インドのチャンディーガルってこんなところ

ル・コルビュジエの計画都市 Chandigarh
コルビュジエ建築物、街&生活情報
 

世界各国の人形が/International Dolls Museum

2018-05-31 | 観光(コルビュジェ関連以外)Tourist Places





Sector23International Dolls Museumという人形ばかりを展示した博物館があります。
日本語で「子供博物館」という名前が付いています。

250種類の世界各国からの人形で、子供向けの小さな博物館。
人形は各国の民族衣装を身に着けていて、各国の説明もあり日本人形もありました!

日本の大人の旅行者がわざわざ行く程のものではないとは思いますが、小さなお子さんがおられるインドの家族には大好評の様です。


見学中、突然に停電して途中から蒸し暑い中の見学
この日も気温は40℃位で、途端に蒸し暑くなって来て扇子で扇ぎながらの見学でした。

ここのコメントでインド人の方も「途中で停電に遭った」と書かれていたので、ここでは日常的な事なのでしょう。
チャンディーガルでは電力不足でエリア毎に順繰りと時間を変えての計画停電を行なっていたので、停電は普通にあると思います。
しかし博物館なのに電力のバックアップがないのは
まあ、見学者が少ないのでそれでも良いのかも、、、、

どこに観光に行くにも飲料水は携帯しておいた方が無難です。


アクセス
Bal Bhawan B, Udyog Path, 23B, Sector 23, 23B, Sector 23
月曜定休 10:00~16:30



露店のスイカ屋さん

2018-05-29 | マーケット&買い物 Markets & Shops



北インドの夏の始まりは早いです。

一応、四季のある北インドですが夏は日本よりもずっと長いです。
この写真のファイルを確認したところ、4月末に撮られていました。
チャンディーガルでは4~5月は40℃を超える真夏です。

という事で4月末で既にスイカの季節ですね!

スイカの形は長細いんです。




おじさんが量ってくれます。




残念ながら殆ど大きなサイズで冷蔵庫に入りそうにない

写真を撮っていたら車から降りたおじさんが何か話しかけて来て、スイカを選んで持ち上げて、、、
何やってるんだろう??と思っていたら、

写真を撮って



↑期間限定の顔出し写真でした

綺麗に撮れているのを確認したら嬉しそう。

以前にもスーパーの前の八百屋さんで撮った時に、店主のおじさんが写真に入って来ました。

インドの人はよく写真に入って来たがるんですよね!



コルビュジェの様式が見られるチャンディーガル建築2

2018-05-26 | コルビュジェ関連・建築物 Architectures


前回の続きです。

コルビュジェのデザインの特徴。

二つ目はピロティを取れ入れている事。

このピロティという言葉も、コルビュジェが名付けて今は建築用語になっています。

と、さらりと書きましたが調べて初めて知った事です
改めて、コルビュジェッって凄い人だったんだな~。

彼がフランスで広めた様式だそうで、1階部分を柱だけの空間とし有効活用して、2階以上の部分を支える形式で、この街のマーケットでもあちこち見られます。

日本でも不動産関係でよく聞く言葉です。
一階が駐車場になっている家屋がありますが、あの部分もピロティと呼びます。


例えば、コルビュジエのデザインのSector10の政府美術館&アートギャラリー
こういうものもピロティと呼んでいいのでしょうね!
1階の前面がピロティ。



資料からお借りします。
Sector1の立法議会議事堂(キャピトル・コンプレックスの一つでユネスコ世界遺産)
1階の全面がピロティ。側面の壁にブリーズ・ソレイユ(日除け)。


書籍・CHANDIGARH The city beautifulより。

という事は、マーケットでも同じようにピロティと呼べるのなら、一階部分の外側がそうなっています。その中は日影になっていて、また雨天の時には濡れない便利な通路になっています。

Sector11のマーケット
一階前面が柱になって通路。



同じくSector11のマーケット
確かここだと思いますが、この右奥の何もなかったスペースにFortis病院の分院が開業しました。



過去記事にも書きましたが各セクターのインナー・マーケットは、日当たりを考慮して全てセクター中央通りの南側に配置しています。
また、道路を横断しなくても買い物できるように、道路の片側(南側)だけにマーケットが配置され、建物はピロティや日除けを取り入れ、住民に優しい設計になっているんですね!

こんな細部まで計算されていたなんて、本当によく計画されて造られた都市なんだと今になって実感しています。

そしてコルビュジェさんの偉業がよくわかり感謝です



コルビュジェの様式が見られるチャンディーガル建築1

2018-05-24 | コルビュジェ関連・建築物 Architectures


過去記事で書いた記事のコルビュジェはマーケットもデザインしたの??についてです。

手元にある資料の本などによると、彼の主なデザイン様式は、そのまま街のあちこちで見られるそうです。

彼のこの街のデザインは「インドでもない、海外のものものでもないコルビュジェ独自のデザイン」としてChandigarh Architecture(チャンディーガル建築)と呼ばれているそうです。

マーケットのデザインももちろん、彼のデザインがそのまま「チャンディーガル建築」としてあちこちで生かされているんですね!

コルビュジェのデザインの共通点。
この街だけでなく外国で手掛けた彼の作品も含めて多くの共通点が見られます。

その一つがブリーズ・ソレイユと呼ばれる日除け

正面に格子状の日除けが付けられています。
資料には蜂の巣状と書かれてあります。

外壁に窓を付けただけでは太陽光が室内に直接入って来るので日除けを付けているんですね!


Sector1の州政庁舎(キャピトル・コンプレックスの一つでユネスコ世界遺産)。



Sector1の高等裁判所(キャピトル・コンプレックスの一つでユネスコ世界遺産)。
実は遠くからしか見た事がなくトリップアドバイザーよりお借りします。
意外と住民は行った事がないのです

Capitol Complex (トリップアドバイザー提供)


Sector11のマーケット


Sector11のマーケット
蜂の巣状と名付けられた理由がよくわかります。



インドの強い太陽光を遮るために付けられたこの日除け。
コルビュジェがブリーズ・ソレイユと名付け建築用語になっているそうですが、私は素人なので知りませんでした。

このブリーズ・ソレイユはこの街の初期のコルビュジェ建築物(日本の団地に似たデザイン)にも見られるそうです。

行った事はないですが、Sector22などには初期の頃のコルビュジェの集合住宅が見られるそうです。
1階にはテラスがありテラス・ハウスと手元の本には紹介されています。


ブリーズ・ソレイユは日除け効果はあるのですが、冬には太陽光を取りいれたいという事で、それに対応したデザインも後に考えられたそうです。建材もコンクリート、コンクリートは当時は高価だったのでレンガ、その両方を使用など。

しかし欠点として熱気と砂埃が溜まる事がわかり、窓を開けるとそれらが室内に入って来るという事だったそうで、それ以降の使用は無くなったのだそうです。
そして広いバルコニーや中庭が取って代わり、室内に直接太陽光が入って来るのを防いでいるそうです。

この街の戸建ては大抵、大きなバルコニーやテラス、中庭がありますが、単に豪邸だからではなくそういう訳だったんですね!

そしてインドの砂埃はかなり酷いです。

最近もインドで砂嵐が起きて死者が多数出ましたが、日常的に多かれ少なかれ砂埃が舞っていて、バルコニーは直ぐに砂埃が溜まります。

サッシが海外から広められる近年まで、現在も多くの住宅がそうですが窓やドアは木枠で隙間だらけです。
長期に留守で締め切っていても、帰宅すると床には砂埃(&虫)が入り込んでいて、日本ではあり得ないことです

とにかくインドの室内&屋外掃除は大変なので、インド人家庭の多くは掃除人を雇っていますね。

ブリーズ・ソレイユが無くても砂埃が酷いのですから、熱気だけでなく砂埃も溜まってしまうのはとても残念な事でしたね





新婦を迎える馬車

2018-05-19 | イベント & お祭り Events & Festivals


ちょうどで2日前に朝のニュースでインドの派手婚に関して報道していました。

インドの派手婚は家の財力と人脈を披露する場ともなっていて、年々派手になって来ている感じです。


そしてニュースの中で白馬の馬車に乗った新郎、新婦の姿が映っていました

北インドの結婚式では白馬が登場します。
新郎が新婦をお迎えする時に白馬の馬車に乗るのです。

その馬車、住んでいた当時に近所の住宅地内で遭遇しました

最初何がやって来たのか?と思ったら






白馬は2頭。

誰も乗っていないのでこの後、新郎が出て来たのでしょうか??

最後まで見ていたら良かったかな

北インドと南インドでは人種も違えば言語、習慣、食文化も違います。
北と南の文化の違いはこうした結婚式にも表れているようです。

白馬に乗って、、、というのは北インドの特徴のようです。


2件のバーベキュー・レストラン/Barbeque Nation & Pirates of Grill

2018-05-17 | レストラン&カフェ Restaurants & Cafes

チャンディーガルには残念ながらというか、当然ながら日本料理専門店はありません

日本人が多いデリーやグルガオン(現在のグルグラム)や有名観光地と違い、日本人が少ない地方都市では日本人調理師のいるお店はないのが普通なので、チャンディーガルだけが特別なわけではありません。

わりと楽しめるお店としては、インドで人気なバーベキューのお店が2店舗あります。

Barbeque Nation (バーベキュー・ネーション)、Pireates of Grill(パイレーツ・オブ・グリル)です。


Barbeque Nation(バーベキュー・ネーション)は文字通りバーベキューがメニューのレストランです。
ムンバイに初めてオープンした後、インド全土に広がり今や20都市以上、また海外にもドバイなど数店舗をオープンさせている大人気店です。

チャンディーガルではSector26の幹線道路Madhya Marg沿いのレストラン・ブロックと呼ばれる通りにあり、いつも人気なようで予約が必要だと言われていました。
家族や友人たちとグループで集まって食べるのがお勧めかもしれませんね
バーベキュー店で独りで食事をする人はいないかも??

初めてのインド滞在の時に現地のインド人の方にここに案内され、料理はビュッフェ形式でデザートまであり、また目の前のバーベキューはノンベジならチキンや野菜、エビなど火が通った料理なので安心して食べられました。
ベジタリアンなら野菜のみになるようです。


アクセス
SCO 39, Madhya Marg, Sector 26, Chandigarh






次にPirates of Grill(パイレーツ・オブ・グリル)はデリー、グルガオン(現在の名はグルグラム)、そしてチャンディーガルにあります。
バーベキュー・ネーションをマネて作られたお店に思えますが
こちらはショッピングモールのELante(エランテ)内4階にあります。


目の前でバーベキュー ノンベジ料理。










ソースも各種。





デザートやフルーツも食べ放題。



バーべキューが始まる前にスターターとしてお皿に次々と肉や魚料理をサーブしてくれます。
またビュッフェ形式での料理は各種サラダ、スープ、カレー、デザートも何度でも取りに行けて楽しめます。

料理とドリンクを先に楽しみ過ぎて肝心のバーベキューが始まった時にはもう既にお腹が、、、
という事もあるので先に食べ過ぎるのは注意ですね!
私はいつもカレーを食べ損ねていました。

エンターテイメント性があって楽しいレストランで好きな場所でした


アクセス

313, 3rd Floor, Elante Mall, Phase 1, Chandigarh Industrial Area,






チャンディーガルではプラスチック袋は実は禁止

2018-05-15 | ニュース News

この記事の続編→チャンディーガルのプラスチック袋対策と問題(袋の写真あり)

デリーを含む多くの州がそうですが、チャンディーガルでも2008年より買い物時にビニール袋(プラスチック製品の袋)を使うのは禁止されています。

参照 https://www.quora.com/Is-the-ban-on-plastic-bags-in-Chandigarh-justified 他ニュース記事より


しかし禁止されたのは2008年というのは住む前だったので全く知りませんでした。
推奨されてはいないのはよく知っていましたが、一部のお店では当たり前のように使われていました。
これはもう何年も前からインドでは大問題になっていながら、未だに解決していないのです。

一部のお店とは、量り売りの野菜&果物のマーケットでビニール袋は紙袋よりも安価で便利なので店主は使いたがるそうです。
ゴミとして捨てられると配管に詰まったり人にも動物にも悪いと言われていて、路上の動物は間違って食べてしまう事も多いようです。

インドではプラスチックのゴミはリサイクルもされていないそうです。
(現在は一部リサイクルされているそうです。)
また日本の一部の自治体の様に分別もされていません。
ただ州によっては厳しく取り組み、ゴミの分別が行われている所もあります。

チャンディーガルでは分別はなかったのですが、プラスチック袋禁止の制度のお陰でクリーニング店の袋さえ紙袋で驚きました。
よく行くパン屋さんでも紙袋、ギフト店でクリスマス・カードを買っても封筒の様な薄い紙袋に入れられました。

当時はまさか禁止だったとは知らなかったので、環境にはいいよね~、なんて思っていましたが。

マーケット内の小売店での卵は古新聞で作られた手製の紙袋で、白いビニールの小袋に入れるお店もありました。スーパーのオーガニック卵や普通の卵のパッキング容器は全て紙製で、日本の様にプラスチック製は見た事がありませんでした。

スーパーのレジ袋は大~小と様々な大きさの不織布を使った袋でした。
お店の名前なども印刷されてこれがまた良く出来ていていつも感心していました。
この対策は更に強化されたそうで、できるだけ不織布の袋を使う事が勧められているそうです。

せっかく禁止されていても、八百屋、スーパー内の量り売りの野菜や果物となると、ビニール袋がまだ使われているからだそうです。

チャンディーガルではレジ袋が禁止になってからは、レジ袋を製造していないのだそうです。が、野菜と果物のマーケットではかなり使われているそうで、多くはパンジャーブ州やデリーから持ち込まれているそうです。


出来るだけ買い物客はマイバッグを持参するように勧められていますが、当時は実践しているインド人はあまりいなさそうでした。モールのスーパーでは、そのお店の大きなレジ袋を持参したら幾らか値引きしてくれていたので、毎回持参していました。

しかしモール内の別の食材店ではまだ買い物袋の持参の習慣はなく、私がそのお店の名前入りの立派な袋を再利用として持って行った時、
「それご自分で持って来られたの?!」と驚かれてしまって、特別な事をしたつもりはなかったので逆に驚いてしまいました!インド人の中ではこんな事をする人がいないんだな、とよくわかりました

プラスチック袋が禁止なら紙製の袋に切り替えれば?と思うインド人もいるようですが、実は以前から日本の製紙メーカーがインドに進出、活躍しているそうです。ただ小さなお店では需要がなく、店主らも意識が低いそうです。

本当に切り替えたいなら客はマイバッグを持って来ないと無理だ、と話す店主もいるそうです。

日本でもテレビ報道でプラスチックゴミの多さ=公害だと最近取り上げられたばかりです。日本は世界で一位の多さ!海に流れたプラスチック製品の海洋汚染が始まっていて魚、海洋生物の体内に入ってしまい、結局はそれが人間に戻ってきてしまっている(人間はそうした魚を食べている)事にもなるそうです。あまり日本では知られていない事かもしれません。

次世代が一体どんな被害を被るようになるのか、とインドではかなり懸念されています。
インド人よりも魚を多く食べる日本の方が、あまりこの問題を深く知らない人が多いかもしれませんね。

インドのこうしたゴミ問題は大きいかもしれませんが、取り組みにより(家にある量で言えば)日本よりもはるかにプラスチック袋の量は少ないです。

今回、久々にゴミのあまり出ないインドの買い物を思い出しながら半分羨ましい気持ちで一杯です。

そして同時に日本のゴミの多さ(袋、トレー、個包装など)に未だ驚愕の日々を送っています。





近郊のショッピングモール ・Paras Downtown Square Mall

2018-05-12 | マーケット&買い物 Markets & Shops





ここは前回の記事のエランテ・モールが出来る前によく行っていたパンジャーブ州・Zirakpur(ジラックプール)にあるショッピング・モール・Paras Downtown Square Mallです。

エランテとは比べられない位に小規模ですが当時、現地のインド人にお勧めされて行っていました。


地下のスーパー開店に合わせて朝一に行ったので人がまだいなくて・・
普段から混まないのかも?




インドブランドの服も可愛いですね。




最上階に映画館が入っているので地元の人には便利なモールのようです。
いつも地下のスーパーが目的で午前中に行っていたせいか、閑散としていましたが帰る頃に人が増えて来ていました。
インド人はランチの時間が遅いので、日本人とは時間差があるんですよね。

日本のテーマパークにあるような乗り物があるお店もあったり、ブランド店、レストラン、カフェ、スイーツ屋さん、フードコートなど色々あります。

地下に入っているインドのスーパーマーケット・チェーンのBig Bazaar(ビッグ・バザール)では洋服、日用品はほぼ何でも揃います。

1階からももちろん、地下の駐車場の入口からも直接入れるので、そこで荷物検査を受けてから入ります。

エランテ・モールの地下にもこの同じスーパーが入っていますが、こちらの方が売り場が広くて断然こちらの方が商品も多いので楽しかったです。

下の地図のインド人のコメントを読むと、地元民にも人気なようですね。

フライパンや台所で使うプラスチックのタッパー、調味料入れ、エプロンその他、色んな物をここで買いました。エプロンは2枚セットで気に入っていましたが、洗濯したら激しく色落ち もちろんインドにいる間でしか使いませんでした


場所はチャンディーガルの東方面、パンジャーブ州でPanchkula(ハリヤーナ州・パンチクラ)の近くにあります。
チャンディーガル国際空港&旧空港よりも少しばかり行った先ですね。

アクセス
Paras Downtown Square Mall
8, Ground Floor, Zirakpur - 140105, Near Panchkula Crossing Centre
11:00~21:30 無休





巨大ショッピングモールのELANTE

2018-05-08 | マーケット&買い物 Markets & Shops



画像 トリップアドバイザーより

ELANTEは、

チャンディーガルのIndustrial Area(インダストリアル・エリア)に2013年4月に出来た巨大なショッピングモールです。

追記 2022年ウイキペディアによると北インドの中で7番目に大きいそうです。(出来た当初は2番目に大きかったです。)


Elante Mall
178-178A, Purv Marg, Industrial Area Phase I, Chandigarh

↓モール内のショップが紹介されたサイトです。
www.shoutlo.com

*2018年秋にスターバックスが1階コートヤード(外のエリア)に出来ました。

*2022年秋にはダイソーが出来ました。

*2022年秋にはユニクロが出来ました。



インダストリアル・エリアとは「セクターで区切られた街」の東側に拡大して造られたエリアになります。

段階的に開発が進み、モール、ホテル、マンションなどが出来ています。
開発はまだ進んでいるようで、セクター内には造れない施設をこのエリアに持って来て商業的に発展させたいような感じですね。

*チャンディーガルでは環境保持の為、セクター内にはモールや工場などの産業施設を造らない方針です。


1階外のコートヤードにもレストランはありますが、上階にもレストラン、バー、ファーストフード、カフェ、ベーカリー、スイーツ店、フードコートと充実しています。




このモールのオープン時にはここに住んでいました。
突然に「大きなモールが出来たらしい」との情報で行ってみましたが中に入ってその広さにはびっくりしました!

デリー方面から来られる日本人も「デリーにあるモールと変わらない位大きい!」と口々に言っておられましたね。
地下3階(駐車場含む)、地上4階で映画館も含みます。

このエランテの直ぐ傍には、三つ星ホテルの他に五つ星のハイアット・リージェンシーも出来ているんですね。オープン当時よりも観光客が訪れやすくなり益々賑わうようになっているでしょう。
ただSector17のショッピング広場近くのバスターミナからは離れています。

このモールが出来る前は、近郊の小さなモールに行っていたのですが、エランテが出来て以降はこちらに行くようになりました。

とにかく広く地下にスーパーもあり、高級感もあり、リフレッシュの為、外食を楽しむ為、出張者との食事などでも訪れていました。

しかし2015年、2017年と既に2度に渡って売却されていたんですね
ここは富裕層が多いとはいっても、数多いショップの中にはがら~んとしているお店もあり、奥に行けば人がいなくて誰が買うんだろう、やって行けるのかな?なんて話していたのを思い出します😅 

ハーゲンダッツもオープン当時は1階に入っていてイートインできましたが、当時のインド人のコメントには「高すぎる~」と言う声もありました。暫くしてお店は無くなりました。その後お店も時々変わってしまったようですね。

レストランはインド人の若者にはちょっと厳しい「外国人や富裕層向けのお値段」ですね。
入ったものの、メニューを見るなりすぐさま出て行ったインド人の女の子たちもいました 

かつての我が家のドライバーが「モールの値段は高すぎる。Sector22のマーケット(インドのバザール)に行くといい、あそこならなんでもある!」って言ってましたが、それが現地の若者の本音だと思います。貧富の差の激しさはここでもありますね。

地下にはスーパーマーケットが入っています。住んでいた頃のスーパーとは別のお店に変わっているそうですが、近くのホテル滞在者も楽しめるのではないでしょうか。


アクセス





Sector10 恐竜好きにはお勧め/Museum Of Science

2018-05-05 | 観光(コルビュジェ関連以外)Tourist Places






Sector10の文化をテーマにした施設の内の3つ目の紹介です。

政府美術館&アート・ギャラリーとチャンディーガル建築博物館と同じ並びにあります。

Museum Of Science(科学博物館)

1階はインドの刺繍や太古の人類の歴史について、

2階は北インドの太古の時代に生息した恐竜の模型、骨、動物の剥製などが展示されています。

日本語では「自然史博物館」とも呼ばれています。

入り口前の通りには恐竜の他にエッフェル塔のレプリカも!戦車もありました。






ちょうど行った時に小学生の生徒たちが団体で課外授業で来ていて、
外国人の私に手を振って挨拶してくれて可愛かったです!
インドでは課外授業が多いようで、観光地へ行くとよく団体で来ていますね!







2階は恐竜博物館。













鶏の足と比べてみると、、、






北インドで発掘された骨などが展示されていてなかなか興味深く、また自分が住んでいる場所の歴史を知ることが楽しかったです。

小さな博物館ですが意外と楽しめました

以上、三か所(過去記事に二か所・政府美術館&アート・ギャラリーとチャンディーガル建築博物館)の観光については共通の入場料だそうです。

できれば午前か午後にまとまった時間がある同日がお勧めです。

但し3か所を立て続けに回ると時間がかかり過ぎ、ゆっくり見て回れませんね。

アクセス
9:45(または10:00)~16:30 月曜定休



もしも途中でランチを挟む場合は便利なお店が近くにあるようです。
味はわかりませんが、、、

ランチに便利なお店
直ぐ向かいの緑地帯(Leisure Valley)で博物館、美術館の斜め向かいの位置にStop 'N Stare Food Pointというランチが出来るオープンエア・スペースのお店があります。入った方のコメントを見るとそう悪くはなさそうです。施設見学の合間のランチなら場所的に最適です。


同Sector10や9のインナーマーケット迄行くと食事が出来るカフェ&レストランは複数ありますが、リクシャに乗らないと時間もかかります。地図で見ると近そうですが徒歩では10分位は歩きますので。

酷暑時では徒歩はきついです。




Sector10 コルビュジェ関連のお宝が/チャンディーガル建築物博物館 Chandigarh Architecture Museum

2018-05-03 | コルビュジェ関連・建築物 Architectures




Sector10の文化をテーマにした施設の内の2つ目の紹介です。

Chandigarh Architecture Museum(チャンディーガル建築物博物館)

政府博物館&アート・ギャラリーとほぼ同じ敷地内で、少し離れた端に建っています。
1997年建築。

ユニークな外観に目を引かれました。
この博物館のデザインは、コルビュジェの死後、コルビュジェ自身のスイスでのデザインを基に彼の弟子がデザインしたそうです。政府博物館&アートギャラリーのデザインでコルビュジェらの元で働いたインド人有名建築家、S.D. Sharmaです。
彼は現在80代。彼の会社が現在、チャンディーガル東方にあるハリヤーナ州・パンチクラにあります。

この建物はコルビュジェのデザインで有名な訳ではないのでわりと素通りされやすいかと思います。
が、海外でのコルビュジェの建築物にこれとよく似た建築があります。
コルビュジェが生前にスイスでデザインしたものが基なので当然なんですね!

チャンディーガルがどのように計画され作られたかの経緯、発展の記録や模型、コルビュジェの直筆スケッチ、写真、資料、家具が展示されています。


期待せずに入ったのですが思わぬ収穫でした!


チャンディーガルの平面図が。



この街の住人にとってはとても興味深い内容なので、一度は行ってみると良い場所です。

小さくて目立たない博物館なので住民以外は面白くないと思われるかもしれませんが、入ってびっくりしました!
一番感激したのは、コルビュジェの直筆のスケッチや彼がデザインした建築物ができる課程などが資料で見られ、特に直筆の物やピカソからの直筆の葉書の展示を見た時は驚きました!


この街の植樹に関してのスケッチと街のイメージ図。


普段見ていた景色がこんな細かなスケッチから始まり出来上がったのかと思うと、一住民として感慨深いものがありました。

この中の資料で、この街がイギリスやアメリカの西海岸の街をモデルにして造られたというのを知り、改めて広い道路や緑の多さに納得しました。


Sector1にあるコルビュジェのモニュメントオープン・ハンドのスケッチが!
このモニュメントを含む彼の建築群が世界遺産に登録されています。



ここにはお宝が沢山展示されていたんですね!

特に世界遺産に登録された今、貴重な街の財産だと思います。

小さな博物館ですが入ってみて良かったです。
建築を勉強している人は特にここは必見ですね!


アクセス
Sector10 9:45~16:30 月曜日休館。




ブログ紹介
「 ぼく@dadadadaiyuさん」ブログ
ゆるろぐ-Urbanisme Log- (https://urlog.hatenablog.jp/)のチャンディーガル旅行記事より。
建築関係の方です。
インドろぐ7 〜チャンディーガルの光と影〜 - ゆるろぐ -Urbanisme Log-
(ロックガーデン、Leisure Valley(レジャーバレー)、政府博物館&美術館、
チャンディーガル建築物博物館 )  


Sector10 コルビュジェがデザイン/政府美術館&アート・ギャラリー Government Museum & Art Gallery

2018-05-01 | コルビュジェ関連・建築物 Architectures


Sector10は文化をテーマとしたセクターです。

1.Government Museum & Art Gallery(政府美術館&アート・ギャラリー)
ル・コルビュジェがデザインした美術館です。

2. Chandigarh Architecture Museum (チャンディーガル建築物博物館)
コルビュジェ自身のスイスでのデザインが基で、1の美術館デザインでコルビュジェの弟子として働いた建築家が手掛けました。コルビュジェの海外での建築物もこの建物とよく似ています。

3.Museum Of Sience (科学博物館&自然史博物館)
人類の歴史とインドの恐竜館。

これら三つは共通する入場料で入れるそうですが、私は三つ同日に入らなかったので料金は別々に払いました。
現在も共通入場料という制度があるのか尋ねてみて下さい。
カメラ持ち込みは各所別途料金がかかります。
最近の情報では当時(入場10ルピー、カメラ持ち込み5ルピー)よりも値上がりしているようです。

スマホで撮る人は料金が発生するのか??
ルールが対応できてないと思うので受付で尋ねてみて下さい。


下は1のGovernment Museum & Art Gallery(政府美術館&アート・ギャラリー)です。
大きくて全景が入りませんでした
1962~1967年建築。



チャンディーガルにはこちらの美術館の他に美術学校と建築学校があります。

残念ながら世界遺産に登録されたのはSector1の建築群だけで、これらは世界遺産には登録されてはいません。
しかし世界にあるコルビュジエ設計の美術館の内の1つがこの美術館です。

残りの2つは同じくインドのアーメダバード美術館で同時期にデザインされています。
計画はチャンディーガルの方が早かったそうです。

もう1つは東京上野にある国立西洋美術館です。
こちらは一昨年に世界遺産に登録された時に日本のニュースで映像が出ましたが、一目見た時に「あ!チャンディーガルの美術館とそっくり!!」と驚きました

この3つはデザインが大変似ているそうです。
この美術館の外観は50m四方の正方形の造りで様々な実用性を兼ねたデザインです。
浮かせて取り付けられた雨樋のある屋根や内部も細くデザインされ、階段を使わずにスロープ、吹き抜け、と何かしら意図を感じさせるような造りです。

コルビュジェのデザインの特徴ですが見たり読んだりした結果、段々と解って来ました。
自然を利用して建物にデザインを作る(この場合は雨水を利用して樋という物をデザインする)という感じだと思います。

*雨樋の形は牡牛の角をイメージしているそうですね。
Sector1の建築物にも同じ形の樋がデザインされています。

建築に関して素人には気づきが少ないと思いますが、勉強されている方には恐らく発見の多いデザインだと思いますし、他のコルビジェの美術館を知っている方には共通点がすぐにわかると思います。

Sector1のコルビュジェ建築群を見学した後には、多くの観光客がこの美術館も訪れているようです。

展示物は、元はパキスタンのラホール市から運ばれてインド数か所を転々とし、最後にこの美術館に収められました。
ガンダーラ美術の古代の仏像や数多くの彫刻品、絵画が展示されていて大変興味深いです。

ヒンドゥー教の多いインド人が仏教思想の仏像、神様の絵などを見学するとまた興味深いようです。
絵画好きな方には2階に沢山の絵画、モダン・アートの展示も楽しめ、インドにもこんなアーティスト達がいる事が新発見でした。






吹き抜け。他のコルビュジェの美術館とデザインが似ているそうです。
壁の中の絵が綺麗でした。こういう壁が他にもあったと思います。





日本の壺も発見!






館内をゆっくり回っていたらあっという間に1時間以上はかかります。

アクセス

10時~17時 月、祝日休み




ブログ紹介
「 ぼく@dadadadaiyuさん」ブログ
ゆるろぐ-Urbanisme Log- (https://urlog.hatenablog.jp/)のチャンディーガル旅行記事より。
建築関係の方です。
インドろぐ7 〜チャンディーガルの光と影〜 - ゆるろぐ -Urbanisme Log-
(ロックガーデン、Leisure Valley(レジャーバレー)、政府博物館&美術館、
チャンディーガル建築物博物館 )