ヒルネボウ

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『冬のソナタ』を読む  「別れの練習」(下p25~49)

2025-02-22 23:58:07 | 評論

   『冬のソナタ』を読む

     「別れの練習」(下p25~49)

2 ホテルで

カン・ミヒは嫌いだ。

ユジンが春川(チュンチョン)の高校に通っていたとき、自分に似ている人を好きになったのだが、その人が死んだのだとミヒに伝えたとき、当惑した母親が手に持っていたコーヒーカップを落したのだった。どうしてもその姿が眼に焼き付いて離れない。そう言えば別荘でもおかしかった。ミニョンが水に溺れたときの話や、ユジンが春川(チュンチョン)で高校に通っていたと知ったときの驚きに満ちた眼も……。

――なぜだろう。

ミニョンは、ミヒのそんな行動が気になってなかなか寝付けなかった。

(p37)

ミヒ、嫌い。

ホテルも嫌い。

ホテルは、ミニョンの父親である正体不明のイ氏の象徴だろう。

(終)

 

 


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