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マイナ保険証へのインセンティブ

2024-06-26 | クリニック・事務長

みなさま、こんにちは。

昨日のワイドショーでも話題に出ていましたが、マイナンバーカードのお話。

政府は、必死にマイナ保険証利用を促しています。

昨日、厚労省から届いたメールです。

              

2024年5月より「保険医療機関・薬局に対するマイナ保険証利用促進のための一時金制度」が始まっており、2023年10月の利用率を起点として、2024年5月~7月のいずれかのマイナ保険証利用人数の増加量に応じ、最大10万円(病院は20万円)を一時金として支給することとしておりましたが、マイナ保険証利用促進のための一時金の支給額を、最大20万円(病院は最大40万円)に変更することといたしました。

 

            

 

当院でも、先月分の診療報酬請求の際、マイナ保険証利用促進のために、

患者さんに問いかけをしているか? 掲示物を貼っているか?など、

医院として努力しているか否か、つまり政策に協力しているかどうか、の回答が求められました。

上記の助成金を受け取るには、これらの指示をきちんと遂行していなければダメ、ということのよう。

担当のスタッフから、「どう回答したらいいですか」と連絡があったので、「正直に答えたらいいよ」と返事。

つまり、利用数の増加量があったとしても、当院は「助成金を受け取る権利なし」なのです。

 

患者さんへの啓発や対処への時間的余裕がないこと、拒否反応を示される方もいらっしゃること、などの理由で、

当院では、マイナ保険証をお持ちかどうか、やんわりとお聞きする程度にとどまっています。

医療機関の中には、アナログの保険証が無くなって、一斉にマイナ保険証に切り替わると、

受付に時間がかかって大変なことになるので、今から分散しておく必要がある、というところも。

そうです、以外と認証確認には時間を取られるので、確かにあり得ます!

 

             読売新聞オンライン

        保険組合によって、有効期限は異なり、資格証明書が発行されるなどの措置もある

 

「個人情報って、誰のもの?」と、今朝のワイドショーで玉川さんがお話していましたが、

「渡したくない情報は、渡さなくてもいい権利がある」という解説には、多くの方が頷かれたのではないでしょうか?!

 

デジタル化を進めないと、日本は世界から取り残されてしまう、という危機感もわかる。

かと言って、個人情報がこの一枚に凝縮されるというのは、その安全性が担保されないと、

「ちょっと無理」という意見が多いのではないかしら、と思ってしまいますね。

難しい~!

 

ところで、6月から低減税率が始まりました。

今月は市町民税がほとんど0ということもあって、税負担が少なく、

確かに、働く人が少しはやりがいが感じられるような、嬉しい数字となりました。

ず~っと続くといいのに…。

そういうわけにはいかないのは、わかっておりますが…。

 

みんなの血税、ぜひとも大切に使ってくださいね~!

 

PS. 昨日の続きは、また明日にでも…。

  医療経営士1級の受験エントリ―受付が7月1日(月)から始まるそう。

  勉強の続きも、おいおい綴っていきたいと思っています。


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