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コルビュジェの建築群がユネスコの世界遺産に登録された事が影響したのでしょう。
チャンディーガルが2018年のニューヨーク・タイムズのトラベル・リスト(Travel List)(旅行で行くべき都市)に載ったそうで、選ばれた52の都市の中では、インドではチャンディーガルだけだったそうです。
「インドで一番きれいな街」
「緑豊かで建築物のメッカ」
「ユネスコ世界遺産のコルビュジェの建築物郡や新オープンしたオベロイ・ホテルがお勧め」
と説明されたそうです。
こういった建築物があるにも関わらず、ここはあまり名前を知られることがなかったようです。
が、世界遺産に認定された事で急に変化が見られるようになったようですね。
日本人の間でもあまりこの街の名前は知られていませんでした。
普通の「地球の歩き方」には載っていないから、というのが大きな理由だと思いますが
女性版の「地球の歩き方」という数年前に発刊された小さなガイドブックにはコルビュジェが作った都市として紹介されています。
日本のテレビニュースでは、一昨年にコルビュジェが手掛けた国立西洋美術館が世界遺産に認定された時「その他インドにも・・・」と報道されただけで、残念ながら都市名が公にされずに終わりました。
でもここに縁があった日本人なら必ずピンと来たはずですね!
そして日本の旅行会社がこれをきっかけに動き始めてますね。
コルビュジェ建築物の見学ツアーというのが今は増えて来ていると思います。
トラベル・リストに載ったのは嬉しいニュースですが、私には万人受けする街とは思えません。
(インドで一番きれいとはいえ、日本と比べてはいけません。)
過去にも書きましたが、ここに来るのにお勧めな人達というのは、コルビュジェの建築に興味がある人や建築の勉強をしている方が第一です。
またインドに住む日本人では、都市部のインドの喧騒から離れて緑の多いこの街を見てみたい人。
大気汚染は私がいた頃は少なかったのですが、近年は悪化しているようなのが残念です。
インドの喧騒が好きでそんなインドが大好きで、日本とは違う刺激を貰えるのが好きな人には拍子抜けし、恐らく満足しないはずです。
またこの都市は当初の計画では人口50万人都市だったのだそうですが、今や100万人を超えてしまっているそうです
セクター外エリアにはマンションもあり、マンションに住む人達もいます。
これでは電気不足にもなるはずですね。
富裕層が多いのですからクーラー、暖房と使えば使うほど電気が足りなくなるはずです。電気代も近年は高騰しているそうです。
住んでいた頃にもMOHALI=Mohali(モハリ)からは高層マンション群が見えていましたが、チャンディーガルは人口が増えすぎてしまい、近辺のMohaliやPanchkula(パンチクラ)という街が衛星都市として発展して来ているそうです。