みなさま、こんにちは。
昨日の続きを…。
ここのところ、ある介護施設で2カ月に一度行われる報告会議に、何度か参加する機会がありました。
法令で義務付けられている、運営推進会議なのだと思います。(すみません、よく知りません…)
会議の中で、入所者のご家族が話されたのが、その施設と義母が入所していた他の施設との大きな違いについてでした。
それは、私が先日訪問した介護施設での「匂い」、についてお話したのがきっかけです。
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ご家族のお話:
ここは介護保険が始まった頃から運営されているので、かなり年数も経っている施設ですが、
たとえ突然の面会であっても、「いつでもどうぞ」とウェルカムですし、いつ来ても「匂い」など全くありません。
(もちろん、面会はコロナ禍以外のときです)
一方、義母の施設は、面会の度に必ずスタッフの人に、「トイレに連れて行って下さいね」と言われるのです。
足腰が弱って車椅子になっている義母を抱えるのは難しく、失敗させてしまうこともあり、
面会に行くのがだんだん億劫になるのです。
中には、義母に「今のうちに行っとかないと、今度はいつトイレに行けるかわからない」とまで言う人もいて…。
参加していた社会福祉協議会の方が、「施設によって、本当にかなりの違いがあります」と、言われました。
「匂い」については、「スタッフの皆さんは、多分マンネリ化してわからなくなっているのでしょう…」とも。
これが、いわゆる、それぞれの施設に根付いている組織風土、文化の違いなのだろうと思いました。
それを変えていくのは難しいと、よく言われます。
大企業でさまざまな不正が露呈する時、「こんな立派な企業が、なぜこんなことしてるんだろう」と、不思議に思います。
最初は違和感があっても、一旦その中に埋没すると、見えなくなっていく…。
ただ、それが「好ましい文化」であったならば、「好ましい文化」として、その通りに引き継がれていくということです。
当院では、20年以上勤務してくれているスタッフ、10年以上のスタッフを合わせると、約3分の1になります。
長く勤務し、当院の歴史を築いてくれているスタッフに感謝すると共に、
その後新たな仲間として加わってくれて、同じように歴史を引き継いでくれているスタッフにも感謝です!
これからも、院長と共に、「患者さんから求められ続けるクリニック」であるように、頑張って欲しいですね!
存在感あるアマリリス咲いてます!