書評
岸本裕史『ドラえもんの学習シリーズ ドラえもんの算数おもしろ攻略 改訂版 算数まるわかり辞典 4~6年生』(小学館)
(29) ドットプロットと代表値(p246~247)
「ドットプロット」は知らない。辞書にもない。「ドットブロット」というのはあるが、関係なさそう。
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「上の表は、15人が1か月に何冊の本を読んだかを調べたデータよ」
「このデータを数直線上に表したドットプロットを作って、データの特ちょうを調べてみよう」
「できた! 6冊読んだ人がいちばん多いね」
「それを最頻値というんだ」
(p246)
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小学生から統計を学ぶのか。大変だ。
「最頻値」の他にも、似た言葉が出てくる。
「平均値」は、知ってる。
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中央値=5冊
下の図のように、データを順に並べたとき、真ん中にくる値。メジアンともいう。
(p247)
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「真ん中」は怪しい。
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n個の量を大きさの順に並べたとき、中央に位置する値。nが奇数ならば(n+1)/2番目の値、根が偶数ならばn/2番目とn/2+1番目の値の平均値をいう。
(『広辞苑』「中央値」)
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これらを纏める。
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最頻値、平均値、中央値など、データの特ちょうを表す値を代表値というよ。
(p247)
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偏差値は知らなくてもいいのかな。
(29終)