺産に登録されています。
ここにはお宝が沢山展示されていたんですね!
特に世界遺産に登録された今、貴重な街の財産だと思います。
小さな博物館ですが入ってみて良かったです。
建築を勉強している人は特にここは必見ですね!
アクセス
Sector10 9:45~16:30 月曜日休館。
ブログ紹介
「 ぼく@dadadadaiyuさん」ブログ
ゆるろぐ-Urbanisme Log- (https://urlog.hatenablog.jp/)のチャンディーガル旅行記事より。
チャンディーガル建築物博物館 )