医療経営士のブログ

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第3のお母さん

2024-05-25 | クリニック・事務長

みなさま、こんにちは。

一昨日の、「典型例は私」のお話を。

 

開院当初から、ずっと事務系の業務を担い、私達を指導して下さった方がいました。

他院で看護婦長をされながら、なおかつ事務職にも精通されていた方で、

その医院を定年退職後に、当院に来て下さったのです。

 

          花キューピット

 

今は、ご高齢になられていて、当院を退職されてだいぶ経ちますが、今でも私たちの事を気に掛けて下さっています。

御主人さんも、当院の休診日には、

ちょっと壊れている部分を修理して下さったり、駐車場のペンキをきれいに塗って下さっていたり…。

それこそ、「直したよ」とも、何もおっしゃらないので、誰も気が付かないままでした。

ある日、休診日に用があってクリニックに行った時、

ご主人さんが黙々と作業しているのをお見かけして、初めて知ったのです。

ご夫婦お二人が、そんなお人柄です。

 

昔、その方と一緒に仕事をしていた頃、いわゆる月末、月初めのレセプト業務の時のことです。

当時は、ひと月のレセプト枚数が2000枚以上になることもある状況で、

レセコンはあれど、今とは違って、集計には電卓も使いながらの大変な手作業でした。

これだけの数をこなすには、かなりの根気が必要なのですが、その根気が私には足りない!

だんだん嫌になってくるのです…。

でもその方を始め、みんなは黙々と作業しているので、自分だけ投げ出すわけにはいかない…。

 

けれど、違う場面で単発的に何かをやる、という業務の時には気合が入る私なのです。

その方が私のこの様子を見ていて、「チヤガールみたいやね~」と。

まさに「言い当てて妙!」。

ほんとにうまい事言うなあ~、と感心しきりです。

その時、根気作業が苦痛で苦痛で仕方なかった私の気分を、ユーモアで和らげてくださったのを思い出します。

 

             

 

いろんな失敗をやらかしてしまう私は、院長や他のスタッフにどれだけ助けてもらっているか、わかりません。

自分ができることはきちんとやる、自分にしかできないこともあるだろう、

でも、自分ではできないことがある、それは素直に助けてもらおう、と日々思っています。

スタッフに対しても、同じ思いです。

だって、完璧な人はいないのだから、自分ができることは精一杯頑張るけれど、

出来ないことはお互い助け合う、補い合えればいいのだと。

 

開院当初から、いろいろなことを教えて下さったその方は、私にとって「3番目のお母さん」だと勝手に思っています。

生みの母と、その母が教員だったので幼児期まで私の面倒をみてくれた2番目の母、

そして医療の仕事と根気強さを教えてくれた3番目の母が、その方です。

お母さん達、これからも長生きして下さいね!

 


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