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電カル!

2024-03-27 | クリニック・事務長

こんにちは。

        厚生労働省より

 

今年の診療報酬改定でも、「医療DX等による質の高い医療の実現」が掲げられています。

とにかく、医療DX! 医療DX! 医療DX! … と叫ばれている今でも、

当院は、無床診療所をされている、他の多くの昭和世代ドクター方同様、電子カルテではありません。

           

 「先生が患者を見ずに、パソコンの方ばかり見て診察が終わる」

 「○○病院みたいに、サイバー攻撃やウイルス感染があったら診療ができなくなる」

 「タッチ一つで、名前が似ている薬剤を間違えたら大変だ」

 「手書きで書きたい図や情報が難しいだろう」   

 「結構な費用がかかるけど、まだまだ進化するだろうから今じゃない」 

 「結局、使いこなせないんじゃないか やっぱり紙が安心!」       …などと。

当院長も、電子カルテのマイナス面の心配ばかりが先だって、なかなか導入に踏み切れません。

 

実は、先日「電子カルテ」を見る機会がありました。

院長は、定期的に同級生ドクターの眼科クリニックに通院しているのですが、

その待ち時間に、看護師さんから少しレクチャーしてもらったのです。

その先生は、無床診療所でありながら、早くから国際規格ISO9001認証を取得して、先進的な取り組みをなさっています。

もちろん、電子カルテです。

 

現在のものは、以前の電子カルテの不備な点を改良されたそうで、とても使い易くなったと言われていました。

いろいろな説明を聞いて、院長も上記したような心配事が、少し軽減したかもしれません?!

 

NECが、この4月から、生成AIを搭載した電子カルテを、国内で初めて発売するそう。

カルテに記された診療情報をもとに、紹介状や退院サマリーなどを自動で作成してくれるとか。

文書作成時間を47%削減出来るので、医療従事者の負担軽減になり、4月からの医師の働き方改革にも対応できると。

きっと、他にもすご~いことをやってのける、「“優れもの” に違いない!」 と思いたいですが…。

「2028年までに100施設利用を目指す」とありますので、

その評価は、2、3年後ぐらいに私たちの耳に入ってくるでしょうか?

しかし、それから、またさらに進化したAIが登場して…となると、なんだかエンドレスのような…。

 

人口減に備えて、国民のビッグデータを集積して、医療費を削減して、健康寿命を延ばして… を目指す国の方針で、

どんなに小さい診療所でも、数年後には確実に「電カル」を導入せねばならなくなるでしょう!

その時こそ、本気の覚悟が必要ですね!   

   

           春~、春~、と浮かれてるどころではありませんよね。

 


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