漫画の思い出
花輪和一(30)
『赤ヒ夜』(青林堂)
『猫になりたくないから』
〈猫になる〉というのは、〈娘が悪い父親に凌辱される〉ということらしい。
娘は死んだ母親を慕っていて、菩薩みたいなのが現れて助かりそうになる。でも、助からない。
〈生きている悪い父親〉と〈死んでいる良い母親〉の関係が怪しい。作者は、〈生きている悪い母親が息子を虐待する〉という物語を隠蔽したいらしい。父親は替え玉だろう。
「静かな所が良いのですよ」と娘は呟く。「所」は唐突。
(30終)
漫画の思い出
花輪和一(30)
『赤ヒ夜』(青林堂)
『猫になりたくないから』
〈猫になる〉というのは、〈娘が悪い父親に凌辱される〉ということらしい。
娘は死んだ母親を慕っていて、菩薩みたいなのが現れて助かりそうになる。でも、助からない。
〈生きている悪い父親〉と〈死んでいる良い母親〉の関係が怪しい。作者は、〈生きている悪い母親が息子を虐待する〉という物語を隠蔽したいらしい。父親は替え玉だろう。
「静かな所が良いのですよ」と娘は呟く。「所」は唐突。
(30終)