インドのチャンディーガルってこんなところ

ル・コルビュジエの計画都市 Chandigarh
コルビュジエ建築物、街&生活情報
 

デリー発祥のファブリック店/Fabindia・チャンディーガル店

2018-06-28 | マーケット&買い物 Markets & Shops


Fabindia Store (ファブインディア)はインドに100以上の都市&海外にも出店しているファブリック製品の有名店です。
最初は輸出用でしたがその後、国内に1号店をニューデリーに開店したのを始め、次々とインド全土に広がりました。
インドの貧困層の村から多くの手仕事を委託しているそうで、商品は衣類、バッグ、ポーチ、小物入れ、アクセサリー、リネン、家具、インテリア、オーガニック食品があります。


チャンディーガルには何店舗もあるんですね!
どのお店が一番大きいのかわかりません。
私はSectr17のタージホテルの近くの支店しか行った事がありませんが。

Sector17のお店は1階に食品(オーガニックのお茶類、調味料など)、アクセサリー、小物、雑貨、上階に衣類、家具、リネンやインテリア用品がありました。家具も見れば欲しくなるのでなるべく見ないようにしました

時々セールをやっているようです。
2019年、Sector17のお店はリニューアルし、地下~2階が売り場、最上階にfabcafeができたそうです。


*チャンディーガルと近隣にこんなにも店舗があるのは、やはり富裕層が多くそうした層がターゲットになっているからでしょう。

アクセス
Sector7 インナーマーケット
SCO 9, Sector 7C, Inner Market, Near petrol pump
Phone: +91-0172-4174292
10 am to 8:00~9:00 pm 無休



Sector 17 A
SCO 50-51,Sector 17-A,Near Hotel Taj(タージ・ホテル近く)
Ph: 0172 4786103
10:30 am to 9:00 pm 無休



Elante Mall エランテ・モール3階https://blog.goo.ne.jp/india6000/e/dc8d2ffd5ade33ce26173ea11035b588
Unit No. 231, Second Floor, 178-178A,
Industrial and Business Park, Phase-1, Elante Mall, Chandigarh -160102
Phone: +91-0172-4622001, 4623001
11 am to 8:30 pm 無休


こちらはチャンディーガル南といってもMohali(モハリ)側エリアなので中心地からは離れています。
Sco 116, Main Market, Chandigarh Sector 61 Phase 7, Near Lakme Saloon
10:30 am - 08:30 pm


お隣のPanchkula(パンチクラ)にもあるんですね!
stores in Panchkula
Sco 349, Sector 9



ジャイプール発祥のファブリック店/Anokhi・チャンディーガル店

2018-06-26 | マーケット&買い物 Markets & Shops


Anokhiは、インドのジャイプールが発祥の可愛いブロック・プリント(ハンコで布に柄を付ける製法)の生地を使った女性に大人気のお店です。
Anokhi – contemporary crafted textile


衣類、アクセサリー、ハンカチ、ポーチ、小物ケース、バッグ、ランチョンマット、クッションなどインテリア用品があります。

チャンディーガル店はインナーマーケットにあり2階建てですが小さなショップなので、日によってお目当ての小物が揃っていない時があります。お土産用に1人が一度に沢山買う可能性があるのですぐに無くなってしまうのかもしれません。
使う予定がない時に先に買っておく事をお勧めします。

小物入れ、ポーチ、ハンカチなどはお土産にもいいかもしれません。
衣類は日本人だと小柄な女性にはどうしても少し大きいですが、小さなサイズもあります。

ネットでジャイプールの本店を見ると、すごく広そうですね~
ジャイプールは観光で行きましたが最低1泊の旅行でないと、お店まで行く時間はないですね。

Sector7 インナーマーケット、端にガソリンスタンドあり
Sector 7 Market, SCF 5, Inner Market, Sector 7-C
Phone0172 - 2790107, 5016970
10:30~19:00 日曜定休







廃材で出来たユニークな公園/ロック・ガーデン Rock Garden

2018-06-22 | 観光(コルビュジェ関連以外)Tourist Places


Sector1のスクナ湖のすぐ近くRock Garden(ロック・ガーデン)という、多くの集客のあるユニークな公園があります。
ここはコルビュジェ建築群に次ぐ代表的な観光地になります。

初めて来た時も全く予想外のユニークさにびっくりした場所でした。
ここはコルビュジェ関連以外には観光地があまりないので 
外せない場所だと思います。


ここはチャンディーガル都市計画で出た廃材を使って作られた巨大な公園なのです

そしてきちんとここが廃材で作られた公園だというのを頭に入れておいて下さいね。
そうでなければ印象が随分違うと思います!
そしてこれを作ったアーティストはインドやアメリカなど海外でも有名にもなったのです。


ここはネック・チャンドという男性が1957年から18年にも渡り、独りコツコツと廃材を集めて作った公園です。
彼はチャンディーガル州都プロジェクトに携わる道路検査官でした。

チャンディーガルが出来る以前、ここには何十もの村があり、都市計画の為に更地にされたのだそうです。立ち退きを拒んで存続した村は現在もSector19&Sector22の人気の巨大マーケットとして人気の場所です。

そしてその時に出たありとあらゆる廃材を利用しました。
作業が進行した頃、政府に発見されますがそのユニークさを認められ、なんと大勢のスタッフと給与まで与えられ公園は更に拡大されました!

この公園には2度入った事があります。
写真は2度目に行った時で、その時の同行者が撮った写真です。



拡大された公園はVIPも訪れるほど有名になり、今やこの街を代表とする観光地の一つになりました。
利用された廃材の中には、背面のシヴァリク山地から出た埋出品もあるそうです。

なんだか迷路の様にもなっていて、ぐるっと回って出て来た場所が滝が見える所だったという記憶があります。



こんな細い道、狭い道を抜けて行ったり、一種のテーマパークのような、、、



コンセントプラグが利用されています。
壊れたお皿など色んな物で作られたものを見ました。




こんな手作りの人形をコツコツと、、、



ネック・チャンドさんは森の中で独りで作業していたそうです。
森の中に不法侵入して、、
というのが罰則の対象だったようですが、逆に森の中で作られたからこそ、こんな自然に囲まれた公園になったのですね!これはまた別の滝です






途中で井戸のような物もありました。中にはコインが沢山!



タイルで作られた人形。こんな人形や動物などを作っていたんです



自然一杯の中を暫く歩きましたが、まだまだ続くのです。
お土産屋さんがあったり,え~!まだ先があるよ!
その奥を行くと売店、ミニ水族館があり、ラクダのいる広場に出ます。





最終的には一番奥にある巨大ブランコの広場から更に作業が進められていたそうです。


この巨大ブランコ、乗りました!まさか大人になってしかもインドでブランコに乗るとは

皆がブランコに!



中央に写っている緑色の服の人、思い切り漕いでいますね




そして確かにこの広場の奥にはシートがかかっていて何かやっていたようです。
え!まだここ広がるの!?

*現在はその場所も完成しているそうです。(この公園は完成しています!)


帰り道で。こんな人形が沢山



インド人女性が身に着ける腕輪(バングル)で作られた人形。




鳥?孔雀かな?



お猿さん。


とにかく沢山の人形で一杯でした!写真はごく一部です。

彼はこの公園でアーティストとして認められ、1986年には米国ワシントンで開かれたインド・フェスティバルでの出展作品で大きな業績と名前を残しました。

そして3年前の2015年に90歳で死去されています。
つい3年前の事だったんですね。

彼はこの公園が完成するのが楽しみだったそうです。
そしてインド中にこんなファンタジー溢れる公園を沢山造るのが夢だったそうです。
こんな素敵な方がおられたんですね!

実際に完成を目にすることができたのでしょうか!?

写真を撮りながらゆっくり、往復で1時間位はかかりました。
ブランコを漕いだり途中でゆっくりしたら最低1時間半はかかりますね。
もっと時間をかけて写真を撮る方もおられます。

アクセス 

Sector1 スクナ湖の近くです。
9:00~19:00 無休




ブログ紹介
「 ぼく@dadadadaiyuさん」ブログ
ゆるろぐ-Urbanisme Log- (https://urlog.hatenablog.jp/)のチャンディーガル旅行記事より。
建築関係の方です。
インドろぐ7 〜チャンディーガルの光と影〜 - ゆるろぐ -Urbanisme Log-
(ロックガーデン、Leisure Valley(レジャーバレー)、政府博物館&美術館)  



チャンディーガルの言語の種類

2018-06-20 | 概要 About Chandigarh

デリーではヒンディー語ですが、チャンディーガルで話されている言語はパンジャビー語、ヒンディー語、英語です。

お隣のパンジャーブ州でも同様です。

英語は殆ど話せない人から流暢に話せる人まで様々ですが、中流層以上の人達は話せるようですね。

パンジャビー語はパンジャーブ地方やその周辺の州の一部、パキスタン、海外ではそれらのエリアから世界各国に散った人達の間で話される言葉で、人口はかなりに上るそうです。

チャンディーガルSector10の科学博物館では、館内のパネルの説明がパンジャビー語と英語だけでした。
絵の下の説明文字がそうです。




え?ヒンディー語がない!!(これ、ヒンディー語学習者にはちょっとショックです!)
パンジャビー語はヒンディー語の文字となんとなく似た感じなんですが、よく見ると全然違っています。

ドライバーに尋ねると、誰もがパンジャビー語が解ると話していました。
もちろんヒンディー語もわかります。
彼は家族間ではパンジャビー語で会話すると話していました。

こんにちは(ヒンディー語ではナマステ、ナマスカール)はパンジャビー語では何と言うのか尋ねたら、ヒンディー語とは似ても似つかず、ナマスカールよりも長く日本語には無い発音で!
難しくて2度聞いても日本人の私には聞き取れなくてびっくり!
しかも発音はヒンディー語とも少し違うそうです。
これでは、ナマステ、ナマスカールの方が簡単です。

外では標識もパンジャビー語を見かける事がありました。
ヒンディー語の文字は勉強した甲斐あって、模様ではなく文字として認識できていたのですが!パンジャビー語はさっぱりです。

しかも皆がパンジャビー語で会話している訳でもなく、インド人同士で英語で会話もします。
同じ土地同士の相手でも英語を使うのは恐らく、相手の職業などのステイタス(ドクターなど)で判断するようですが、、、、

中流層以上をターゲットとしたレストランのメニューでも英語オンリーです。
現地の方に理由を尋ねると、殆どの人が英語がわかるから、という答え。
そいういうお店に入る人は富裕層で、一定の英語レベルがあるという事なんですが日本にはない習慣なので不思議な感じがしました。

また、小学生の子供で英語をペラペラと話す子を何人も見ました。
低所得者の家庭と思われる子供たちまでもが英語で普通に会話をしていて、英語がそんなに身近なものなの??とびっくりしました。テレビを点ければアニメが英語で放映されているし、子供にとっては英語環境に恵まれているでしょう

反対に全く英語が話せない大人も意外にいて、その差は激しいですね!


Leisure Valleyと名付けられた緑地帯

2018-06-18 | コルビュジェの構想&街の造り Le Corbusier's plan



度々登場するこの地図、実はこのチャンディーガルはこの地図を右に少し傾けた角度です。
便宜上、街中では上のような角度の地図にしてあるのです。


赤丸で記されたセクターには南北に緑地帯が一部、走っています。
その緑地帯の中に、青い線で川が描かれています。
コルビュジェがこの緑地帯を、モンスーンによる洪水から街を守るための排水溝の役目として作ったそうですが、この川も排水溝の役目になっているんですね!
見えませんが、地図で見るとSector3からこの川は流れています。


この南北に縦断する緑地帯はLeisure Valley(レジャー・バレー)という名前が付いています。
住んでいた頃から不思議でした。 

Valley=谷 なぜ谷なんだろう???と。

地形が南に向けて谷のような緩やかな斜面になっているのだそうですが、それに因んで「谷」と付けられたのだそうです。

このLeisure Valleyには様々なテーマの広い公園、歩道、自転車レーンが走っていて地元民の憩いの場で、観光地としても取り上げられています。

南側も公園を挟みながらずっとLeisure Valleyになります。



Sector10のLeisure Valleyを歩いたことがあったのを思い出しました。
歩いたのはちょうど過去記事に書いた美術館、博物館が集まったエリアの道路を挟んだ真向いです。

その通りに出る丁度、角の場所はこんな感じでした。
ただ人が多くいる場所ではなかったのでささっと写真だけ撮って通り過ぎました。
特に女性は昼間でも治安重視です。一応安全な都市とは言われていますが。





博物館方面に歩くととにかく広くて長い

Sector16のローズ・ガーデンまで行けるかな?とも思ったのですが、旅行者がよく思われるように歩くだけで結構な長距離になります。

位置的に博物館の斜め前辺りのLeisure Valleyでランチができるようなお店もありますので、ランチを挟んでの見学なら便利な場所ですね。

お天気が良ければ気持ちがいい場所です




インドでも父の日

2018-06-15 | イベント & お祭り Events & Festivals





住んでいる当時、ギフトショップで父の日の看板を見かけました。
インドでは母の日もちゃんとありますが、え!?父の日もあるの~?とちょっとびっくりしました。

海外では、その国独自で父の日が制定されている国々もあります。
アメリカ由来で6月第3日曜日が父の日の国々もあり、日本がそうです。

そしてインドも6月第3日曜日が父の日だという事です

インドではティーチャーズ・デイ(先生の日)や宗教上の儀式の兄弟姉妹の日なんていう日もあります。

このお店はギフトショップという事で、バレンタインデーやクリスマスなどと同様に西洋のイベントを積極的に取り入れているようです。

しかし実際どれだけ浸透し、父の日に子供たちがプレゼントをしているのかよくわかりません


イギリスが養豚技術で進出

2018-06-13 | ニュース News


過去記事でSector9のスーパーで輸入の豚肉(ロース、ベーコン、ハムなど)が冷凍パックで売られていたと書きましたが、それはイギリスからの豚肉でした。パッケージに印刷されていて「あれ?イギリスから?」と当時は思っていました。ロース肉は脂身たっぷりでいつも選びながら数回しか買ったことがありませんでしたが。

ポークソーセージは以前からあり、外食でもポークハムやポークステーキは食べられていて豚肉を売るお店はある事はあるのですが、外国人が行くスーパーでそれらが簡単に買えるようになったのは2014年頃からだったと思います。ショッピングモールのエランテ内でも、その頃に量り売りで数種類の生ハムが買えるお店が出現しました。

その背景になっているかもしれないのが2013年のニュース。

イギリスがパンジャーブ州に盛んに養豚技術やパッキングのインフラ技術を売り込む為に提携企業を探しているという内容でした。
Pork may replace tandoori chicken in Punjab
ゴミ漁りをしているような豚肉とは違い、上質な豚肉を食べるとわかるはず。豚肉の方がヘルシーで、きっとパンジャーブでは豚肉がタンドリーチキンに取って代わるだろう。

かなり強気の売り込みだったんですね。
「ゴミ漁りをしているような豚肉」って 事実ですが。

外国人には歓迎ですが、インド人にとっては豚肉を食べるきっかけ作りになるのでしょうか??
宗教上のタブーである牛肉と違い豚肉は売り込み易いのでしょうけど、、、
恐らくタンドリーチキンに取って変わることはないと思いますね

豚肉を食べるという話をすると、インド人はびっくりしますね。
チャンディーガルでは豚や山羊などを路上で見かけた事はなく、他都市で遭遇した時には珍しくて写真に撮ったことがありますが、ゴミ漁りをしている汚い動物というイメージですね。
食べるという話はインド人にはしないように気を付けていました。

そして2016年のニュース。
国内消費の為に→パンジャーブ州に最先端の養豚場を作る計画


また今年2月のニュースですが、同じくインドのアッサム州でもイギリスは養豚許可の話を進めているそうです。
BPA opens doors to India for UK pig breeders
イギリス養豚協会はインドでの養豚にサインアップ。契約はアッサムで行われた。

アッサム州でも!?誰が食べるの?外国人って多かったっけ??
なんとインド人の中流階級以上向けなのだそうです

インド人がこれからどんどん豚肉の味に慣れ、食べる機会が増えるのかもしれません?
しかし海外に出てもインド人はカレーやベジタリアン料理しか食べないとよく言われますが本当に食する人が増えるのでしょうか??

アッサム州では既に欧米から豚肉が輸入されているそうですが、養豚が進めば数年後には豚肉がもっと市場に出回る予想です。

加えてパンジャーブ州にも養豚場ができれば富裕層の多い隣のチャンディーガルなら、豚肉を扱うお店が増えるようになり外国人には便利になるのかもしれませんね。

ただ本当にインド人で食べる人がどんどん増えるのでしょうかね???





真夏に現れる謎の無料ドリンク

2018-06-08 | イベント & お祭り Events & Festivals




夏の風物詩。

真夏になるとこのテント内ではドリンクを無料で飲めるので、多くの道行く人、車のドライバーが立ち寄って飲んで行きます。この街だけでなく他都市でも見られるようです。

インドでは宗教上、食べ物を無償で奉仕するという事が良く行われますがその一環のようです。

ドリンクは、ピンク色に染められたローズウオーターなのだそうです。
気になり調べてみたのですが、どれも無色に近くてピンク色ではありません。
お菓子などに食材として使われるピンクのローズエッセンスみたいなものがあるので、それで色付けされているようです。

初めて近くで見た時は、このピンク色のドリンクが甘いストロベリー味のジュースか何かと勘違いしました。







インドのアーユルヴェーダでは、ローズウオーターはドリンクや化粧品に使われています。
飲めば体を冷やす効果があり、美容にも良いそうで、最近は日本でも注目されて扱うショップがあります。

最初この無料のドリンクの事は、車で移動中に遭遇しドライバーに誘われて知りました。

無料で飲めるドリンクで!誰でも飲みに行ってOK!

しかしなぜ無料なのか??一体何のドリンクなのか??(日本人でもOKな味、中身なのか??)全く正体不明で気乗りせず
私の手元には持参して来たドリンクがあったので、ドライバーが独りで飲みに行き嬉しそうに戻って来ました。

その後、夏にはあちこちに出現するので何度か目撃しました。
いつも大音量の音楽をかけているのです!

場所は車道だったりインナーマーケットだったり、空き地だったり、近所で開かれた時もとにかくテントで大音量の音楽が鳴らしっぱなしで半日続きました

お祭りじゃなければ大迷惑と思っていたんですが、何をやっているのか見に行ったらこれだったので、まあ夏の風物詩で仕方ないか、という感じでしたね



スクナ湖 干上がる&水質問題 Sukhna Lake3

2018-06-06 | ニュース News



過去記事に書いた「スクナ湖 初回は水の入れ替え中」という記事。

実はず~っとこれが気になっていて、実は入れ替えじゃなくて暑さで干上がっていたのではないの?と思っていました。あの時、同伴したドライバーが、水の入れ替え中なんだよ!と説明してくれたのです。

湖上に複数の重機が出て作業中だった事もあって、大きな勘違いをしてしまったのかもしれません。
そしてテレビクルーが取材に来ていて、テレビニュースでも実際、水のないスクナ湖が出ていました。

水の入れ替えなんて人工湖だからできる事なのかな?と変に納得しながらも今まで何か引っかかるものがあって、今更ながらその年のニュースを調べてみました。
因みにこの湖は近くのダムから水が来ています。

そしてやっぱり!!
水の入れ替えなんかではなく水が干上がっていたんです!
なのであの過去記事についてもタイトルも、内容も訂正しています。      
そしてこの件を調べている最中、なんと今年6月現在のニュースも発見しました!
写真も出ています。

実は昨年の夏に続いて今年もなんだそうです。
そういえば数年前から、インドの他州で少雨が原因で砂漠化&水を汲みに遠くまで行かなければならない様子が度々報道されていました。世界的にこういった問題は他国でも起きています。

そして今、危機に瀕していると言われているスクナ湖。
スクナ湖、様々な問題が&他ニュース記事参照

長い記事なので全部は読めませんが、
昨年、干上がった所に届くようにパイプを作り、地下水を注水して増水させたそうですが、湖を満たすほどには至らず効果は薄かったそうです。また干上がった後に雑草があちこちに沢山生えてしまい
それを抜く作業チームを作りとにかく大変だったそうです。

そして近年の多くのニュースで湖の水質悪化は深刻だと報道されています。

湖底には沈泥が溜まり貯水量が減ってしまい、それに加えて少雨と蒸発が原因で昔から比べると湖は小さく縮んでいるそうです。
泥を取り去る作業が重要だと。また泥がダムに逆流するのを防ぐ為に工夫されたそうですが、それが逆に湖に流れる水量を減らしてしまっているそうです。
近隣からは生活排水がチャンディーガルに流入しているそうです。

雨量が増えるのはモンスーンの時期を待つしかありません。

遠方から来た観光客は干上がった湖が泥沼化しているのを目の当たりにして、楽しみに来たのにがっかりだと
水質の悪化はかなり深刻なのだそうで、すでに「死んでる」とまで表現されるほど。

そもそもコルビュジェがこの湖を計画した時代は今程、最高気温が高くなかったのです。
雨量も近年のように少雨ではなかったのでしょう。

そしてニュース記事の最後に書かれていた内容がとても残念でした。コルビュジェが泣きますね

本来コルビュジェは湖でモーターを使ったボートを使用したり、ダムに車両を侵入させたりする事は禁止していたそうです。住民がここで心身を寛げる場として予想していたのですが、真逆の事が行われています。

現在、住民の憩いの場でもあるとは思いますが、商業主義的な使い方と化し観光収入も得ていますね。

今、救急処置を取らなければ湖の寿命は長くないと数々の川を再生させて来た専門家から言われている程、深刻な汚染レベルだそうです。

これが人工の湖だからこそ、対策を取り易いはずだと考えられていて今、再生できるのかどうかの瀬戸際に立たされている状態です。